おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
税理士事務所を辞めるとき、気兼ねなくやめたいものです。それが転職するにせよ、独立するにせよ、です。
ここで一悶着ある方も多いようです(ぼくも含めて)ので、ぼくが考える工夫をお伝えします。
[alert title=”注意”]本記事では比喩表現としてストレートやジャブ、カウンターなどの記述がありますが、実際に所長先生等に対してパンチを繰り出さないようにしてください。[/alert]
いきなりストレートはマズい
ある日突然、辞めるそぶりを見せていない、兆候がない従業員が辞めますというとよっぽどでない限り、相手もビックリします。ボクシングで言うところのいきなりストレートを繰り出しているわけです。
とてもよく気持ちが分かります。ぼくの場合もいきなりストレートを繰り出して思わぬカウンターを食らいました(笑)もちろんですがこちらのストレートはクリーンヒットしませんでした。。。
その次の言葉でよくあるケースとして、「次の人が決まったら」と言われるケース。
ぼくはこの言葉を聞くたびに思うのですが、次のひとを決めるのは誰の仕事だろうか、採用するのは誰の仕事だろうか、と。
次のひとを決めるのは事業主の仕事であり、こちらがやることではないので、辞めたい日が決まっているのであればそこは強く交渉しましょう。
自分が辞めたら事務所や会社はどうなるのかな責任を強く感じる人がいます。キチンと引継ぎをすればイイだけの話ですし、心配しなくても事務所・会社はちゃんと仕事が回ります。
繰り返しますが仕事が回るようにするのは経営者の仕事です。
ここに過度に罪悪感を感じる人がいますが、本来でいうと自分が転職したり独立したりすることと次の人が来るかどうかは話が別です。
会計事務所はそうでなくても人手不足ですが、業界の話をアナタ個人に当てはめて考える必要はないわけです。
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とはいってもいきなり「辞めます」「うむ分かった」となることはまれかなと思いますし、引継ぎをどうするかなども考えておくべきです。
通常であれば就業規則なんかに退職の手続きが記載されていますが、3ヵ月前とか2ヵ月前で本当に引継ぎできるのか、自分の業務量などを加味して考えましょう。
税理士事務所の月次訪問担当の方であれば分かると思いますが、税理士事務所の業務というのはかなり属人的になりやすいです。
属人的というのは、その人にしか分からない事情や業務内容がある、という意味です。
こうなると〇〇さんが辞めると顧問先が困る、みたいなカウンターを食らいますので注意が必要です。
いきなりストレートではなくジャブを打つことをオススメしています。
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辞めるときの工夫を考えてみる、ジャブから始めよう
辞めたくなったら、順を追ってジャブを打つ方が波風立たずに辞めれると考えています。
ジャブの種類として
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- いついつに辞めるという決意を固める
- 引き継ぎ用のマニュアルをコッソリ作り始める
- 同僚には言わない
- いきなり所長ではなく上司から始める
- 可能であれば「税理士になったら、、、」というハナシをしておく
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が有効になってきます。
いついつに辞めるという決意を固める
辞めるという意思を伝えると遺留しにかかってくることもあるでしょう。その際こちらの決意が断固たるものでないと懐柔される可能性があります。
お願いされると断れないみたいなひとは先に断固たる決意を固めておきましょう。
独立の場合は特に次を決める必要はありません(転職活動という意味で)が、転職の場合は次を決めてからのほうが心理的にも安心です。
間が空くと余計な詮索をされかねません。
ぼくの場合は医療法人から税理士事務所に転職する際には、内定をもらった段階で勤め先に辞めることを伝えました。
引き継ぎ用のマニュアルをコッソリ作り始める
マニュアルをコッソリ作り始めるということですが、これは前述の属人化しているであろう業務を棚卸し、引継ぎをスムーズにするために必要です。
もし属人化していて辞められたら困るみたいな話がでてきたら、静かにマニュアルを作っていることを伝えましょう。
ちなみにコッソリの部分が重要です。マニュアル作ってますと言ったり、雰囲気を出すと「おや?」と周りの同僚や上司に勘づかれるかもしれません。
ぼくもこっそりマニュアルを作り始めることから始めました。引継ぎの期間を短くできる可能性もあるのでオススメです。
辞めたくなったら一刻も早く辞めたくなるというのは自然なことだと思いますので。
同僚には言わない
いらぬうわさを流される可能性があります。憶測が憶測を呼び、噂に尾ひれがつく可能性もあって、いいことは何もありません。
転職の相談などもしないほうが無難です。自分が出ていく立場で、相手が残るということになりますから、相談されてもって感じでしょうし。
いきなり所長に言わない、上司から始める
ご自身が誰かの部下である場合、上司がいる場合にはその上司から伝えていきましょう。自分の頭を超えて話をされるのは誰でも面白くないと感じます。
ましてや辞める話というのはデリケートな話ですし、上司にとっては自分の部下をコントロールできていないことを意味してしまいます。
こういう時にメンツを潰されたと感じる人も中にはいらっしゃいますので、話の筋を通すという意味でも順を追って伝えていきましょう。
この時上司からその上の上司や所長に伝えておこうかと言われても自分で伝えますのでと言いましょう。ぼくなここで失敗したような気がします(笑)詳しくはぼくと会ったときにでも聞いてください。
どんな風に伝わるかは分かりませんので大事なコトですから自分の口で伝えましょう。
可能であれば「税理士になったら、、、」というハナシをしておく
これは就職の時のご自分のフィルターにしてもらえればと思うのですが、もし税理士になったら独立したいとか転職したいとかは話ができるようであればしておきましょう。
最初に税理士事務所に就職するときは税理士になった後のことを考えていなくても、いざなってみてキャリアを考えた時に次のステップが思い描けるのであればその時に伝えておくというのもひとつです。
税理士になれば見える景色も多少は変わってきますし、ずっと所属でイイのかなと考えるときがきっときます。
考えが変わったときに上司なり所長先生に伝えられる関係を構築しておくとよいでしょう。
ちなみにぼくの場合は実際問題として転職してきた際には全くその後のキャリアを考えておらず、独立などの雰囲気を微塵も出していない状態でやめますと言い始めましたので、勤め先としても相当面食らったと思います。
もしもう一度辞めるシーンがあればこのあたりは慎重にやっていただろうなと今になると感じます。
長い人だと1年前に「1年後に退職して独立します」と宣言した方を税理士さんでも存じ上げています。
そういうことが可能であればやったほうが円満に辞められると思いますので、職場での上司との関係性や所長先生との関係も大切ですね。
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まとめ
辞めますと職場で伝えると所長先生の本心が透けて見えることがあります。
が、くじけずにやっていきましょう(笑)
昨日の一日一新
信金さんで法人の預金口座作成
書類がたくさんあって書くだけでも大変でした、審査も大変だろうなと想像。