確定申告会場で並ぶことに価値はあるか?必要なのはカードリーダとマイナンバーカードだけ

カードリーダ

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おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

昨日、無事に確定申告書を電子送信するコトが出来ました。お騒がせしました(笑)

この時期、いわゆる確定申告会場で申告書を提出したり作成したものをチェックしてもらったりというのを経験された方も多いかなと思います。メチャクチャ並んでいて人数も凄まじいんですが。

税理士も税務署のヘルプで馳せ参じることもあって、そこで感じるのは、「電子でやれば来なくて済むのに」ということ。

並ぶことに価値があるのか考えてみます。

 

目次

確定申告会場あるある

今年は年明けに独立した関係で所属支部が変更になり、確定申告会場の応援業務はありませんでした。

去年は当番があったので馳せ参じましたが、やはりいつ行ってもスゴイ、というか凄まじいです。

確定申告会場あるあるをまとめてみます。

 

待ち時間が2~3時間はザラ

多くの会場では朝の9時開場ですので、税理士は少し前には会場の控室にて当日の動きや休憩、手順などを確認します。

で、会場入りするわけですが、その際に会場に入りきらずに会場の外まで申告書を握りしめて寒い中待っておられる納税者の方の行列を目にします。

 

横をサーっと通り抜けるときの罪悪感と、あー今日はこんなに待ってる人がいるのね、という圧迫感に押しつぶされてしまいそうです。

 

朝の時点で並んでいる人はまだその日の午前中に申告書のチェックを受けて提出できる見込みはあります。なんたって開場前から並んでるんですからね。

 

問題は開場時間を過ぎてから来場された方です。

この方たちは当然待ち時間が長めにかかってしまいますが、2~3時間はかかると覚悟しておいたほうがイイでしょう(日によっても違うと思いますが、申告期限に近づけば近づくほど混みます)。

 

そして会場入り出来たら一安心です。なぜかというと予定人数に達すると12時前くらいに、今日はココまで~みたいな感じで打ち止めになる可能性があります。午後から行ったら会場にすら入れなかった、なんて声を聞いたことがあります。

資料が足りないと取りに戻らされる

いざ、並んで申告書を作成する前段階で資料のチェックを受けると、不足資料があることが多々あります。

 

医療費の領収書1枚くらいなら、みなさん「もうええわ」と言われますが、源泉徴収票がないとかだとそもそも申告書が作れないので取りに戻ってもらう必要があります。

 

そうなるとご自宅に戻って資料を探し、持ってきたら会場が閉まっていた、なんてことになったら目も当てられません。

 

事前に必要な資料は準備しておいたほうがイイでしょう。それでも忘れるときは忘れてしまいますが。

提出だけでも待ち時間がある

ご自身で申告書を作成して、ご自宅でプリントアウトして提出に来られる方もいらっしゃいますが、そんな方でも待ち時間はあります。

 

税務署の担当者の方が添付書類なんかをサラッとチェックして受付印押して、ってなると時間はやはりかかります。

 

ココでひと悶着あったりすると余計に詰まってきてまた待ち時間が、、、

 

会場応援に行くと皆さん待ち時間で殺気立ってる雰囲気をそこかしこで感じられます。

 

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必要なのはカードリーダとマイナンバーカードだけ

あるあるに目を通していただけるとお分かりいただけるでしょう。

確定申告会場ではとにかく時間がかかる!ということです。

 

ご自宅にパソコンがあれば電子申告に対するハードルは一段下がります。

 

そしてマイナンバーカードとカードリーダがあればもう二段、ハードルが下がります。

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今年からはID・パスワード方式での申告ができるようになり、スマホでの申告もできるようになりましたが、ID・パスワード方式だと一回は税務署に出向く必要があり、スマホでの申告は出来ることの制限があります。

 

そう考えると、今年提出の分は時間的に難しいかもしれませんが(マイナンバーカードの取得に時間がかかる)、カードリーダとマイナンバーカードがあれば自宅でパソコンで申告書を提出できます。

 

自宅で申告書提出→申告会場に行かなくて済むので時間の節約

電子で申告書提出→提出する添付書類を提出省略できる

というメリットを最大限に享受できるとぼくは思います。

 

ご高齢の方でパソコンが自宅に無かったりするとさすがに電子申告は難しいかなと思いますが、自宅にパソコンがあって仕事でも触れる機会があるのなら、サクッとできちゃう可能性もあります。

 

そして今は申告書の作成提出については、国税庁の確定申告所等作成コーナーが非常に親切で便利です。

税理士が見てもそう思いますし、実際に税理士がコレを使って申告しているので、使い勝手としては国税庁のソフトにしては優秀なのかなと。

 

可能であれば日々の経理をコツコツとやり、確定申告書の提出期限と言わず、1月中に申告してしまうぐらいの気持ちでいると切羽詰まらずに済んでいいのかなと。

 

申告書提出だけでぐったり、一日仕事になっちゃったなんてハナシもよく聞きますので時間と費用のバランスを考えると電子申告が有効かなと思いますが、いかがでしょうか。

まとめ

今日から三月。申告期限まであと14日。

今からだと難しいかもしれませんが、今年のしんどい思いをバネに来年確定申告を電子でやってみようと思っていただけたらと。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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