独立前から始めていたブログも1,000記事をこえて、事務所HPは400記事をこえています。
最初から文章を書くことが得意だった、というわけではなく続けてきたからこそだと考えています。
「書く仕事」について考えていることを書いてみます。
「書く仕事」のはじまり
「書く仕事」のはじまりはこのブログからでした。それまで税理士試験の理論試験で書くことはあってもそれは仕事ではありません。
独立することなど何も考えずに、ただ自分の考えていることや経験などを書き置いておこうというぐらいのライトな気持ちでした。
税理士として登録をしたのが2017年2月で、そこから自分のキャリアを考えていろんな税理士さんの話を本で読んだりセミナーに参加したりしていました。
そのなかで懇親会に参加することもあり、遠くの席でブログをやってみたらいいよというのがアドバイスとしてされているのを耳にして、自分でこっそり始めたのが2017年11月11日からです。
そこが私の「書く仕事」のはじまりでした。
最初のうちはホントに1,000文字書くのもやっとという感じでしたし、全然読まれない時期も長かったのですがなぜか自然と続けることができました。
続けることの大事さは後述しますが、ここからほぼ毎日「書く仕事」がいまも続いています。
いまは、このブログが週に2日(土日)、平日は事務所HPのほうで動画と混ざる形ではありますがアップしていて、メルマガも毎日更新しています。
そのほかに雑誌に寄稿したり、kindleで電子書籍を出したりと私にとってとても大事な仕事になっていて、効果も日々感じています。
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「書く仕事」の効果
「書く仕事」の効果はどういうものがあるか3つピックアップしてみます。
収入につながる
これは文字にするのは簡単ですが実現するまでは結構時間がかかります。
いきなりブログでアフィリエイトでものすごいアクセスを稼ぎ、アフィリエイト収入を目指そう、というわけではないです。
そういう稀有なひともいらっしゃいますが、書くことそのものの収入よりかは副次的なものが私の場合は圧倒的に多いです。
平日に事務所ホームページを更新していますが、事務所ホームページがきちんと更新されているというのは特にポイントが高いと考えています。
飲食店のホームページを覗いてみたり、時には同業者のホームページも研究の意味で覗いてみることがありますが、活動しているのかどうかわからないこともしばしばあります。
外から見てきちんと動いているかどうかというのは意外と見えづらいもので、特に専門サービス業である税理士事務所は、一般の方には敷居が高いと考えられているものです。
実際、いまは事務所ホームページからの仕事の依頼が圧倒的に多く、ここ1~2年は顧問や事業関係のお客様はホームページからです。
それはホームページが更新されていて情報発信がなされているからでもあります。
動いていないホームページで問い合わせることができるほど税理士事務所は気軽な感じで捉えられていないかなと。
副次的なものと、メルマガからのセミナーの依頼などもあって、そういう意味ではいまの事務所の仕事の多くの源流が「書く仕事」からのスタートに私の場合はなっています。
自分のアウトプットで整理になる
自分の考えを整理しアウトプットする機会というのは意識して設定しないとなかなかできません。
実際、私自身もブログを書き始めるまでは全くそういう機会がなかったので、作文レベルの感じでした。
最初は書けないものなのですが次第に分量が増えてくるのは時間の経過と自分の考えと書く力が上がってくるからだと考えています。
いまは自分一人で仕事をしていますので余計にどこかでアウトプットしておくのがよいのです。
勤めているときは雑談や仕事の依頼をすることを通じて自分の考えが整理される部分がありました。
そこを補うための「書く仕事」でもあります。
インプットとアウトプットのバランスが大事ですが、税理士になるために勉強を積み重ねてきた人は特にインプットが多く、またインプットが好きな傾向があるかなと。
自分自身もそうでしたが、どこかでアウトプットすることで目にも止まりますし、営業という点でも発信することは私にとってはポイントが高いです。
心の安定につながる
独立時は全くお客様がいないゼロベースでのスタートでした。もちろん営業活動をしてく必要があって「書く仕事」もそのうちのひとつです。
でも独立以前はそれこそ毎日仕事として申告書を作成をしていましたので、独立後はパタッとそれがなくなります。
別の仕事があるのですが税理士としてというよりも事業主としての営業の仕事がメインになります。
手探り状態でしたし、すぐに成果がでるものでもないのが営業です。
そんななかで「書く仕事」は毎日やっていましたし、独立前からの流れでそのまま継続していました。
独立してから「毎日やることがある」というのは安心できるなと感じることがしばしばあります。
もし「書く仕事」がなければそれを営業活動にもっと振り分けることもできて、成果が早く上がるかもしれません。
でも急拡大、急成長を目指すのではなく、自分と相性の良いお客様を少なくてもいいのでじっくり取り組みたいという思いで独立したこともあり、ゆっくりでいいんだと言い聞かせながら「書く仕事」をしていました。
そう思いながらコツコツ積み重ねていくことが自分にも合っていましたし、自分に合っていると思えることをできるのは心の安定につながります。
不安であれやこれやと自分が望まないこと、合わないことをすることよりかはよほどよいのではないでしょうか。
「書く仕事」のひとつでkindleで電子書籍を出しました。
続けることも大事
手取り足取りというわけではなく自分で始めたことでしたのでルールとしてとりあえず毎日更新してみようという感じになりました。
そのうち読まれるだろうと思っていたのですがアクセスが上がってきたのが2018年の8月ごろから。
それでも上がったり下がったりを繰り返していまは下がってきています。
けどそれでも続けていくつもりです。
続けることでしか見えない世界というのは確かにあって、事情があって1週間お休みしたこともありましたが、それでも気を取り直して続けられています。
成果が出るかどうかわかるものはこの世にそうないです。
わからないからこそ続けることしかできない不器用さがあると言われると確かにそうかもしませんが。
量と質の問題というのはブログでよく見たり聞いたりしますが、不器用な私は続けることでしか勝負できなさそうなので、気にしないようにしています。
自分がこれが読まれるだろうと思っている記事は全然読まれず、肩の力を抜いて書いた記事のほうが読まれる、なんてことは往々にしてありますので。
まとめ
いま私が考えている「書く仕事」についてまとめてみました。
続けた者にしか見えない世界がありそうで、そこに至るまでにやめてしまう人が多いというのは税理士試験に通ずるかもしれません。
いまから始める方は効果を感じるまで時間を要するかもしれませんがコツコツやっていきましょう。