ブログやメルマガ、事務所ホームページの記事など発信していることが多いのですが、ChatGPTに書いてもらうことができるかどうか。
自分の書く仕事との関連
自分の書く仕事との関連で言うと税金のことや会計のことがメインにはなってくるのでそういう点でChatGPTで質問した内容の回答がかなり怪しいことがあります。
先日試しに「賃借対照表」(ちんしゃくたいしょうひょう)と間違った情報について教えて欲しいと打ち込んでみたらなかなかな回答がありました。
ChatGPTは文章を作ることができるのは確かにそうですが、インターネットに過去に合った情報を集めてくること、その内容の真偽は怪しいことがある、というのが特徴です。
そのため、税金の話であっても最新の内容を拾ってこれるかどうかはかなり怪しいですし、真偽が不明な内容だとそれを発信に使ってしまうと間違った内容になりかねません。
税理士が発信する内容なのでそのあたりの正確性は一定程度担保しておきたいですし、間違った情報の発信は避けたいところです。
そのためChatGPTに書いてもらった記事をそのままオープンにして発信するというのがこと税金や会計に関しては注意が必要ですし、いわば過去のインターネット情報からいい感じでまとめているだけなのでChatGPTに書いてもらうことのメリットが薄いと言えば薄いかなと。
親和性が高い分野もあるかと思いますがわたし自身はChatGPTで書いた記事を出すということはしない予定です。
ただこの辺りのいわゆる生成AIというのの精度、熟練度は日進月歩でかなりスピードが速く改善していきます。
そのうち状況が変わる可能性もあるので様子を見しつつということになるでしょうね。
では何を発信するのがよいか、実務の話もそうですし考えやスタンスを書くように心がけています。
考えやスタンスを書く
例えばこういう取り扱いがあって注意点がある、という場合でもそれを自分自身が推奨するのかしないのか。
スタンスがそれぞれあるはずです。
会計処理ひとつとってもどの勘定科目を使うのか使わないのか、処理のタイミングは計上の内容など、大枠で見ると間違いではないけれど微妙に税理士によって違う、みたいなことがあります。
わたしはこういう微妙な違いを流派が違うというふうに表現することがありますが、考えかたやスタンスもそれに近いものです。
税理士としての仕事の中身もそういった考えかた、スタンスの違いでちがってみてくることはあります。
わたしの場合で言うとお客様に報告する前段階で申告書を出したりすることはないですが、税理士によってはそういうことをしている、ということもあるでしょう。
ChatGPTはネットの情報をまとめることにたけてはいますが、こうしたスタンスの違い、考えかたなどは書けないでしょうから、そういう部分を書くというのは大事にしてきました。
今後もそういった部分を中心に発信していきます。
まとめ
ChatGPTも便利ですしほかにもいろいろな生成AIのツールがリリースされています。大きな違いはないので文章については自分で書く、イラストについては今後触っていければなと。