業界用語をなるべく使わないコミュニケーション

伝言ゲーム

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

同業と話していても通じるいわゆる業界用語のようなものも税理士業界にはあります。それをもちいてお客様と接すると???となってしまうこともあるので注意するようにしています。

円滑なコミュニケーションのために業界用語をなるべく使わない工夫を考えます。

 

目次

よく使ってしまう業界用語

独立前はそれほど意識することが正直な話なかったのですが独立してからは以前よりも意識するようになりました。

 

ぼくがよく使っていたのが「決算がかたまる」「数字がかたまる」「丸い数字」というこの3つ。

 

顧問業務のお客様ですとこの「決算がかたまる」という表現をよく使っていました。決算が確定するという意味で使用していたのですがフリーランスの方や法人設立してすぐのかたには通じていないこともあり、伝わっていないのを雰囲気で察して言い直すようにしていました。

 

言い直すぐらいなら最初から言い直した後の用語を使ったほうが円滑でしょう。

 

数字がかたまるという表現もそうですし、丸い数字という言葉もなんだろうという雰囲気になることがしばしばありました。

(丸い数字は端数がない金額や数字という意味合いで使用していました)

 

他にもいまの時期であれば、年調=年末調整、法調=法定調書、償却=償却資産税、納特=源泉所得税の納期特例、確申=確定申告なんかも伝わっていない可能性は十分あります。

それはこちらに責任があり言葉をどのように選択するか、伝わるように言語を選ぶ必要性があります。

 

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コミュニケーションは共通言語が必要

スムーズなコミュニケーションをしようと思うと使っている用語に疑問が出てくると一気にこれはどういう意味だろうと、そっちが気がかりになります。

 

ぼくも同じ現象が起きることがあり、例えば横文字を使われると途端にちんぷんかんぷんになり、そのコミュニケーションそのものよりもその用語の意味を知りたくなってしまい集中できません。

 

こうなると伝えたいことの半分も伝わらない可能性があり誤解が生じることも懸念されます。

 

コミュニケーションには共通言語が必要でそれがあってはじめて円滑に伝えたいことが伝わるんじゃないかなと。それでも伝わらないときには単純に伝え方が上手くない可能性も十分にあります。

 

専門家としてお客様とのコミュニケーションは非常に大事ですし、難しいことを分かりやすく伝える工夫というのは求められています。

 

話を上手に伝えるということもスキルとして磨いておきたいところです。

 



お客様のビジネスの理解も必要

お客様からのビジネスを理解するということも必要だとぼくは考えています。

 

ぼくのお客様は若い世代の方も比較的多く、Web関係など新しい形式のビジネスをしておられる方も結構いらっしゃいます。

 

ビジネス構造としてどういう形で売上が上がるのか、経費はどういうものがあるのか、販路やマーケティングなどお客様のビジネスを理解してほしいとお客様自身も感じるハズです。

 

自分の仕事について何の理解もない税理士からやれ経費が多いだの利益が少ないだの、聞く人によってはいちゃもんに聞こえるかもしれない小言を聞かなければいけないのは気持ちがいいものではないでしょう。

 

専門家としてダメなことはダメと伝えることも時には必要ですが、それは相手のことを理解したうえで頭ごなしではなく、という前提があります。

 

相互理解が必要ではありますがいかんせんこちらはアタマでっかちになりがちですので、一歩ならず二歩三歩と寄り添う必要性もあるんじゃないかなと。

 

まとめ

お客様とのコミュニケーションも社長さん、経理担当者さんの簿記や会計税務の知識にもよります。

細かく説明してほしい方もいらっしゃるでしょうしザックリでいいという方もいらっしゃいます。数字や書類が意味するところ、何をしなければいけないか、そういうことに対するコミュニケーションのほうがより求められているように感じます。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。



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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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