無料であるがゆえも大いにあり得る。無料相談と自分のスタンスについて

制約

 制約

おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

昨日のブログで書籍を紹介しましたが、最初、ヨメレバ、カエレバというサービスを使おうとしていましたが、なんとサービス内容が変更に。Amazonではなく楽天側にシフトしたようです。

また普段アイキャッチ画像をcanvaと言うサービスで作っていましたが、バージョンが2.0になって急にマネタイズが強くなりまして。

いずれも無料のサービスでそれなりに使い勝手が良かったのですが、無料であるがゆえの制約もあるなぁと感じているところです。それは自分自身のサービスにも同じことが言えます。

 

目次

無料であるがゆえの制約

ヨメレバもcanvaも未だ無料で使わせてもらっています。

この使わせてもらっている、というのがポイントになるかと。

 

というのも、相手が無料でサービスを提供しているからにはそれに伴う制約があります。

 

機能が制限されている場合にはお試しで使ってみてください、よければ買ってください、というスタンスがあちら側にもあります。

いわゆるスーパーやデパ地下での試食のような感じでしょう。

 

人間は体験したことないことへの一歩を踏み出すのに非常に勇気が必要な場合があります。それはぼくも同じです。

 

無料で使えるとどんな感じか疑似体験できるので、購入へのハードルが下がることは間違いないでしょう。これはサービス提供側のひとつの戦略と言えます。

 

その戦略に乗っかっている以上、相手側のスタンスが変わったからと言って文句を言える筋合いはありません。先日もメディアマーカーというオンライン本棚のようなサービスを提供していたWebサイトがサービスの提供を終了しました。

 

残念ではありますが、無料であってもまた有料であってもサービス提供が終了する可能性というのは考慮に入れておく必要がりますし、相手がスタンスを変えたときに自分がどう対応するかも考える必要があります。

 

今回であれば

ヨメレバ・カエレバ→WordPressのAmazon向けプラグイン or html/cssの勉強をする

canva→Photoshopを勉強する

 

新しいサービスに変更するのか、自分が変更するバージョンアップするのかは考えておく必要があるかなと。

 

[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]

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自分のサービスに置き換えてみると

独立することもフリーランスになるコトも、はたまた税理士試験に合格した後の世界を目にすることも、思えばこの1年ぐらいはかなりイロイロと体験しました。

 

サービスを提供する側になって、改めて感じることもたくさんあります。無料と有料の切り分け方が大きなところです。

 

ブログは無料で提供していますが、営業ツールとしては無料であるがゆえに少し弱いのかなと感じたりもします。パンフレットや業務案内についても作りたいなと考えていますがどんなものをというのがイマイチ考えがまとまっていません。

 

でもブログについては自分がやりたいことでもあり、読んでもらうことでぼく自身の考えやスタンスというのが伝わるいいツールだと考えているので継続します。

 

ブログはイイとして問題はズバリ無料相談です。

前職の事務所では無料相談を基本的には受けるスタンスで、相続関係の相談については担当するコトが多かったです。

 

というか税務相談業務の多くが相続がらみであることは税理士さんなら何となく理解してもらえるでしょう。(無料相談で法人とかあんまり聞いたことがないです)

 

勤めているときには無料相談のご依頼があれば普通に受けていましたが、独立後にどうするかというのはかなり悩みました。

というのも無料相談がもしいっぱい来ちゃったら、対応しきれないしメシが食えないよな、って単純に思ったからです。

 

しかも無料で対応するということはそれなりの対応・お答えしかできない、ということを意味するとぼくは個人的に考えています。

無料相談を受けまくっている人はそうは思わないようですが。このギャップがポイントのような気がします。

 

税金に関する知識、相続に関する知識、そういう目に見えないモノでも習得するのに相当な時間と費用がかかっています。それを無料で提供することに非常に抵抗感がありまして、そこを強要されるというのは言葉は悪いですが食い逃げと同じなわけです。

 

有料であればトコトンがっぷりよつでお答えもできるというものじゃないでしょうか。

というか無料相談する前にインターネットで調べればわかることも多いですし、個別的な判断を求めるのであればそれこそ無料相談ではいけないと思うんですね。

 

ただし無料相談と見積もりありきのご面談というのはまったく異なる性質を持ちます。先日も法人で税理士を変えたいというかたをご紹介いただき、面談してきましたが、ご面談の際には話を聞きたいのはむしろコッチです。

ご要望とニーズを伺って提供できることと費用を見積もる、というのは非常に前向きです。無料相談をしたことがある方ならわかると思いますがこの部分は決定的に違います。

 

なのでぼくの事務所では無料相談というのは掲げないようにしようと思って事務所HPを作りました。

サービスメニューに対するスタンス・基本姿勢というのも事務所HPで書いていくようにしようと改めて思った次第です。

まとめ

言わなきゃわかんないことは多いな、と改めて独立して以来感じているところです。

自分のスタンス・基本姿勢というのは見られていないようで見られている、というのは税理士として意識しておきたい部分です。

お客様に選んでいただける選択肢の一つになるため、ですね。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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