おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。
今日は4月1日、多くの企業で入社式が行われるんでしょう、フレッシュなビジネスパーソンがたくさん街にあふれることだろうと思います。
自分自身が新社会人になったときのことを思い返してみます。
入社式あれこれ
正社員としての勤務は前々職の医療法人が初めてでした。
それまではアルバイトや派遣社員だったので正社員としての身分に少し憧れがあったのは事実です(笑)
入社当時は大学に入るのが遅かったのもあり、同期入社の方と3つ年上でしたが、敬語はナシでいこうということで今でもフランクな関係です。
当時のぼくは医療業界に全く詳しくなく、また就職活動の開始がリーマンショックの翌年で、夜学ということもあり自分の希望の職種ではありませんでした。
第一希望はネット系の証券会社、金融機関、その次はメーカーの経理、さらにその次に税理士事務所という優先順位で就職活動をしていましたが箸にも棒にも掛からぬ状態で。
結局は大学4年生の正月を超えてから医療法人に内定滑り込みという感じでした。
意外に思われるかもしれませんが税理士事務所の優先順位が当時は低かったんです。
というのも、税理士事務所に新卒で入るケースが多くないコト、専門学校の学生さんが多いというイメージ、あとは忙しい業界と聞いていたので法人税法を取ってから転職しようという作戦を立てていました。
結果的には医療法人に勤務しているときに法人税法に合格して前の事務所に転職したのですが、法人税法に合格しているコトの強みはかなりあったようで転職活動に苦労した記憶は全くと言っていいほどありません。
もし今から税理士を目指すならば法人税法か所得税法に合格してから税理士事務所に就職して実務を経験したほうがイイかなというのがぼくの個人的な考えです。
法人税の申告書を作る実務経験と法人税法に合格するまでの時間を天秤にかけた時、税理士事務所にもよりますが税理士業界に入ってしまうと勉強する時間が確保できなくなる可能性が非常に高いです。
実務経験がなくても税法科目は合格できるとぼくは思っているので、参考になれば幸いです。
それはさておき、医療法人に就職したぼくには医療事務に関する知識は皆無でした。けれどもまずは仕事を覚えて一刻も早く給与に見合った仕事ができるように、という思いが強かったように今では思います。
医療事務に関する本を読んだり、いわゆるレセプト認定試験の勉強をしたり、税理士試験以外に勉強をする時間を確保するようにしていました。
勤務時間外で自分の仕事に関する勉強を進めておくと仕事に関する理解も早いですし、専門知識が必要な仕事ならば勉強する時間は必須です。それはどんな仕事でも同じなのかなと。
まずは与えられた仕事をこなし、勉強をし、自分のキャリア・働き方を考えてもらえればと思います。
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よく読んでいた本を参考までに
社会人になったときによく読んでいて自分の仕事観や働き方にいい影響を与えてくれた本をご紹介しておきます。
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ライフネット生命というネット生保の会社を立ち上げた方の書籍で、一年目としてどんなことを意識すればよいかが簡潔に言語化されています。めっちゃオススメです。
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度々ご紹介していますが、元トリンプの社長さんで19期連続の増収増益をけん引した吉越浩一郎さんの著書です。読めば元気になれます。
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資産運用のプロフェッショナルである山崎元さんの著書です。自称転職のプロということです(笑)
とりあえずこの三冊をオススメしておきますが、本屋さんに行けば新社会人向けコーナーが大きな書店さんであればこの時期展開されているハズなので、気になるモノを手当たり次第に読んでみればイイかなと思います。
先輩や同期と飲みに行くこともコミュニケーションかもしれませんが、これからの自分自身のキャリア、働き方については自分自身で見識を広げたほうがイイと思います。
しょせん、先輩や上司はその会社にどっぷりつかっている人ですし、尊敬できればもちろんいいですがそうでない場合もあることを肝に銘じておきましょう。
働き方に関する法律も施行されますし、自分自身のキャリアを見つめる、充実させる時間をぜひ持ってもらえればなと。それは独立に限りませんし、ぼんやりと考え始めるのがいいでしょう。
まとめ
仕事の仕方は様々ですが、多くの方が会社に勤めて給与をもらう働き方を選択します。
自分自身の働き方は仕事をしていくうちに、時間を重ねるうちに変わりゆくものです。ぼく自身も税理士として独立するということは新社会人になった当初は全く思い描いていませんでした。
そういう意味でもぼんやりと考え続けているとイメージがつかめるときが来るのかなと思います。
コレは自分自身への戒めでもありますが(笑)