独立後の不安 ミスとの向き合い方

自分のミス

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

ミスが起きたらどうしようという不安を独立前から感じていました。

勤めていると組織としての対応になるため、自分が作成した申告書などを後工程で税理士や上司がチェックする体制があったからです。

いまはひとりで業務をしていますのでミスとどう向き合うかを考えて工夫しています。

 

目次

ミスは起きる可能性がある

ミスをゼロにするというのはもちろん目指したいところではありますがゼロにするのは相当に難しいことでもあります。

 

減らしたうえでそれに気づける仕組みが必要です。

 

独立して2年以上がたち、特に法人税の申告は同じお客様のところで2回目、3回目という関与先も増えてきました。そうすると何が起きるかと言うと、「去年以前に自分が作った申告書を見る」という行為がでてきます。

 

去年の申告書を見て思い出しつつ今回の申告書を作るわけですがその行為がとても怖く感じる自分がいました。

 

ひょっとしてどっか間違っているんじゃないか?と。作ったときはやはり間違っているところはないはず、として提出し納品しているはずなのですが。

 

時間がたって後で見直しをすると気が付くことももちろんありますが気が付かないこともあります。

 

計算そのものは会計ソフト、税務ソフトがやってくれますがミスが起きた時に必ずアラートが鳴る、というわけではありません。

 

細かい表現なんかもそうですがミスが起きていて気が付いていないことに怖さを感じる自分がいます。

 

そうはいっても仕事を進めていく必要がありますので向き合わざるを得ません。自信満々で向き合えたらいいのですが心の片隅でどこかに誤りがないか、不安を感じます。

 

税理士として申告書を作っている限りは付き合い続けなければいけない部分かなとも思います。

 

そう考えるとミスが起きるつもりで申告書を作った後工程を自分で工夫することが必要です。ひとりの場合は特に。

 

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減らすための工夫

申告書、決算書にミスがないようにするためには減らすことも必要ですし以下に気が付けるか、という視点が欠かせません。

 

まずやっていることとしては申告書、決算書が一通りできた段階ですぐに提出・報告に入るのではなく少し時間を置くこと。

 

時間を置いたら数字が変わるのかと聞かれるとそうではなくて、前述のように去年の申告書を見て気が付くことがあるというのは時間をおいたことによる部分があります。

 

料理をする方は何となくわかる感覚かと思うのですが、申告書、決算書を作ってもすぐに食べずに一晩から二晩ぐらいは寝かせておく、という感じです。

 

寝かせておくことで味がなじんでくるという料理があるのと同様に、少し時間を経過することで見え方が変わる部分があります。

 

チェックリストを作っていくのも大事です。

最初にイチから申告書のチェックリストを作るというのは大変ですのでぼくは税理士会からリリースされているものに手を加えつつ運用しています。

 

最初のうちはそれでいいですしもし一から作りたければそれでもいいでしょう。ただチェックリストを作って満足しないようにはしたいです。

 

何のためのチェックリストか、そこがやはり肝心です。こう書いていてなんですが、自分の胸に手を当てて考えてしまいます。

 

税額に大きく影響するものもあれば税額に影響しないものもあります。ミスと一言でいっても大きな違いがあります。

 

税額について誤りがあるのであれば謝罪をして修正が必要であれば修正をすることが必要ですし、税理士賠償責任保険への加入も選択肢としてあります。

 

ご迷惑をおかけしないようにという気持ちもありますが起きるかもしれないと思って工夫して心づもりするのと、全然大丈夫だろうと思ってミスするのでは精神的なダメージが違います。

 



まとめ

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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