明日倒れたら、代わりの誰かに仕事を頼めるか?

疲れる

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明日もし倒れたら、誰かに仕事を頼めますか?

独立後を見越して考察します。

属人的な仕事の仕方

税理士事務所の仕事はかなり属人的です。

属人的とは、ある業務を特定の人が長年担当し、

その担当していた人しか内容が分からないようになる状態を指します。

例えば、税理士事務所の法人顧客担当であれば、

何年も十何年も同じ担当者であることがあります。

税理士本人が担当しておらず、

また税理士が定期的に顧客を訪問する習慣がない場合、

法人顧客の社長と担当者にしかわからない、通じない話が山ほど蓄積されます。

信頼関係が濃密であることが必要な場面もあるでしょうが、

問題はその担当者が退職したりする場合に、担当の引き継ぎがうまくいかないことです。

特に顧客から担当者を変えてほしいというリクエストがなければ、

基本的に自分の担当先が変わることを想定して業務にあたっている税理士事務所の担当者は

わたしの感覚だとほんの一握りです。

特にベテラン担当者になると、引き継ぎマニュアルなどもなく

(当たり前ですが、業務を引き継いだことがないので)

もちろん社長や経理担当者の経理レベルや税務の知識などは明文化されていませんし、

残されている資料をみても分からないことだらけです。

これはわたしが現在担当している相続業務についても同じです。

相続人と接触するのは担当者だけで、業務の進捗状況が不明な場合も多々あります。

エキスパートか、ゼネラリストか、ではない

仕事の仕方でよく問題に、課題になるのは

エキスパート→特定分野を専門にする、特定技術をそなえるひと

ゼネラリスト→広い範囲の知識や能力を持つひと

どちらを選ぶか、目指すのかは様々な業界で話題になります。

税理士事務所の担当者も同じです。

たとえば業種特化している場合には、医業専門であったり、

飲食業専門であったり、今話題のクラウド会計専門であったりもあるでしょう。

ただし、尖らせる必要があるのは知識や経験などの専門性であって、

仕事の仕方を尖らせるのとは異なります。

仕事の仕方が独特なのと、業務の知識が豊富なのとはハナシが全く異なります。

仕事の仕方を尖らせてしまうと、自分に万が一があった場合には

無理を押してでも仕事をしなければならず、非常にリスクが高いです。

スケジュールを詰め込むことのリスク

自分にもし万が一があっても、

動かせるスケジュールがある程度確保されていたり、

また一番良いのは外部と接触する予定がない日が設定されていることでしょう。

スケジュールを詰め込みすぎると、

そもそもデスクワークをする時間を圧迫することに直結します。

税理士の仕事は、お客様とコミュニケーションをとる時間が必要なのと同じく

ある程度のデスクワークも必要です。

わたしも可能であれば、午前中は予定を入れたくないのですが、

そうもいかない場合もあり。

スケジュールを詰め込みすぎると

そのことに対するストレスが溜まることと、デスクワークを残業してやるという

悪循環に陥ることは目に見えています。

まとめ

昨日、事務所のひとが急病で緊急入院し手術となりました。

少なくとも来週末まではお休み。

同じ部署のひとたちが、顧客に電話している姿を見て、

感じるところもあり、アウトプットしました。

独立したら誰かが仕事をしてくれることはありえません。

健康管理にも気を付けたいと思います。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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