こんにちは、京都の所属税理士takasagoです。
今の勤め先に転職してきたのは、ぼく自身が税理士になるためキャリアアップのためでした。
転職・キャリアアップに対してエネルギーは必要か、考えてみました。
エネルギーは正でも負でもあればあるほどいい
ぼく自身は大学に入るのが遅かったので、新卒での就活を始めた年がリーマンショックの翌年という、かなり厳しい状況でした。
去年までとは打って変わって、3歳年下の同級生がかなり就活に苦戦しており、年齢もうえでかつ昼間は派遣会社で働いていたぼくにはもっとハードルが高く、相当に苦戦しました。
商学部で税理士の勉強もしていたので、税理士法人や金融機関(熱心に受けていたのがネット証券でした)、大手企業の経理部なんかを受けてはいましたが箸にも棒にも掛からぬ状態で4回生の年越しを迎えてしまいました。
年越し後に大学からの紹介で医療法人を受け、内定をもらいバタバタと就職した状態です。
要は自分の希望とは異なる業種、まったくマークしていなかった想定していなかった業種に飛び込んだわけです。
最初のうちは慣れないことも多く、またイロイロなことが新鮮でしたがそれも半年ぐらいでした。
それでも税理士試験の勉強を続けられたのは、現状を打破したい、その一心で法人税法の勉強をしていました。
病院の医療事務というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
病院は完全に資格社会です。医者、看護師、薬剤師、理学療法士、放射線技師、管理栄養士、さまざまな資格をもった職員が活躍していますが、医療事務だけは資格がなくてもできます。
それゆえか給与も他の職種に比べると少ないですし、クレーム対応の最前線に立ち、またイヤな患者さんの対応をし、という精神的にも相当に辛くぼくには感じました。
また当直していると亡くなられたかたの見送りがあったり、ひとの生き死にを否が応でも見なければならない。
ぼくにはその覚悟が足りなかったのかもしれませんが、医療事務として勤務しているときはとにかく法人税法を合格して早く転職したいという思いが強烈でした。
当時のぼくは税理士になりたいからではなく、医療法人から転職したいから勉強していたようなものです。
完全に当時の状況から脱却するために勉強していたので、後ろ向きと言えば後ろ向きですが、ぼくはそれでもイイと思っています。
税理士になりたいからという純粋な気持ちも大切ですが、現状を打破したい(ぼくの場合は法人税法に受かって早く転職したい)というエネルギーのほうが強いとぼくは思います。
当時は、法人税法を取れれば必ず道が拓けると、自分の望むような転職ができると信じ切っていました。周囲に税理士を目指す人もおらず、税理業界のコトも何も知らず、会計業界未経験にもかかわらずです。
純粋にキャリアアップのための転職でもエネルギーは正でも負でもあればあるだけ良いとぼくは思います。結果的に税理士になるためには2年の実務経験が必要ですから、他の人から見ればぼくはキャリアアップで転職したように見えていたでしょう。
でも実は、内面では強烈に転職したいという感情をエネルギーにしていました。
前につき進めるならどんな感情でもエネルギーにしてしまえばイイかなと。
今のエネルギーはどうか
今、独立まで一か月をきり、どういう感情がエネルギーになっているかというと、見返してやりたいという気持ちが半分、やりたいようにやりたい後悔したくないという気持ちが半分です。
前述のように税理士になる時には負のエネルギーをたくさん利用しましたが(笑)、独立に向けてはどうかというと、正負半々といったところでしょう。
見返してやりたいというのは、独立するコトを事務所で言ったときに、お前には早いムリだという主旨の話をされたからです。
今に見とけよという思いがその時から沸々とわいてきています。
人は褒められると伸びる人と、叱られると伸びる人がいると言われますが、ぼくは両方かなと。
誰でも褒められたら嬉しいモノです。一方で叱られると投げやりになったり、自尊心が傷ついたりするのでしょうが、ぼくの場合はナニクソってなります(笑)
でもこの見返してやりたいというエネルギーは、すぐになくなりそうです。独立してしまえば良くも悪くもひとりですから、周囲でお付き合いする人を選べると言えば選べる。
そうなると比較的あっさりしているほうなので、すぐにそんな感情は忘れてしまいそうです(笑)
見返してやると言っても売上や利益を言うわけにもいかないでしょうし(笑)
自分は自分というスタンスに早い段階でなりそうなそんな予感がしています。
そしてもう一つのやりたいようにやりたい、後悔したくない、という感情は長続きしてくれそうです。
こちらの感情はブログをはじめた当初からありました。
ブログ自体が誰に言われるでもなく、自分で決めて始めたこと。
そしてとりあえず発信し続けることを自分に課して継続してきた結果、ぼく自身はもっと続けられるとイイなと思っていますし、もっとやりたいようにやりたい。
そんな思いが積み重なってきました。
税理士業についても同じく、もっとお客さんのお困りごとにフォーカスした形で税理士をやりたいなと考えるようになりました。
そういう思いがあるとやはり組織に属しているより、ひとりになってみるという選択肢を自然に選べたように思います。
要はやりたいようにやってみたくなったので、(もし後悔するなら)やらないよりやって後悔したいなと。
まとめ
税理士試験を突破するのも、独立するのもぼくにはエネルギーが必要でした。
外的事情でも内的事情でもどちらでもいいので、感情をうまくエネルギーにしてみましょう。
ぼく自身は何かをやり遂げるのにモチベーションはどんなものでもイイと思っています。