自分に必要なモノを取捨選択することと可能性の話

乱数グラフ

乱数グラフ

おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

先日、同業の税理士さんとの飲み会でExcelマクロ(いわゆるVBAと呼ばれるもの)やRPAのお話で盛り上がっていました。

ひとり税理士さんは結構プログラミング系との相性が良いようで、ひとりで仕事をするので作業的なことを担ってもらうツールとして、また業務上の必要性や違いを出すために取り組んでおられる方も多いようですし、得意な方も多そうです。

 

ぼくはというと資産税をやっていた関係であまりご縁がなく、また学ぶ機会もなく、ハッキリ言って縁遠いかなと思っていたんですね。レベルでいうと初心者かなと(笑)

でも、自分に必要かどうか、将来の可能性の話を考えてみて、勉強してみるのもイイかなと思い始めています。

 

目次

自分の仕事との相性

ぼく自身は「町の税理士さん」というフレーズが好きなので、資産税のみならず、法人や個人の顧問のお仕事もしたいと考えています。

 

なぜならそれは資産税では味わえない、お客さんの成長を一番近くでサポートできる、良き相談相手になれる、というのも税理士の仕事の魅力の一つだと思っているからです。

 

前職では数少ない顧問担当のうち、飲食店の方が多かったので、粗利率、売上と仕入の推移、FLコスト比などを試算表から数字を抜き出して、Excelでグラフ化して報告していました。

 

事務所のスタンダードではなかったかもしれませんが、勝手にやっている範囲で黙認されていたようです。退職時や担当替えの時に引き継ぎましたが継続されているかは分かりません。

 

数字に強くない、日々のお仕事に忙しく経理周りが後回しになりがちな職人さん気質のお客さんの場合には、グラフにすると視覚的にイメージできるようでとても喜んでいただけた記憶があります。

 

グラフで視覚的なハナシをしつつ、数字の精度を上げるために棚卸をもう少し丁寧にしましょうとか、コストカットをどの部分でやってみましょうとか、毎月の課題を共有して次の報告までの宿題を設定し、やってみてもらっているとそれだけで嬉しいモノです。

 

数字をどのように経営判断に活かすか、というのはある種コチラが主導でサポートはするのですが、結局は何々しましょうということで顧問先にお願いすることも多いですよね。

 

ぼく自身は管理会計にも興味があるので、そういう意味ではマネジメント役立つ、経営判断に資する情報を提供するためにExcelを学び、よりよい情報を提供できるツールとしての武器を身に着けたいと思っています。

 

一方で、資産税の仕事はどうかというと、Excelを使う機会というのはほとんどありません。

パッと思い浮かぶのは生前贈与や遺産分割でのシミュレーション結果をExcelのグラフで提案、お伝えすることぐらいで、日々の仕事の中でExcelを使う機会は少ないのが現状です。

 

正直な話、いまのぼくの仕事の仕方(資産税メイン)だと、Excelの知識や技術は必要ないでしょう。でもそれでいいのかな?と最近よく思っています。それは将来的な可能性の話に通ずるからです。

 

[list class=”li-check”]

  • セミナーのお知らせ
  • セミナー一覧はこちら → https://jinnozeirishi.com/seminar-info/
  • 近日開催予定セミナー
  • 5月25日 相続実務セミナー@大阪 → https://jinnozeirishi.com/seminar-4/

[/list]

将来の可能性

将来的な可能性の話をすると絵にかいたモチになる可能性もありますが、それでも自分の仕事のことは考えておく必要があります。

 

先日からブログ記事に書いていますが、資産税分野というのは紙での申告が割合としては多くて、Excelを活用する機会というのは少ないです。

[card id=”4214″]

 

でも相続税申告書は今後は電子申告が導入される予定です(ホントにされるか普及するかはわかりませんが)し、いまはAIやExcelとの親和性が低いだけで伸びしろがある、といえばあるでしょう。

 

高齢化社会で資産税分野のニーズというのは高まってきていますが、税制改正で基礎控除が下がり申告対象者の方が増えたのも要因のひとつです。税制改正で資産税の基礎控除額をもう少し上げる、なんて話も出てこないとも限りません。

 

いろんな可能性を加味しても将来のことは不確定ではありますが、不確定であるがゆえに武器になりそうなことは勉強しておいて損はないだろう、というのがぼくの思いです。

 

資産税分野に強みがあると言っても今後、興味が管理会計に移ってそちらをやりたいと思った時に、その時から勉強するのか、今のうちから少しづつでも勉強して、資産税分野にも活かせるようになっておくのかは大きな違いです。

 

将来の話は誰にも分からないからこそ勉強しておくことも必要かなと個人的には思っています。

 

勉強してみないと資産税にどう活かせるかというのも分かりませんし、もしかしたら活かせないかもしれない。それでも自分自身の仕事の肥やしにはなるでしょう。

 

いま無駄なことに見えることも将来やっておけばよかったと思いたくはないなというのが正直なところですかね。

 

GWは出かける予定はないので相続税の申告書を作りながらExcelの勉強をしようかなと。ブログ書きつつなので、一日何時間とか決めてやることになるとは思いますが。

こちらの本とあといくつかExcel関連本をやり切るぐらいの気持ちで臨みます(笑)

[amazonjs asin=”4534056419″ locale=”JP” title=”新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門”]

 

[list class=”li-check”]

  • セミナーのお知らせ
  • セミナー一覧はこちら → https://jinnozeirishi.com/seminar-info/
  • 近日開催予定セミナー
  • 5月25日 相続実務セミナー@大阪 → https://jinnozeirishi.com/seminar-4/

[/list]

まとめ

Excel、興味はあるんですが中々手が出ず、というのが本音でした。

でもGWは時間がたっぷりあるので、しっかり勉強しようと思います。

ブログでのアップはしないつもりです、だって猛者が多すぎるんだもの(笑)

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

目次