9月ももう終わりです。京都もようやく朝晩が涼しくなってきました。朝に走っていても汗の引きが早くなって、季節が変わったのを体で感じます。
10月に入る前に、なんとなく机まわりを片づけたくなって、シルバーウィークに少しだけ手をつけました。
大掃除というほどではありません。“持ちすぎ”を見直すくらいの話です。ただ、やってみると思いのほか頭が軽くなったので、今日はそのことを書いてみます。
気づいたら、机の上が“いつか使うもの”で埋まっていた
正直に書くと、私は片づけが得意なほうではありません。
締め切りが続いたり、ご依頼が重なったりすると、「とりあえず机に積む」が増えていきます。読みかけの資料、あとで整理しようと思った書類、ペン立てに刺さったまま使っていないペン。読みかけの本もたまっていくことがあります。
一つひとつは小さなものです。それでも、視界に入るだけで、なんとなく“やり残し”を感じてしまう。机に向かった瞬間に、少しだけ気持ちが重くなる。そんな感じです。
ひとりでやっていると、机の上がそのまま頭の中の状態を映している気がします。机が散らかっている週は、だいたい段取りもどこか散らかっています。
片づけが得意だから減らそうと思ったわけではありません。むしろ苦手で、放っておくと際限なく積もるから。今回はそちらの理由です。
なので最近はデスクの見えるところに付箋でタスクを書いたりしています。終わったらはがして捨てることでタスクが減ることを可視化しています。
めちゃくちゃ効果的というわけでもなく昔からある方法ではありますがデジタルだけにしたり、自分の記憶だけに頼るよりも少しの安心が生まれます。
またタスクを書き出すことで改めて自分の頭の中の整理とメモリー容量を空けるみたいな感覚があります。
捨てる基準は「また買えるか」より「また使うか」にした
片づけの話に戻ります。最初は「もったいないかも」で手が止まりました。
特に読みかけの本はいったん横に置いておくことにしたのですが、手が止まることもありました。最後まで読めていないということはつまり今は必要なかったということではないかと。
小説なども読むのですがサクッと終わることもあれば終わらずに置いたままのものもあります。最近だとプロジェクトヘイルメアリーというSF小説がいまいちハマらず置きっぱなしになっていました。
また買えるかどうかで考えると、たいていのものは捨てられません。そこで基準を「この半年で一度でも使ったか」に変えてみました。そうすると、驚くほど判断が速くなります。
セミナー資料は、データが手元に残っています。紙で見返したことは、たぶん一度もありませんでした。
それでも迷うものは、無理に捨てずに一つの箱にまとめました。1か月たって一度も開けなかったら、そのときに手放すつもりです。
全部をその場で決めようとすると疲れてしまうので、決めるのを少し先送りする箱があるくらいがちょうどいいと思っています。
デジタルも同じで、デスクトップに散らばったファイルと、ブックマークもついでに整理しました。ブックマークは気づけばとても増えているものです。
減らすと、残したものが見えてくる
不思議なもので、減らすと「残したもの」が急にはっきりします。
持ち物を減らすのは、たぶん「何を大事にしているか」を確かめる作業なんだと思います。
仕事も、たぶん同じで。増やすより減らしたほうが、残ったものがよく見える。そんなことを、ゴミ袋の口を縛りながらふと考えていました。
今の私は仕事を増やすことより減らすことのほうに難しさを感じています。
ひとり事務所は、放っておくとやることが増えていく一方です。だからこそ、ときどき立ち止まって「これは本当に必要かな」と見直す時間が要るのかもしれません。
先日から顧問契約の受付を一時停止していましたがまた別の形で再開することを検討しています。その新しい形を作るため、自分の業務の見直しのための時間をいただけたと思っています。
10月は、少し身軽なところから始めたい
片づけ終わった机で、ホットのコーヒーを淹れました。
いつもと同じ豆で、いつもと同じ淹れ方なのに、少しおいしく感じました。たぶん気のせいです。でも、その気のせいくらいがちょうどいい気がしています。
10月からは、年末調整、その先の確定申告と、また少しずつ机の上にものが積もりはじめる時期に入ります。
だからこそ、大きく何かを変えるより、身のまわりを少し軽くしておくほうが、自分にはちょうどいい。
10月は、そういう始め方をしてみようと思います。
