選択肢を提示して背中を押すのも仕事

選択肢を提示する

選択肢を提示する

おはようございます、京都の若ハゲ税理士のジンノです。

ご相談内容をお伺いすると会計ソフトで何を使ったらいいのかわからないというご相談が結構な頻度であります。

 

今はクラウド会計がいろんな場面でコマーシャルをしていることもあり目につくことが多いですが選択肢はたくさんある状態です。

そんな中からお客様にマッチするであろう選択肢を提示して背中を押すというのも仕事の一つかなと考えています。

 

目次

会計ソフトでどこにつまづくか

ぼくの周りで最近よく聞くのが、会計ソフトの使い方がよく分からないというものです。簿記の知識がなくても大丈夫という触れ込みでとりあえず無料期間で初めてみたけれどうまくいかなかった、と。

 

クレジットカードの連携や金融機関の口座の情報を連携することでいわゆる仕訳入力をしなくて済むような設計がメインにされています。

自分でやってみようという気持ちはとても大事なのですが、一度つまずくと結構アレルギーがついてしまうような印象です。

 

せっかくご自身で会計ソフトに入力してみようかなと思っていたのに、なんだかよくわからないなということだけで諦めてしまうのはもったいないかなとも思います。

 

会計ソフトと一言で言ってもいろんな種類の会計ソフトがありますので自分にとって何が最適かというのはわかりづらいものです。

ましてや初めて触る方もいらっしゃるぐらいですから、正直何を選んでいいかわからないというのもよくわかるかなと。

 

ぼく自身をお客様に対して会計ソフトのご相談があれば次の中から提示するようにしています。

[list class=”li-check”]

  • freee
  • マネーフォワード
  • 弥生会計(インストール型)
  • Excel

[/list]

 

この中から触ったことがあるものを聞いてみたりどんな印象があるか確認しながらこれはいいなと思うものをお勧めするようにしています。

特にfreeeについてはソフトウェアの発想が他のものと違うのでクセがあるといえばあります。

 

マネーフォワードはクラウド会計の一つではありますが、入力の仕方や勘定科目など帳簿の基本的な部分はオーソドックスなように感じますので、freeeはちょっとという方にはマネーフォワードをおすすめすることがあります。

 

同じくクラウド会計はちょっとなーと思う方も一定数いらっしゃいますのでそういう方には弥生会計(インストール型)を使ってみることを提案することもあります。

 

ご自身の事業や気に入ったものマッチするものがあれば積極的にそれを使っていただければいいですし、こちらから無理強いすることはありません。

 

もし自分だったらどうするかなと考えたらこれがいいですねと伝えするのですが、メリット・デメリットを伝えしつつ背中を押してあげるような気持ちでいます。

 

[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]

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もし自分ならどうするか、を伝える

色んなお客様から様々なご相談を受ける日々ですが、悩み事にもいろんな解決方法があります。

先日もご自身でインターネットで確定申告をしてみたいんだけどどうしたらいいかなあというご相談がありました。

 

インターネットで確定申告をすると聞くとまず思い浮かぶのがマイナンバーカードを使って確定申告をするやり方です。

ただマイナンバーカードを使って確定申告をすることに対してあまり良いイメージを持っていない方もいらっしゃるのも事実で、よくよくお話を伺うとIDパスワード方式でトライしてみたいということでした。

 

税務署に行く必要があるのですが税務署に行けてさえしまえばIDパスワードを発行してもらえますのでその方式によっても問題は特にありません。

 

お客様にとってマイナンバーカードとカードリーダーを揃えることよりも税務署に一回だけ行ってIDパスワードを発行してもらう方が簡単であればその方法も選択肢に入ってきます。

 

ぼく自身はお客様がなかなか決めきれない時には「もし私が〇〇さんと同じ立場なら◇◇の方法を選択します」ということは積極的にお伝えするようにしています。

 

十分にしっかりとお話を聞いた上でではありますが、こちらから見ていてこの方法がいいなあと思うこともよくあります。強制ではもちろんありませんがもし自分ならこうしますねというのは背中を押すことになるのかなと。

 

相談者の方にとってはご自身で判断できないから相談してきているわけなんですけども、こちらとしては選択肢を提示して最終的には決めていただく必要がある事項も沢山あるわけです。

 

そんな中でなかなか決まらない状況が続いてしまうとやはり決まらなかったというのはもったいないので、選択肢がたくさんある時には背中を押すのもぼくの役割だと認識しています。 

 

専門家としてこの方法であれば大丈夫ですよとお伝えするのも大切ですし、役割のひとつです。

 



まとめ

税理士になったときには、この方法はこんなリスクがあります、というのは誰でもいえるけど「これで大丈夫、OKです」と言えるようになりなさいとアドバイスをいただいたことがあります。

確かにそうだなと思うと同時に、お客様に「〇〇だと思います」ではなく「〇〇です」と伝えるように意識していたものです。

それは今でも変わらず、お客様に悩みがあって解決するためには自分ならどうする、という背中を押すことも必要です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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