独立してからの一番の考えどころは値付けの仕方

値付けの難しさ

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立してからの一番の考えどころはぼくの場合は「値付け」でした。今までそこの部分を事業主として経験してこなかったのもありますし、ある意味みんなに共通する正解はないです。

 

だからこそ自分の考え方がそこに反映されるようにしておきたいところ。ぼくが考える値付けについて整理しておきます。

 

目次

オープンにするかどうか

価格をオープン、つまり事務所ホームページなどで公開するかどうか、ということが一番最初に考えたことでした。

 

価格表を「えい!」と作った後、さてこれをオープンにしようかどうしようかと。

 

いろんな士業さんのホームページを拝見していても価格表をオープンにしていたり、していなかったりさまざまです。

 

税理士に限ってみてみるとそれでもオープンにしているところは1割から2割ぐらいの肌感覚でした。

 

ぼくの場合は事務所ホームページから、つまりwebからのお申し込みを増やしたいと考えていたのでオープンにすることにしてやっています。

 

これも考え方次第なのかなと思います。

確かに税務顧問などは中身を見て業務量を推し測らないとかかる時間なども分かりませんし、顧問料の設定など難しいところです。

 

どういう業務を提供するのか、どういう業務のご依頼をいただきたいのかにもよりますし、帳簿のフタを開けてみないとわからないというのもごもっともです。

 

ぼくはそこの部分のデメリットよりも価格がオープンの方がメリットがあると感じてオープンにしています。

 

税理士にwebで何かを依頼するのってこちらが思うよりもハードルが随分と高いんだなと独立して感じることはしばしばあります。

 

そんな中で値段がわからないものを果たして発注するだろうか、と自分が逆の立場になって考えてみたら、それは多分ないだろうなと。

 

また価格交渉というのは自分が思うよりも結構大変です。見積もりを出していわゆる失注すると精神的ダメージも、時間のロスも大きいです。

 

コンビニと比べるのは違うかもしれませんが、価格がオープンになっていればそれ以上の交渉の余地はなく、おにぎりが高いとコンビニでは言わないはずです。

 

高いなと感じられたらご依頼そのものもないわけですので。

 

依頼されるかなと思って期待して見積もりを出して成約しなかった時の精神的ダメージというのは経験した人にしか分かりません。結構きついものです。

 

見積もりを出すと値下げ交渉なども発生しますので、そこを避けたいと思うのであれば価格表はオープンな方がお互いの時間のロスなどもないかなと考えています。

 

税務顧問などで割に合わない可能性もありますがそこは結局のところ開けてみないとわからない部分だと思うので割り切っています。

 

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値上げのタイミング

先日、値上げについてこんなご質問をいただきました。

 

「しれっと値上げしたらいいとジンノさんはおっしゃいますが、以前にご依頼いただいた方から値上げしたことについて何か言われたらどうするんですか?」と。

 

確かにその心配はぼくにもありましたが、それを考え始めるとずーっと値上げできないことになります。

 

自分が何かサービスを受ける際に以前も利用したことがあって今回値上げしていたらどう感じるか。

 

あぁ値上げしたんだなぐらいの感覚なのか、値上げしたならもうやめとこう、となるのかの違いは大きいです。

 

感じ方というのはコントロールできないものではありますが、値上げしたならもうやめとこう、となるならそれは価格がサービスが選ばれた理由の上位になっているからだと考えられます。

 

値段だけで選ばれていた可能性も否めないわけです。

 

このように書いているとぼくは時々「こちらもビジネスでやっているんだけどなぁ」と感じることがしばしばあります。

 

相手がつけた値段に対して以前と違うとクレームを入れることはこちらもビジネスでやっているんだということを理解してもらえていない可能性もあるわけです。

 

そんな方と今後もお付き合いしたいかと聞かれると。。。

 

値上げもまた値下げもこちらのタイミングでしれっとやって良いとぼくは考えています。次にご依頼がなければそういうことだったんだなと思うだけです。

 

というよりもぼく自身はご依頼がなければそれに気が付かない可能性の方が高いのでそもそも気にならない可能性が高いです。

 

もし値上げすることについて葛藤が消えないのであればオープンにしている価格表ならその上に「予告なく価格改定がなされることがあります」と一文を入れておいてもいいかもしれませんね。

 

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自分のスタンスが値付けにも反映される

値付けについては自分のスタンスが如実に反映されます。軸といってもいいかもしれません。

 

こういうふうにお客さまと関わりたい、こういったサービスを提供したい、どういうお客様にご依頼をいただきたい。

 

こういったことを考えると自然と方向性が定まってくるかなと思います。

 

途中で方向性が変わってもそれは自分の事業に関することで、誰かにとやかく言われる筋合いのものでもないです。

 

いままで自分が独立したこともメニューを作って価格を決める経験もなかったので余計に手探りではありました。

 

試行錯誤の連続ですが状況も変わっていくのでやはり手を入れ続けること、考え続けることが値付けに関してもメンテナンスが必要です。

 

多少は左右に揺れ動くかもしれませんが軸を持ちつつ取り組んでいきます。

 



まとめ

値付けについて考えていることなどを書き起こしてみました。

まだまだ道の途中ですし方向が変わってくるかもしれませんがそれも含めて自分の事業ですし、考えるのも楽しんでやっていきたいところです。

 

もし記事を読んで「役に立った!」「おもしろかった!」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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