確定申告のことを今から考えておく

2021

2021

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

もうすぐ2020年も半分が過ぎようとしていますが、年初において今こんな状況(新型コロナウィルスの影響による諸々)になるとは露ほども想定しておらず。

ただ、もうそろそろ対症療法は終わりにして、次のステップを考えていきたいところではあります。

めちゃくちゃ早いですが来年の所得税確定申告のことを今から考えてみます。

 

目次

2019年分の振り返り

よくよく考えてみると今年の分の振り返りもキチンとできていなかったかなと。

 

今年の確定申告は申告期限が延長されるというほとんどない事態が発生しました。申告期限が延長することってそうそうありません(大きな災害があったときぐらいです)。

 

ぼく自身は件数でいうと

2018年分申告→5件

2019年分申告→13件

ということで件数自体も増えました。売上金額についてはおよそ600%増となっています。

 

件数の内訳もほとんどが事業所得でしたし、給与+ふるさと納税とかそういうライトな内容の申告がほとんどなかったので、なおさら業務量としては増えていたかなと。

 

仕事の時間としても母の入院を差っ引いても相当増えていましたし、確定申告の時期に相続税の申告をひとつ完了させていたので、時間的な余裕は全くありませんでした。

忙しくさせてもらっている間にあれよあれよと新型コロナウィルスの影響がどんどん拡大していったような印象です。

 

去年の11月ごろから事業所得の方は確定申告のご案内を差し上げて、事前に資料回収もはじめ、入力などがあれば年内で始めていたのはとてもよかったなと。

今年の忙しさを考えると前倒ししていないと確実に3月17日以降の期限延長後に申告を引き延ばしている可能性もありました。

 

また、期限延長されたということでその後に申告の案件が2件、申告内容としては4件分が来ています。1カ月延びたからお引き受けできたのですが、これが申告期限1週間前とかだとさすがにきつかったかなと。

 

事前にご案内をして資料をお預かりできればまだ件数については何とかなりそうです。

お客様への報告やご面談、資料の返却も3月の初旬にはほぼ完了していたのでその点も事前にこの時期にお返ししようと決めていて、それも出来たのでよかったかなと。

 

今年の確定申告の振り返りとしては

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  • 前倒しで事業所得の方から資料をお預かりできた
  • 申告完了・返却期限を早めに設定しておいた

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ことが良かった点で、これがあったからこそ家族の入院にも多少なりとも対応ができたのかなと。

ひとりでやっている限り、これ以上仕事をお引き受けできる状態ではありますが、イレギュラー対応を考えるとこのあたりが限界に近いかもしれないなと、今にして考えています。

 

ご依頼があるとお引き受けしてしまいがちなのですが、そろそろキャパシティーの天井を見定めないと、他の業務にも影響してくる可能性があります。

 

コロナウィルスの影響で延期になっていますが、確定申告期限の土曜日には札幌でセミナーをやろうと考えていましたし、それが可能なぐらいのスケジュール管理をしておかないといけないのがぼくにとってはプラスに働きました。

 

期限設定は余裕を持ちつつ少し頑張れば達成できるようにスケジュールを組みたいところです。決めておくのは大事だなと改めて感じています。

 

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2020年分に向けて

2020年分に向けて2019年分でうまくいったことはもちろん取り入れたいですが、今後できることはあるか考えてみましょう。

 

今年は4月に入ってから新型コロナウィルスの影響が深刻化していたのでお客様との面談は、まだお目にかかって行うことが可能でしたが、さて今年の秋冬から来年の申告期に向けてはどうでしょうか。

 

新型コロナウィルスの第2波がくるかどうか、正直なところわかりませんが、税務調査と同じく「来るかもしれない」と思って対応するのと、「こないだろう」と思って対応するのではその内容が大きく異なってきます。

 

例えば確定申告のお客様でもリアルでの対面に抵抗感がある方はいらっしゃるやもしれません。

フェイスガードやマスクなどを対応するのか、オンラインと郵送やデータのやり取りだけで完了させるのか、自分が推奨したい方法を決めておく必要があります。

 

ぼくのお客様でもお子さんがいらっしゃったり、ご高齢の方がご家族にいらっしゃったりそれぞれの事情があるわけですから、そのあたりは最大限に考慮するべきでしょう。

 

仮にオンラインだけで完了させようと思うとお客様側にも準備が必要ですからそこを含めたサポートの必要性も感じています。

資料についてもスキャンしたものをデータでいただくのか、資料そのものをやりとりするのかで大きく負担が変わってくるでしょうし、いきなり言って変えられるものでもありません。

 

こちらがこうしてほしいなと思う方向性に上手にリードしていくことも時には必要ですが、それが独りよがりにならないようにバランスを取ることも必要です。

 

逆にオンラインだけで完結させようと思うとハードルとしては、本人確認が困難になる可能性も感じています。

というのも、例えばZoomを使って面談をする際に、相手側がカメラをオンしていないと誰と喋っているのか特定するのが困難になります。

 

相手の顔を見ないで申告書を作る、というのは多少なりともリスクがあって、相手が本当のことを言っているのか判断する材料が少ない気もしています。

自分の勘を全面的に信用しているわけではないのですが、会ってみて初めてこの人の依頼は断ったほうがいいかもしれない、と言動や雰囲気から感じることもあるでしょう。

 

身にまとう空気から何かを感じられるほど鋭敏ではありませんが、そこは自分の勘を信じたいというのもリスクマネジメントとしては重要かなと。

何をもってリスクを感じるか、どうガードをかけるかというのは独立してからことさら意識するようにはなりました。

 



まとめ

2020年分の確定申告時期は滞りなく済ませつつお客様のために使える時間をもっと増やしていきたいなと考えています。

そのために自分ができることをしっかりと棚卸してどう対応するか、今のうちから考えておくことが必要ですね。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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