おはようございます、京都の所属税理士takasagoです。
こう見えて(まだ見せてませんが(笑))、絵を見るのが好きです。
普段から視点をズラシて考えるクセをつけたいと考えて、
トレーニングというか意識しているのですが、
視点ズラシのためにオススメの画家を勝手に3人選んでみました。
サルバドール・ダリ
ご紹介する3人の中でもっとも有名かと思います。
アイキャッチの画像のひとです。
説明不要かもしれませんが、簡単に。
サルバドール・ダリ(1904-1989)はスペイン出身の画家です。
彼は自分のことを「天才」と言って憚らず、
奇行や逸話に事欠かない人物です。
先日もダリの子ども(隠し子)だと主張する人が現れて
お墓をあけてDNA鑑定をしたのは記憶に新しいかと。
シュルレアリスムという日本語でいうと超現実主義を代表する芸術家。
シュルレアリスムをごくごく簡単にイメージでいうと、
現実離れしたまるで夢の中のような雰囲気、といえばいいでしょうか。
[alert title=”注意”]実際に絵を掲載できれば最も良いのですが、
著作権保護の関係で掲載することができません。
代表作のタイトルを掲載しますので、ググってください(笑)[/alert]
ダリの絵の特徴は、まさに夢の中の雰囲気です。
有名どころでは、溶けた時計のある絵ですね。
ダリは自分の絵の説明をすべてタイトルに込めている、と言っているそうです。
代表作のタイトルを並べてみます。
記憶の固執(溶けた時計のある例の絵です)
茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)
ナルシスの変貌
水面に象を映す白鳥
などなど。
また、ダリの絵のいくつかが
ダブルイメージを採用しており、それを見つけるのも楽しみのひとつです。
不思議な雰囲気を醸し出すダリの絵を見て
自分が見ているものが何なのか、何をみているのか。
陶酔するようなそんな不思議な体験をぜひしてください。
ルネ・マグリット
続いてはこちらもシュルレアリスムの画家をご紹介します。
ルネ・マグリット(1898-1967)はベルギーの画家。
今回ご紹介する画家の中では最も地味かもしれませんが、
日本では非常に人気のある画家のひとりです。
名前を聞いてもパッと作品をイメージできないかもしれませんが、
絵を見たことがある人はきっといるはずです。
空中に浮かぶ岩、指の生えた靴、鳥の形に切り抜かれた空、
人がいっぱい浮かんでいる町、などなど。
ダリと違ってマグリットの絵のタイトルは全く意図が分かりません。
すくなくともぼくには。
代表作を挙げておきます。
ピレネーの城
大家族
ゴルコンダ
白紙委任状
光の帝国
赤いモデル
などなど。
タイトルをコピペしてググっても
絵とタイトルの関係性がわかりません。
そしてぱっと見は何も感じないのですが
見つめていると違和感を感じ始めます。
物体がありえないところに浮かんでいたりという絵は
分かりやすいのですが、
上記でいうと、白紙委任状と光の帝国は「ん?」という感じ。
ぜひ見てみてください。見ればわかります。
すみません、語彙力不足で。
マグリットの絵は、その違和感を楽しむ、
絵の前にたたずみ考え込む、その時間を楽しんでもらえればと。
マウリッツ・エッシャー
最後は日本でも大人気の画家をご紹介します。
マウリッツ・エッシャー(1898-1972)はオランダの画家。
描き方というか作品の作り方は版画です。
作品のバリエーションは、だまし絵というか錯視を利用したものから
幾何学的に連続したイメージを活用したものまで多様です。
代表作を挙げておきます。
滝(水が上がっているように見えるあの絵です)
物見の党
出会い
空と水
発展Ⅱ
メタモルフォーゼ
などなど。
ポップな感じで、前出の二人とはまた趣が異なります。
エッシャーのだまし絵の元となっているのが
ネッカーの立方体という図です。
どちらが前か後ろなのか判断する材料がないので、
画面でいうと上が上(笑)なのか、右が上なのか、
見つめていると分からなくなります。
これをうまく利用して
登っているように見える階段がたどっていくと降りていたり、
下っているように見える水路をたどっていくと何故か滝になって水が落ちたり。
不思議で仕方ないです。(笑)
まとめ
なじみやすい画家を3人選んでみましたが、
他にも、アンチンボルトなども有名です。
まだ行ったことはないのですが、
ハウステンボスにはだまし絵を体感できるスーパートリックアートなど
行ってみたいなぁと考えています。
ぜひ不思議を絵を通じて自分自身の視点を疑う、
ズラした視点を体感してもらえればと。