確定申告の準備を始めよう

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TeroVesalainen / Pixabay

年末も年末。

あと今日をいれて4日間で年が明けます。

給与所得と雑所得(年金)以外に所得がある人は、

年末年始の休暇を利用して確定申告の準備を始めましょう。

 

準備その①売上の計算

不動産所得や事業所得の方は、売上の集計をしましょう。

この際には、売上入金用の口座があると便利です。

 

不動産所得で物件がいくつもある方は、

エクセルでひな形の表をつくってしまえば便利です。

例えば、

物件 単価 1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分
駐車場① 5,000 1/31 2/28 3/31 4/30 5/31
駐車場② 6,000 12/31 1/31 2/28 3/31 4/30 5/31
駐車場③ 7,000 1/31 1/31 3/31 3/31 5/31 5/31

 

このような表を作り、いつの時点でどの物件の収入があったかを把握することが重要です。

このような表を用いて、未収金、前受金を把握することが

青色申告への第一歩です。

 

事業所得の方も定期的な売り上げがある場合には、

表で何月分を受け取っているのか、確認しましょう。

事業所得の方はその際に、源泉所得税の金額も併せて確認しておくと

申告書に記載する際に計算をする手間が省けます。

 

準備その②経費を集計する

売上の集計が完了したら、経費の領収書を集めて集計しましょう。

 

不動産所得であれば

固定資産税、修繕費、水道光熱費、減価償却費などがメインでしょうか。

 

事業所得であれば

青色申告決算書の項目合わせて集計しましょう。

また勘定科目の振り分けは基本的に科目名と費目がイメージできれば良いです。

 

コツコツやるか、まとめてやるか

事業所得の方は毎日、経理業務はやったほうがいいです。

後でまとめてやろうと思って溜めてしまうと、

経理が苦手な方はそれだけでやる気がなくなっていきます。(笑)

 

経理に苦手意識がある方ほど、

自動化、習慣化を目指しましょう。

今はクラウド会計などで、ネットバンクの預金履歴から

経理作業をサポートしてくれます。初めの設定さえ間違えなければストレスは軽減されます。

 

不動産所得の方は、

入金頻度や物件の多い少ないで、経理をする日を設定しても良いです。

一週間にまとめて、一か月にまとめて経理しても

物件数が多くなければ慣れてくればサクサク終わります。

 

まとめ

経理作業は地味な作業です。

日々の積み重ねがその分、あとでじわじわと効果が出てきます。

私のお客様でも、事業所得であるにもかかわらず

経理作業の頻度が少ないため、確定申告時期に必ず徹夜しておられる方がいます。

 

無理が効くうちは良いですが

いずれはそれも難しくなりますし、精神的にも疲れてしまいます。

 

コツコツと自動化が重要です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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