退職の伝え方はステップバイステップで。一つずつクリアしよう。

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おはようございます、京都の若ハゲ税理士takasago(@co_develop)です。

独立したい、独立したい、と書いているぼくですが。

ホントにやりたいのかよ?というツッコミがそろそろ(笑)はいりそうです。

昨日、直属の上司のその上の上司にハナシをしました。

退職したいというハナシの持って行き方で注意するべき点を考えてみました。

 

目次

上司のメンツを潰してイイことは何もない

今の事務所に勤めておよそ4年半。

簿記論、財務諸表論、法人税法の試験に合格して

残り2科目を残して転職をしてきました。

 

税理士事務所に勤めながら、税理士試験に挑戦している方にとって

お仕事と勉強のバランスを取るコト、折り合いをつけることは非常に重要です。

そのバランスを取ろうと思うと、事務所側=雇用主の姿勢も大きく影響します。

 

要は雇用主側で税理士登録をしてほしくない場合は非協力的ですし

雇用主側で応援してくれる場合は協力的です。

 

協力的であれば平日に残業をしないで学校に通えたり

試験に前に休めたり、といったことが期待できます。

 

ぼくの場合は、非常に協力的な事務所です。

応援し後押ししてくれました。

感謝の気持ちは非常に大きかったです。

 

事務所に対して感謝の気持ちがあるからこそ、

退職するときのハナシの持っていき方にはかなり気を付けました。

『立つ鳥跡を濁さず』をなるべくなら目指したいところですので。

 

具体的にはハナシをする順番と共感性がポイントです。

 

ハナシをする順番とは、

例えば直属の上司、その上の上司、と何人か上司がいてタテのラインがある場合。

順番をトバすな!ということです。

 

仮に順番を飛ばされた上司の側に立ってみると

自分はハナシを通さなくていいと思われている、と間違いなく捉えられるでしょう。

そんなことすれば上司のメンツを潰したことになります。

 

気が合う上司、合わない上司、

話しやすい上司、話しにくい上司、

様々いるでしょうが順番を飛ばしてもイイことはないです。

こじらせて辞めたいのならまだしも、ですが。

 

メンツにこだわらない上司もいるのでしょうが

少なくとも外からみて、他者からみてメンツにこだわるかどうかは

どこにも書いていない=分からないことです。

であれば、配慮するに越したことはないですね?

 

また、同僚に相談することも基本的には控えましょう。

基本的には自分で決めることですし、どこから漏れ伝わるか分かりません。

相談するなら本当に信頼できる同僚だけに。

 

もう一つの共感性も非常に重要です。

ハナシをする上で自分が置かれている状況を上司に投げかけてみて、

上司にとって「気持ちは分かる」という状態を作ることは戦略のひとつです。

 

例えば、組織の問題点やジレンマ、チームの課題など

このままではマズい、というポイントを上司と共有できれば、

そのジレンマ、課題、問題点は、自分一人ではなくチームとして

上司と一緒に抱える問題になります。

 

そこを打開したいと思うからやめるんだ、というハナシの仕方を

今回、ぼくも採用しました。

 

直属の上司のその上の上司にハナシをしたわけですが

思っていたほど強い抵抗を受けずに済みました。

上司の反応としては、気持ちは分かるがゆえに非常に困った、というものでした。

 

結果的には非常に理解は得られたと思っています。

理解はしたが。。。という感じでしょうか。

前向きに、ただ前向きに

組織から抜ける、退職したいとき、

感情としては2種類が混ざっている状態です。

 

組織や人間関係がイヤだから辞めたい、というマイナスの気持ちと

次のステップに進みたい、エネルギーを違うことに注ぎたい、というプラスの気持ち。

 

人間ですからこれらが混じることは普通なこととぼくは考えています。

退職の理由のトップは人間関係、というのは有名なハナシですが、

仮にそのハナシを上司にしたところで解決しないことが多いです。

その愚痴が解決するなら辞めなくてもイイんですから(笑)

 

辞めたい人の置かれている状況はイロイロです。

命の危機を感じるくらいヤバい職場、精神的に追い込まれてしまうような状態であれば

ここまで書いたステップはすべて飛ばして、

仕事を休んでなし崩し的に辞めてもイイとぼくは思います。

 

でも、ぼく自身はいまその状態ではなく、

円満に、スムーズに退職したいと考えているので、

なるべくマイナスの気持ちを出さないように心がけました。

 

マイナスの気持ちを出してしまうと

一気に愚痴っぽく、というかただの愚痴になりかねません。

プラスの気持ちもマイナスの気持ちも

口に出して言葉にし始めるとそのスピードは加速し止められなくなる。

 

会社や組織、人間関係の愚痴を肴に

お酒を飲む方を居酒屋や飲み屋なんかで見かけることがありますが

あれはお酒とマイナスの気持ちが口を非常に饒舌にさせているのです。

 

上司との退職の話し合いでそれをしてしまうと

自分はスッキリするかもしれませんが、

上司はマイナスの気持ちを受け止めるわけですからモヤモヤします。

 

だって、自分の部下から組織や人間関係の愚痴を聞かされて

上司はそれを根本的に解決することができず、

さらに上司はその部下が残りたくないと思う職場に残るのですから。

 

マイナスの気持ちではなく、プラスの気持ちを出すようにしましょう。

自分がこうしたいから、アレがしたいからという理由が最も響きます。

上司だって人間です。

 

ハナシが分かる上司ならなおさらで、

部下の前向きなハナシを全否定することは難しいのが現実です。

 

ぼくの場合も、組織がイヤだからというのではなく

自分自身が独立したいから、というのを強調しました。

 

冒頭にも書きましたが、ぼくにも組織や人間関係がイヤ、

というマイナスの気持ちがあるのは事実ですし受け止めています。

そこはグッと抑えて、自分の夢、ミッションを語ることをオススメします。

まとめ

結果的には非常にうまく話せたような気がします。

感情に押し流されると、この手のハナシはうまくいかないことが多いです。

順番を間違えず、上司に共感してもらい、自分のミッションを語ることで

うまくハナシができるように戦略をたてることをオススメします。

週明けはボスとの話し合いに臨みます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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