おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
ネットで営業活動をしていると業務のメニューや値付けについてどうしようか、と考えることはよくあります。
基本は出さないと依頼も来ないと考えているので積極的に出していく方向です。
ある診療所での話
先日いつもかかっている診療所で所長先生の診察を受けていました。(昨年の人間ドック後からお世話になっています)
そろそろ前回の胃カメラから6か月が経とうとしているのでカメラの検査はお願いしたら紹介状とか書いてくれるんでしょうか?と聞いてみました。
大きな病院で去年の末に人間ドックを受け胃カメラ検査もやってもらったのですがそちらでいいかと考えていたからです。
ただし紹介状などがないと費用が加算されたり予約等も大変なので事前に紹介状をもらっておいたほうがいいかなと。
所長先生はぼくの申し出に対してこのように言ってくれました。
「普段は〇〇病院(ぼくが人間ドックでやってもらった病院とは別の病院)に紹介しててそこは上手やと聞いてるよ。でもうちでもできるよ、来てくれる先生が割と上手みたいだけどね」と。
前半部分は上手なところのほうが絶対イイのでそうしようかなと思ったのですが、問題は後半部分です。
小さい診療所で古くからあるようなのですがホームページにも診療案内にもどこにもその診療所で胃カメラ検査をやっているとは書いておらず、失礼ながらそこではやってないだろうと規模感や設備を見て判断していました。
実はオモテに出していないけれど予約をすれば胃カメラ検査をしてもらえるとのこと。それは隠す意味があるのだろうかと考えながら次の診察時に予約をお願いしようと考えています。
[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]
- プロフィール
- スポット相談・個別コンサルティング
- 相続のご相談 一般のかた向け
- 相続業務サポート(税理士向け)
- 定期的なサポート 【月次顧問】
- セミナー動画 オンラインショップ
- セミナー・執筆のご依頼
[/box]
裏メニューは必要か?
よく居酒屋や飲食店では裏メニューがあったりします。裏メニューというとイメージするのが常連さんや知る人ぞ知る、ということ。
そもそもなんで裏メニューなるものがあるんでしょうか?
ひとつは作るのに手間がかかるとか。けどこれは適切な価格設定をすればいいと思うのは素人考えでしょうか。
もうひとつは原価が高くて利幅が小さいとか。これも価格の問題なので適正な売価を設定すればよいように思います。
さらにもうひとつは特別感を出すためとか。知っている人に対してのみ提供することがその顧客に対しての特別感を生むという効果があるかもしれません。
ほかの常連さんじゃない顧客がそれをみて「自分も注文できるようになりたい」と思えるぐらい魅力のあるメニューであればいいんでしょうけれど。
一部の顧客サービスを充実させているということも考えとしてはあるかと思うのですがそれをよしとするかどうか。
常連さんしかこないようにしたい、というのならそういうお店の設定(一見さんお断りとか完全予約制とか)にすればいいような気もします。
[list class=”li-check”]
- セミナーのお知らせ
- セミナー動画オンラインショップ
[/list]
メニューに出してこその依頼
税理士業に置き換えるのは少し強引ですが自分が営む事業に置き換えてみることは視点を変えてみるという点で大事です。
ジンノ事務所は実は裏でこんなサービス提供をしている、例えばですがジンノが指圧の資格を持っていて社長さんの肩や腰をマッサージするのがとても人気だ、というのはどうでしょうか?(実は肩もみが上手です、これはホントです。)
果たして隠しておく意味あるのかなと思うわけです。
自分がホームページ、Webでの営業活動をする上で心掛けているのはメニューはだしておかないと依頼がこない、ということ。
依頼が来るかどうかは出してみないと分からないわけでこういうサービスを提供しております、という看板は必要です。逆にもし依頼があるのが分かっているのであれば遠慮なく出しておけばいいわけです。
メニューにして出しておかないとご依頼をいただく可能性を自分で潰していることになり得ます。
自分がほかのWebサイトを見たときにどう感じるかは大事にしていて、依頼したいサービスや品物がメニューにない場合に、わざわざそれを取り扱っているか問い合わせをするでしょうか?
よほど魅力的なら考えますが、自分がその立場だったら問い合わせをせず他に依頼できる人を探します。
なんでもかんでもメニューにするということではなく自分が提供できることで値段をつけられることがあれば出しておくのがいいだろうなということです。
ご依頼をいただきたいものをあえて裏メニューにする必要もないかなと。
では冒頭のお医者さんの件を振り返っておきましょう。なぜ胃カメラ検査が裏メニュー的取り扱いだったかと言うと診察をするその所長先生が自分で胃カメラ検査を実施しないからだと考えています。
まとめ
こんなところで裏メニューをみるとはと診療所でお薬を待っているときに感じた次第です。
こんなことができます、というのはネットで営業するならだしておきたいところです。