本を「読む」ということにこだわりのある方もいらっしゃるでしょう。
ぼくは紙媒体が多いですが、電子書籍もたまに買って読みます。
先日からTwitter上でAmazonが提供しているAudible(オーディブル)がキャンペーンをやっていて、本を「聴く」という体験が手ごろにできると目にし、さっそく1週間体験してみたのでレビューします。
キャンペーンの概要
AudibleはAmazonが提供するサービスで、「本の朗読を聴ける」というもの。
それ以上でもそれ以下でもないです。
で、そのAudibleで今キャンペーンをやっていてそれがSNS上でもアツくオススメされているキャンペーンですが、正確に言うとキャンペーンメガらしいです(笑)
概要としては
2018年10月24日から12月12日までに、Audibleのアプリを登録して無料期間30日の間に、一日5分以上聴けば50ポイントのAmazonポイントが付与される、というもの。
要はタダで本を聞くという体験ができてなおかつAmazonポイントがもらえると。
最大で1,500ポイントがもらえるとあってかなりお得感が強いキャンペーンです。
このキャンペーン、実はAmazonプライム会員だとポイントが倍です。
最大で3,000ポイントが付与されるので、それなりに大きいと言えば大きい。
電子書籍のマンガなら500円のものを6冊ゲットできますし、3,000円ならそこそこの使い道を思いつけるかなと。
ただし注意点として、
「無料の30日間の期間を過ぎて登録していると自動で月額1,500円の有料会員に切り替わってしまう」ので、継続するつもりがなければ解約しておきましょう。
※Amazonプライム会員の特典で無料になるわけではないのでそこはご注意を。
さらに言うとAmazonプライム会員になったことがない方は30日間はトライアルでプライム会員になれるので、Audibleとの合わせ技も可能ということになります。
どっちも無料でポイントが倍になるならやっておいて損はないかなと。
Amazonプライム会員の登録も無料期間を過ぎると自動的に有料会員(月額400円)に切り替わるのでこちらも継続するつもりがなければ要注意です。
ちなみにぼくはAmazonプライム歴が10年の古参組です。
Amazonクラシックカード(クレジットカードで利用に応じてAmazonポイントが加算されます)で買い物して、Amazonプライムビデオ(FireTVStickを持っています)を楽しみ、家のモノでも重たいモノ(ペットボトルのお茶とか)はAmazonで頼むヘビーユーザー。
それはさておき、ぼくがAudibleを試したレビューをここからはお伝えしていきます。
ちなみに聴いた本はこちら
↓
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
日本を代表するトップジャーナリスト池上彰氏と、日本を代表するインテリジェンス佐藤優氏が対談形式で新聞や雑誌の読み方、ネットなどとの付き合い方、情報収集の仕方をアドバイスしています。
今思うと本のチョイスが悪かった、かな?(笑)
オススメの使い方
ここからは「本を聴く」というのがどんな人にオススメなのかを体験を交えてお伝えします。
まずは乗り物酔いしないということ。
ぼく自身、車の運転をしているときは酔わないんですが、自分で運転していない時に本を読むとかなりの確率で酔います。
これは本に限らずスマホで文字を読んでいても酔うので、三半規管が弱いのかもしれませんが。
先日雨の日に通勤でバスを利用しました。バスの中って、酔いやすいぼくはとってもヒマです(笑)
ボーっと外を眺めているだけでなにもしていない。
そんなときにAudibleがあれば「本を聴く」ことができます。
「本を聴く」ぶんにはぼくは酔いませんでした(当たり前と言えば当たり前か?)
これは自分がクルマを運転している時にも同じ効果を得られます。
電車移動だと本を読んだり、受験生時代は勉強をしたりが可能でしたが、クルマを自分で運転しながら本を読んでいるとしょっ引かれます。メチャクチャ危ないですからそれはやめましょう。
でも、音声で流れてくるものを聞き流す(どっかの英語教材みたい(笑))ぶんには全く問題なく、むしろ運転中の時間も無駄にしてないぞっていうポジティブな気持ちが持てます。
なので何かをし「ながら」、とくに運転など本を読み「ながら」が難しい場合には、耳で本を読めるAudibleがオススメです。
ぼくは通勤のバスの中で、車の運転中に、家の家事をしながらきいていましたが、コマ切れでも結構聞けるもんでした。
ながらで「本を聴く」というのは新しい発想と言えば発想です。
Voicyというサービスがありますがあれはボイスメディアと呼ばれるラジオの一種類です。
オウンドメディアとして結構盛んに行われていますが、あくまでボイスメッセージの一つで本を聴くものではありません。
細切れ時間をつかったり、本来は本を読むことができない時間=運転中などに本を読める、「本を聴く」ことができるができるので、細切れ時間が多い方にはオススメです。
オススメしない点
ではあまり語られていないデメリットについても語ります。
ぼくが一番気になったのがズバリ、スピードです。
ぼく自身はそれほど本を読むスピードが早いかと言われると普通ぐらいと自覚していますが、それでも読んだほうが早いと感じています。
前述の試しで読んだ「最強の読み方」ですが、Audibleだと7時間超です。
再生速度を速くすることもできましたが、なんか違和感があってなじみませんでした。
コレはぼくが慣れていないだけかもしれません。
読んでいると飛ばしている部分というのは多少なりともありますが、Audibleだともちろん全部読み上げます。試しの本のチョイスが悪かったと感じたのは実はこの部分なんですね。
というのも、前述しているように池上彰氏と佐藤優氏の対談形式です。
つまり、目で見ている=本を読んでいるとどちらの発言かわかるのですが、耳で聴く分にはそれが分からないので、いちいち「池上」「佐藤」「池上」「佐藤」となってしまう。
ぼくにはコレが非常にツボにはまってしまって内容が一部入ってきませんでした(笑)
なので対談形式の書籍はあまりAudibleに向いてないような気がします。
そしてもう一つAudibleの弱点があります。
それは書籍にメモしたり書き込んだりするタイプの人は当たり前ですが本には書き込めない、ということです。
ぼく自身はAudibleを聞いて運転しているときはやりませんでしたが、気になるコト、参考になるコトは、iPhoneのメモ機能でメモしていました。
オススメの本とかアプリとかを結構お話してくれるのですが、メモがしづらいことこのうえなく。
本に書き込みたいひとはAudibleはオススメしません。
まとめ
まとめておくと。
オススメするのは、ながらで本を読んでみたい人、車酔いする人、新しい体験がしたい人にはAudibleはオススメです。
そしてオススメしないのは、毎日ある程度本を読んでいる人は読んだほうが速い、本にメモをしたい、そういう方にはオススメしません。
ぼく自身は新しい体験をしたいと思ってAudibleを体験してみましたが、読んだほうが速いと自分では思いますし、あまり細切れの時間が自分自身にないので活用の場を見いだせていません。
Amazonポイント目当てでも全然問題ないと思いますので、無料のうちに体験してみてはどうでしょうか。それなりに月額費用がかかりますので継続しないつもりなら忘れずに解除しておきましょう。