こんにちは、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。
台風が近畿地方にも近づいております。今年は災害の多い年ですね。
何事もないコトを切に願います。
災害に限らず家に引きこもったり、秋の夜長を楽しむときは読書がオススメです。
本日はぼく的SF作品ナンバー1の「新世界より」をご紹介します。
貴志祐介著「新世界より」
こちらの作品は貴志祐介さんの著書で2011年に文庫版が刊行されています。
貴志祐介さんと言えば、映像化された作品も多いので目にしたことがあるかたも多いかと。
例えば
青の炎、黒い家、悪の教典、硝子のハンマーなどホラー系、ミステリー系の作品が有名ですが、今日ご紹介する「新世界より」は完全にSFの作品です。
舞台は1,000年後の日本。念動力を手に入れた人類が手に入れた平和は子供たちには、隠された先史文明の一端が徐々に明らかになっていき。。。
という触れ込みです。
1,000年後の日本という空想の舞台と、念動力=サイコキネシスが合わさって、稀代のストーリーテラーである貴志祐介さんが構想30年で書き上げた記念碑的作品と銘打たれています。
本作は2008年の日本SF大賞を受賞した作品です。
1,000年後の美しい日本の空想上の風景が丁寧に描かれており、現実の動物をモチーフにした物語上の動物がでてきたり。
この作品の特徴は1,000年後の日本を空想で描いたその想像力と、作中の社会性などが非常にリアリティーにあふれているコトです。
ハナシの展開力もミステリー作品が多い著者ならではで、物語にどんどん引き込まれていきます。
それぞれのシーンの描写も非常に細かいので、チョットグロい感じが苦手な方はやめておいたほうがよいかもしれません。
SFを読むことで得られるもの
ぼく自身は小説もビジネス書も何でも読むタイプです。
読書という時間と行為を楽しむというか、疑似体験できるのが読書の醍醐味と考えています。
特にSF作品は好んで読むのですが、本作は非常に想像力がスゴイなと感じるシーンが多々あります。
少しネタバレになるのですが、主人公たちがサイコキネシスの能力に目覚めたりするシーンや、空想上の動物たちの社会性を描いたシーンなど現実世界ではなかなか想像しにくい部分について、非常にリアリティーのある描き方がされています。
まるで自分が1,000年後の物語の舞台に入り込んで、そのシーンを目の当たりにしているような臨場感を味わうことができます。
税理士をしていると妄想力というか想像力を働かせるシーンが意外とあります(笑)
レシートや領収書を見ていて、
コレは何の費用かな?誰と行ったのか?どんな話をしたのかな?
などなどあらぬ方向に妄想を働かせることができます(笑)
相続の場面でも預金の履歴なんかを見ていると、コレはどういう支出か、この入金は何の入金か、家族への支払いの内容は?大きな金額は何に使ったのだろう?という妄想を働かせる必要があります。
そういう意味でも?SF作品を読んで想像力を鍛えているとポジティブに捉えています。
まとめ
秋の夜長はぜひ読書をしてみてはいかがでしょうか。
ぼくも読みたい本が積まれている状態なので一つずつ楽しみながら
読んでいきたいと思います。