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独立=下野する、と考えてみた

自由の女神

おはようございます、京都の所属税理士takasagoです。

「下野する」ということば、ご存知でしょうか?

ぼくはこの言葉を三国志のゲームで知りました(笑)

 

税理士として独立することを考え始めた当初、

この「下野する」というワードがぼくの頭をよぎりました。

改めて独立することを自分なりに考えてみます。

 

「下野する」とは

下野するとは

官職を辞めて民間に下ること。与党が政権を失い野党となること。(デジタル大辞泉より)

とされています。

野に下るともいいますね。

 

一方、三国志のゲームでは

勢力や君主に属している状態から、フリーの状態になる。

ことを主に指します。

 

そして下野した武将は、自分の城を持つ

いわゆる旗揚げをすることを目指します。

 

旗揚げを選択するものもいれば、

ほかの魅力的な武将や勢力に属することも可能です。

 

やはり現代版のフリーランスのようなイメージです。

三国志では下野している状態の武将を「在野」と呼んだりもします。

 

雇われているときは、良い意味でも悪い意味でも

組織に守られていますし、責任も君主=ボスがとることになります。

 

在野の武将=フリーランス、ひとり税理士の場合はそうはいきません。

自分の仕事に対して、本当の意味で責任を持つことになります。

 

独立で得られるもの

君主に属していない、勢力から外れて在野の武将となれば

自分自身の責任が大きくなると同時に、自由を得ることができます。

 

誰にも縛られず、自分の城=やりたいことを追及することができます。

食い扶持を確保する、という意味では

自分のしたい仕事と稼ぎ頭が違うこともあるかもしれません。

 

それでも、自分のやることに対して誰にも縛られず

指示をされず、原野をのびのびと走ってもいいし、

歩いてもいいし、寝転がってもいい。

 

ほかの肉食獣に襲われることなく

うまくかわしつつ、生きていく。

 

野に下れば、山に登ったり、海を泳いだり

空を飛んだり、じっとしたり、まさに自由です。

 

独立=野に下ることで得られるものは

大きな責任と大きな自由です。

 

自分で行き先を決められない場合は

やはり組織に属したほうが良いとぼく自身は考えています。

税理士としての責任の対価

かつて、ぼくは医療機関に勤めていました。

毎週月曜日の朝に理事長や院長が

朝の朝礼でスピーチをすることがありました。

 

そのときの印象的なハナシとして今でもぼくの

記憶に強く印象付けられている言葉があります。

 

ドクターは基本的に患者を断ってはいけないことになっています。

専門的な用語でいうと「医師の応召義務」といいます。

 

診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、

正当な事由がなければ、これを拒んではならない。(医師法19条)

とされています。

 

正当な事由とは、

  • 他の患者の診療中
  • 専門外の診療依頼
  • ベッドが満床

が主な事由です。

 

そのときぼくは当直をしていたのですが

明らかに正当な事由ではないと思われる理由で、その日の当直医師は

診療をしていませんでした。

 

当直事務としては、できることはありません。

ただそれを当直明けに事務方のトップ、事務局長などに報告するだけです。

 

その報告を聞いた院長がその当直医師をその場で呼び出し、

先ほどの医師法19条を読み上げたうえで、

医師は人命に関わる非常に重たい責任を負って仕事にあたっている。

そしてその責任に対して給与が支払われている。

その責任を果たしていないと思われるので、当直代は支払わない。

そのように宣告しました。

 

税理士の責任に対する対価も報酬です。

雇われている状態ではなかなかそれを感じる機会がないのが実情です。

 

責任の重さに対して、報酬をもらう、ということを

忘れないようにしていきたいと思います。

 

日本税理士会から

税理士の専門家責任を実現するための100の提案

というものがHPでアップされています。

 

中身については賛否があるかもしれませんが

少なくとも税理士の専門家責任を考えるキッカケになりますので

興味がある方や、税理士受験生は目を通してみると面白いと思います。

まとめ

先日、直属の上司に独立したい意思を伝えてから

ますます組織に属することの意義、独立することの意義を

ふとした瞬間に考えるようになりました。

独立していない状態ではありますが、

想像しておくこと、覚悟しておくことも少しは必要かと。