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引き継ぎで分かる、自分の標準は誰かの非標準

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おはようございます、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。

先日からぼちぼちと業務引継ぎが始まっております。

で、引継ぎを受ける同僚と同行し、自分が常にやっているコトをやってみると

自分には標準でも引継ぎを受ける人からすると非標準のコトがある

というのがよくわかります。

 

標準=スタンダードとは何か

先日、お客様のところに担当交代と退職の件をお伝えしに行きました。

今ぼくが担当しているお客様にはお伝えするのは初めてだったのですが

非常に残念がってくれたのと、応援をしていただき嬉しく思いました。

 

その報告については、ぼくがいつもの通りの報告をし

同僚というか同行していた先輩がそれを横で聞いて後を引き継ぐ、

というスタイルでの報告でした。

 

ぼく自身はこのお客様に対して、試算表を用いるよりも

5か年の月別と累計の売上高推移と、

今事業年度の売上・仕入・粗利・粗利率・F/Lコスト比を

Excelでグラフにしたものを使って報告していました。

 

そのお客様にとっては数字を細かく報告されるよりも

売上やF/Lコスト比がどういう状況かをグラフで直感的に分かるほうがいい、

というのをこれまでの関与の経緯からわかっていました。

 

特に飲食店を営んでおられるお客様にとって

F/Lコスト比の存在を知れたのが非常に良かったようで

一番最初にお伝えした時に喜んでいただけたのを覚えています。

 

ちなみにF/Lコスト比とは

材料費と人件費が売上に占める割合、のことを指します。

英語にすると材料費=Food、人件費=Laborに由来します。

 

飲食店にとって、材料費と人件費は支出の中で大きなウェートを占めますので

この部分をコントロールすることが飲食店の課題として挙げられることがあります。

 

このF/Lコスト比の報告は、ぼく自身がいわば勝手にやっていたことです。

今の事務所にとってはスタンダードな報告ではありません。

Excelを使って勝手に帳票をつくっていたんですから。

 

これを月次報告の段階で顧問料の中に含めて行っている担当者が

他にいるのかと聞かれると多分いない。

 

ぼく自身はこのお客様に対しての標準の報告スタイルとしてコレを始めたわけですが

引継ぎを受ける人がコレを続けるかどうかは分かりません。

お客様にとってのベストプラクティスを考える

このF/Lコスト比はいわゆる経営指標なのですが

この経営指標は通常の試算表(ぼくの事務所で使っている試算表)では

表示されないものでデータの加工が必要です。

データの加工と言ってもExcelに試算表から数字を入れたらおしまいです。

ここまでのデータはあるので、ほんのひと手間というところです。

 

ぼくにとっては、ほんのひと手間ではありますが、

でも飲食店のお客様にとっては知っておいて損はない指標ですし

ぜひ活用して欲しい指標のひとつです。

 

ただ漫然と試算表だけで報告をしていたら

お客様には気が付いていただけなかったことでもあります。

 

報告が終わって、こんな感じで報告していますと同行者に言ってみたところ

十分すぎるぐらいの説明でした、というコメントでした。

ぼくの報告が継続されるかどうかは正直分かりませんが、

お客様にとって必要なコトとぼくは思っているので続いてくれることを祈ります。

 

試算表の報告ひとつとっても、担当者でスタイルは異なります。

お客様が求めているコトが何なのか、というのを探るのも重要です。

 

今もぼくが担当しているお客様で不動産業の方がいるのですが

毎月定期的に月次資料をご持参いただきます。

ただし、会社の数字自体には不動産賃貸業なので大きな動きはないです。

このお客様に対して試算表を丁寧に説明することが本当に必要なのか。

 

先月お目にかかってからの日々の出来事や物件の周辺の状況、

京都で行われる催事のコトや体調のことなどを伺うほうが満足度が高いお客様だったので

途中からはお話を伺う時間を90%ぐらいにしています。

 

担当者もお客さまもイロイロです。

モノの見方、見え方も異なりますし、お客様にとって本当に必要なコトが何なのか、

それを考え続けることが担当者には必要かなと。

 

そして自分自身が独立した時に、顧問料の範囲でどこまでするのか、

そしてどこまでの業務や報告のスタイル、頻度が求められているのか、

お客様のニーズをつかむためにはやはり話をよく聞くコト、

そしてその姿勢が必要なんだなとつくづく感じた引継ぎでした。

まとめ

引継ぎがぼちぼちとはじまると

これまでお世話になった方への御挨拶をしなければなりません。

皆さん本当に惜しんでくれつつも応援してくれてお客様に恵まれたなと思うのと、

こういう時に自分がしていた仕事の評価が何となくわかるなと。

残り4ヵ月ですが、頑張っていきます。