確定申告はやめに動いてどうだったか

確定申告業務

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

確定申告も無事に終わり、振り返っておくことがいくつかありますが、早めに動いてどうだったかというのは確認しておきたいところです。整理して振り返ってみます。

 

目次

確定申告のスケジュール設定

事業所得のお客様はやはりそれなりの分量の仕訳があり、入力が必要なものも多いです。

 

お客様自身にExcelで入力していただくことでしか個人事業主の方はお引き受けしておらず、Excelが難しければクラウド会計で銀行口座、クレジットカードの連携をしていただくように依頼をしています。

 

年間を通しての資料を年明け2月にお預かりするとスケジュールがかなりタイトになりますので、勤務時代から前倒しでお客様にアナウンスするようにしていました。

 

法人成りの検討や決算対策についても考えておきたい部分ではあるので、年内に一度面談しその時点でお預かりできるものをお預かりするようにしています。

 

2020年分の確定申告では以下のようなスケジュールで考えていました。

 

①「9月分までの資料を12月初旬にお預かり&面談したいという旨を11月初旬にご案内

②年明け後10~12月分の資料を2月初旬にお預かり(レターパックにて)

③お預かりした資料が揃った段階で業務を進めて完成したらご連絡をし面談と報告(お預かり資料返却)

④申告内容の了承をいただいたら電子申告し控えと請求書をお送り

という内容です。3月の第一週までに完了する予定で動いていました。

 

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早めに動いた結果

実際、①の段階はかなりスムーズでした。というのもこの時点では緊急事態宣言が発令されておらず申告期限が延長になるかどうか不明でした。

 

ご案内の中にも「期限延長になるか分からないので通常通り(3月15日期限)のつもりで対応します」と記載していたのも大きかったかなと。

 

結果として①は達成率は100%、事業所得の方の資料のお預かり(9月分まで)は年内に完了していました。

 

年が明けて確定申告期限延長の話が決まってからはこちらもそしてお客様の気持ちも少し緩んだように思います。こちらとしても「多少スケジュールから遅れても全然大丈夫」と心の余裕ができたことは否めません。

 

そのため②の達成率は60%ほどになりました。お客様には申告期限延長となった旨をご案内して予定通りできている方はそのままお預かり、もし進捗が思わしくない場合にはご連絡をいただくようお願いして、この達成率です

 

ただ遅れているとご報告いただいたお客様にもそれぞれ事情があり(お客様自身にもそしてこちらにもいかんともしがたい内容だけでした)その点で言うと申告期限が延長されてよかったなと。

 

②で予定通り追加で資料をお預かりできたかたは2月中に申告が完了していました。

残りの40%に該当した事業所得の方の確定申告が完了したのは3月19日と従来の申告期限を少し過ぎてはしまいましたが、上記のような事情がなければ3月初旬に完了していたのかなと考えています。

 

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お客様の協力が不可欠

早めに動いた結果ですが、自分一人で出来るわけではないです。お客様の協力が不可欠となります。

 

今回意識したことは事前にキチンと文章でスケジュールについてご案内をしたこと。これによりいつまでに何をするかというのをお客様と共有できたことがひとつです。

 

お客様は資料を揃える、いつまでに、なにを、といういまの時点に重きが置かれがちです。

 

視野をストレッチする必要があって、こちらは複数のお客様の申告を申告期限までに無事に完了することが当然求められますので視点としては案内を出した時点から申告期限に向いています。

 

もちろん今やるべきことをキチンと確認して実行していくことは大事ですが、スケジュールを共有することで視野を広げることができたのではないかなと。

 

資料を早く預かれれば申告内容と税額を確定させて安心していただく、ということはお客様にとってのメリットのひとつと考えています。

 

年内に確定申告のご案内をし面談をすることで必要であれば決算対策の実行できるものがあればご案内することもできます。

 

いずれにしても材料がなければ料理ができないのと同じで、資料がなければ申告書はできないわけですから、協力関係をしっかり構築していきたいところです。

 



まとめ

今回の申告は無事に完了しましたが来年は申告期限が延長されるかは全く不明です。2年連続で確定申告期限が延長されるという未知の体験をしたわけです。

 

それに慣れてしまうと従来の申告期限に戻ったときにかなりハードに感じる可能性はあります。

 

今回を振り返りつつ来年分の申告で取り入れられることがないか、整理してフィードバックしておきたいところです。

ジンノのブクログ(オンライン上の本棚です)

 

https://booklog.jp/users/jinnotax

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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