疲れたと感じなくなった独立後

疲れを感じなくなった独立後

先日から自宅のマンションが大規模修繕工事に入っていて外観はいわゆる足場が組まれてシートで覆われている状態です。

こんな風景を見ると「全部修繕費だろうか、それとも資本的支出?」などと考えたり、「足場レンタル、少額減価償却の適用、、、」などと妄想してしまいます。(想像するのはタダ)

月曜日から土曜日まで何かしら作業をしておられて人の出入りも多いのでついつい目が行くのですが、現場監督さんが夕方に「あー疲れたな!」と隣で作業している若手と思しき職人さんと話していました。

ご苦労様ですと思いつつ「最近疲れたと感じないし言ったりしないな」とふと思い出したので要因を考えてみます。

目次

遅くまで仕事をしない、残業しない

自宅で仕事をし始めてから4年目に突入しています。

一日のなかで仕事とプライベートが混ざるみたいなことはしょっちゅうあるのですが、ずーっと8時間仕事をしている状態と比べるとぶつ切りにはなります。

ただそれが自分には合っているという感覚があって、仕事→プライベート→別の仕事→プライベートみたいな時間の使い方をすることがあります。

一見すると集中できないように感じるかもしれませんが、期限設定がされているのでそこまでに終わらせる、という締め切り効果を各仕事で得られます。

また一日の仕事時間も8時間拘束、10時間拘束ということがありません。

合間でサッとできる仕事もありますし時間をかける仕事もありますが、私の場合は夜遅くまで仕事をするリズムを取っておらず、だいたい16時ごろには仕事が終わるスケジュールにしています。

これにより一日の仕事時間は短くできて、ただ一方で毎日、土日祝日は関係なくこのリズムを保っています。

土日はきっちり休みたいという方もいらっしゃるでしょうしこれは良し悪しあるかなと。

私の場合は毎日ちょっとずつ仕事をするスタイルが合っていたということです。

このあたりは独立後は試行錯誤しやすいので試してみる価値はあります。

少なくとも一日12時間仕事をする、残業するという感覚は消えていきました。勤めていた時よりかは仕事の時間は短いです。

8時間拘束されていてもその間ずっと仕事をしている、というわけでもないでしょうし。

体力が上がった

昨年からダイエットを継続していますが食事と運動を中心にやっています。

食事も運動も継続することそのものが大変ではありますが、結果が出始めると嬉しいものです。

特に体重の場合はすぐに結果は出づらいけれど落ち始めると数字で見られるのでうれしい度合いもひとしおではないかなと。

そんななかで運動の効果として睡眠の質が上がっています。

普段は座り仕事です、それは場所を変えても同じです(最近はスタンディングデスクで仕事をする方も多い様子)

体を使うことがないのでお酒に頼って夜に酔った状態で眠ってしまうことが2020年の末までよくありました。

本人的には寝れているつもりでしたが途中で目が覚めたりすることが多く、結果的に睡眠の質を自分の行動で下げていることになります。

運動をして汗をかくと体に適度な刺激も入りますし夜も浅い時間、21時から22時ぐらいには眠くなってきます。

その時に寝ておくとやはり朝はすっきり目が覚めることがおおく、体感としても「よく寝た」と感じるものです。

睡眠時間も多く取れて途中で覚醒することがなくなったので、勤めているときよりもかなり健康になった実感があります。

それもあってか、疲れたということを感じることがほとんどなくなりました。

環境が変わってメンタルが安定した

職場の環境というのは良くも悪くも人間関係に大きく影響されます。

ひとりで仕事をし始めてからは特にそう感じることが多く、ひとりが合う合わないもありますが、私の場合は「ひとりが合った」ということです。

もちろん同じ職場でずっと仕事を続けられるのならそれもいいですが、ずっと同じ環境になるというわけではないでしょう。

むしろ同じ職場で長年勤める、特に税理士法人や税理士事務所の場合には意外とハードルが高いのではないかと考えています。

ひとりで士業事務所を切り盛りする危うさ、リスクはもちろんアタマの片隅にありますがそれを超える良さがひとりにあると感じられればそれでいいのかなと。

特に勤めていると「仕事以外での精神的な疲れ」を感じる機会というのはどうしても多くあります。

チームで仕事をするというのはそういうことなんだと理解していますが、それが必ずしも自分の仕事のパフォーマンスを上げるかとなるとまた別の問題かなと。

税理士としてのびのびやりたいように仕事をすることができても、営業活動や仕事の対応など勤めているとやらないことも含めて自分の責任でやる必要がある、必ずしも成果が出るとは限らないという不安と付き合うことになります。

この辺りのバランスをどうとってどう感じるか、ひとそれぞれです。

自由である分責任も重くまた不安もあります。

いい意味で組織に属していると守られている状態でしょうしそこから出ることになりますので。

でもその不安を超える楽しさを感じる瞬間が多いのも独立後ならではかなと。

今いる場所に閉塞感を感じたり、ちょっと違うなと感じるのであれば独立できるとかなり精神的な安定は得られるでしょう。

すべてのひとに独立してひとりでやることが合うとは限りませんが意外とうまく行くことも多い印象です。

まとめ

身体的な面も、精神的な面も、また仕事の仕方も含めていろんな部分がいい方向に働いたのがこの1年半ほどです。

独立直後は結構精神的な疲労やしんどさを感じる瞬間もありましたが、いまは全くそういうことがないので図太くなったのかもしれませんが。

独立して少し経ったことである程度稼げるようになったというのも一つの要因としてはあります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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