おはようございます、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。
独立後のために事務所のHPをコツコツと手を入れて作成していますが、ふとまたこんなことを考え始めました。
どこまでの営業戦略を立てるべきなのか。
というのも、独立後の営業についてイロイロと考えておりまして。考え方を整理し、まとめるためにアウトプットしますのでお付き合いくだされば幸いです。
自分がやる営業を考える
年明け以降は独立して開業するのですが、今の事務所からお客様を引き継ぐ予定はありません。
今の業務が相続中心で単発・スポット業務が中心であること、あといわゆる「のれん分け」というのはしないという事務所の方針があります。
つまりはゼロベースでスタートということ。
今のぼくにある営業に関する武器は、「ブログ」これだけです。
心もとないと言えば心もとないですが、そうも言ってはいられないので、異業種交流の朝活に参加したり、士業の方にご挨拶したり、創業塾に参加したりということを行っています。
営業というと苦手意識がある士業の方も多いかと思いますが、ぼく自身はやってみなけりゃわからんぞ、というマインドです、今のところは。
とにもかくにも独立後は営業活動に注力する必要があるというワケです。
無料のモノから有料のモノにいかに上手く導線を付けて、お客さんを誘導していけるか、そこにかかっているのかなと思います。
ただ、ぼく自身もたまに営業をかけられることがあるのですが、ガンガンこられたり、DMを送ってこられたりというのは苦手なので、自分が苦手に感じることは営業でもやらないつもりです。
やらないことリストに記載しておく必要があるでしょう。そうなると自然と選択肢は狭まってくるのかなと。
自分が税理士としてキチンと提供できるものでお客さんの役に立てることをキッチリとこなしていく、その先に信頼されるという関係が醸成されると考えています。
どんなお仕事もそうかと思いますが、特に税理士の場合は信頼感というのはキーになるような気がしています。
お客さんを紹介するにしても、されるにしても信頼していないと紹介できないわけです。
コミュニケーション能力を磨きつつ、よく聞ける税理士になって、お客さんのお困りごと・悩みごとをよく聞き、一緒に考え解決していけるように寄り添える税理士を目指したいなと。
インとアウトのバランス
人間に限らず生物というのは細胞というかシステムが維持されるためには栄養を取り込んで、排出しています。
ぼくが好きな生物学者の福岡伸一さんが著書で書いておられます。
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難しいハナシではあるのですが、簡単に考えてみるとインとアウトのバランスが調和がとれている状態とお考え下さい。
一見すると化学的には停止しているように見えても、常にインとアウトのバランスが取れているので、動いていないように見えるだけで常に動いている、動的に平衡が保たれている、ということを指しています。
ぼく自身の営業活動も同じかなと。
インとアウトが動的に平衡が保たれていないと、入ってくるばかり、または出ていくばかりでそのシステムが維持できません。
インというのをお仕事の依頼、アウトというのを契約解除と考えるとインが増えすぎるとぼく自身のキャパを超えてしまいますし、アウトが多いとメシが食えないわけです。
また仕事の中身、という意味でも同じです。
積極的にやりたい仕事とそうではない仕事があるとして、そのバランスは最初のうちは保てないでしょうが、年数をかけ種まきをしていくことで仕事の中身、やりたい仕事のバランスというのも変化していきます。
売上ベースで考えてみると
定期的な顧問業務の売上が800万円で、相続に関する業務の売上が200万円、トータルで1,000万円と仮に考えます。
それが数年後にどうなったかを見てみると
定期的な顧問業務の売上が200万円で、相続に関する業務の売上が800万円、トータルは1,000万円になったと仮定しましょう。
外から見ると1,000万円という売上金額は同じですが、中身が違います。
1,000万円の売上の中身が徐々に変化して=動的、1,000万円の売り上げが維持される=平衡、という状態が生まれています。
仕事の仕方、やり方、中身について「動的平衡」な状態をどれだけ維持できるか、それはもはや成長戦略とは言えないのかもしれません。
でもぼく自身はメチャクチャ稼ぎたいというわけではなく、仕事とプライベートのバランスをうまくとれる仕事の仕方をしたいなと考えています。
まとめ
ぼくは福岡伸一さんの著書がとても好きで、この「動的平衡」の考え方もとても好きです。
一見すると生物学のハナシが税理士や仕事のことにどうつながるか分からない部分でもあるのですが。これが読書の醍醐味と言ってもいいのかなと。
実際、動的平衡というワードもブログを書いているときに思い浮かびましたし。
動的平衡を目指してコツコツやっていきます。