和歌山のアドベンチャーワールドに学ぶ差別化戦略

パンダ

パンダ

おはようございます、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。

突然ですが、和歌山のアドベンチャーワールド

パンダの赤ちゃんが公開されています。9月13日から時間を限定してですが、

生後1か月の赤ちゃんパンダ、映像で見てもカワイイです。実物はもっとでしょう。

 

最近、退職に向けて仕事量が物凄いことになりつつあるぼくの密かな楽しみです。

それはさておき、和歌山のパンダの報道のされ方がどうも上野のそれとは異なるようで。

それでも和歌山のアドベンチャーワールドさんは気にしておられない様子。

差別化戦略を検証してみましょう。

 

目次

関西でパンダと言えばアドベンチャーワールド

パンダはその人気ぶりが突出している動物園でも屈指の人気者です。

またそれとは別に、絶滅が危惧されている動物でもあるので

野生の生息地である中国においても手厚く保護されており

中国国外への貸し出しには高いハードルが設定されています。

 

要は、パンダは可愛くてかつ貴重な存在なので

動物園にとってはパンダを飼育しているだけで差別化が図れているといえます。

 

ちなみに、日本においてパンダが見られる施設は

恩賜上野動物園

アドベンチャーワールド

神戸市立王子動物園

の3つだけです。

 

王子動物園にもパンダがいますが、一頭だけでひっそりと暮らしています。

お目にかかったことがありますが、穏やかでかつのんびりと観察することができるので

意外とオススメです。また、王子動物園には人気のコアラもいます。

 

コアラは上野にも和歌山にもいません。

つまりはパンダとコアラを一度に両方見ようと思えば現状は王子動物園だけ。

もっと打ち出して前面に出してもイイと思うんですがあんまり知られてません(笑)

 

広報の方の言葉に集約されている「競っていない」

アドベンチャーワールドがあるのは和歌山県、関西です。

で、メディアの本社・本局があるのは東京です。

関西に住んでいてもハッキリ言って結構遠いです。

 

取材が来なくても仕方がない、報道量が少なくても仕方がない。

何故かというと、おそらくアドベンチャーワールドが来園してほしいのは

関西からをメインと考えているからでしょう。

 

自社が想定しているターゲット、ユーザーのコトを「ペルソナ」と呼んだりします。

ブログで「ペルソナ」を意識して記事を書くように推奨されていますが

これがなかなか難しいんですけどね。(笑)

 

アドベンチャーワールドのペルソナは関西の動物好きなファミリー層であり、

メインターゲットと推測されます。

 

また今回は非常に早い段階での一般公開でした。

生後およそ1か月の時期で、午前・午後ともに20分ずつです。

上野動物園のシャンシャンの場合には、生後およそ6か月でしかも抽選。

 

パンダの体調や公開の状況・設備など様々な要因があるのでしょうが

アドベンチャーワールドではこれまで多くのパンダの繁殖に成功しており、

パンダを上手に公開するノウハウが蓄積されていると想定できます。

 

ノウハウの蓄積というのは、ビジネス用語で暗黙知と呼ばれたりしますが

言語化の難しい、説明できない経験値と捉えても良いでしょう。

これは一朝一夕では醸成されません。

いわば企業風土に近いモノでもあるかと。

 

アドベンチャーワールドではこれまでのパンダの繁殖と成長を見守ってきた

知識と経験があり、また動物相手でもあるので不測の事態はつきものでしょう。

それらがうまく継承されており、良い文化が醸成されていると考えられます。

ノウハウの蓄積、侮りがたしですね。

 

また広報の方の発言とされている

「(上野動物園とは)競っていない」というのもポイントです。

想像するに、同じパンダでも来園者のターゲットも違えば公開の仕方も違うので

全く別モノ、という認識なのかもしれません。

 

アドベンチャーワールドは動物とのふれあいにも重点が置かれているようで

動物たちとの距離がとても近いのも魅力です。

和歌山の気候と相まって、動物たちがのびのびとのんびりとしている姿を

間近でゆっくりと観察することができます。パンダも例外ではありません。

 

アドベンチャーワールドのパンダをみることでの最大の強みは

パンダラブツアーなるモノが企画されているコトです。

 

このパンダラブツアー、事前にWebで予約すれば、パンダに餌をやったり

(その距離なんと1m!)できるので日本で最も近くでパンダをみられます。

また記念撮影もできるので、せっかくならばパンダラブツアーへの参加を

ご検討いただければ幸いです。(なんか宣伝みたいになっちゃった(笑))

現状では物凄い人気になっているようですが。ぼくもまだ参加したことはないです。

 

同じパンダを展示しているのですが

アドベンチャーワールドは差別化に成功していると言えるでしょう。

まとめ

イイ年したオッサンがパンダ、パンダいうてすみませんでした。

これはぼくのギャップなのか?(笑)

自分自身の差別化戦略も考えていかなければならないなと

可愛いパンダの赤ちゃんをみて思った次第です。

またアウトプットしてまとめていきます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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