モチベーションに左右されない、は難しい

モチベーションのメンテナンス

モチベーションのメンテナンス

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

定期的にブログとメルマガを書いていると(先日1週間お休みをいただきましたが)、モチベーションがすごいんですねと言われることがあります。

モチベーションがすごい=たくさんある、というよりも左右されないように心がけてはいます。心掛けてはいますがこれはとても難しいことでもあります。

仕事におけるモチベーションについて考えてみました。

 

目次

請求書を作るのがモチベーションだった

以前の勤め先では申告書を作成すると担当者が申告書の決済の際に請求書を下書きして回す、というお仕事の流れがありました。

 

決済をもらったら清書して所長先生にハンコをもらい、事務所の経理をする事務員さんに請求書の写しを回すのですが、その時にこんなことを言われたことがあります。

いつも思うけど、請求書回してくる時にドヤ顔して嬉しそうなのはジンノ君だけよ

 

なんてこった。そんな風に見られていたとは、と感じたのですがここで素直な疑問が。

ほかの職員は自分の仕事がいくらになっているかあまり気になっていないのか?ということと、それは良くないことなんだろうか?と。

 

するとすかさず察したのかその事務員さんがこう付け加えてくれました。

けどそれはとても大事なことよ。

と。少し安心しました。

 

ぼくは雇われ時代から自分の仕事がいくらになっているのかとても興味があって、事務所はそこはオープンだったのでとても値段について知る機会がありました。

その事務所では皆に等しくその機会があったので、興味があるかどうか、その一点になるかなと。

 

自分の仕事がいくらになっているかというのはモチベーションをあげる、維持する材料になり得ます。自分が頑張って行った仕事の値段を知りたいと思うのは自然なことだとぼくは思っていたのですが、そうではない方もいらっしゃるようで。

 

また、値段を知ることのデメリットもあって、モチベーションが下がる可能性も大いにあるということです。自分の給料などにその請求書の内容が反映されるのであればあがりもするでしょうが、そうでなければモチベーションが大きく低下する可能性もあります。

 

自分がコレだけ頑張っても給与に反映されないんだなと思うと確かにモチベーションに影響しそうなものですが、ぼくの場合は最初のうちは不思議とそうは感じていなくて。

なんでだろうと振り返ってみても不思議なのですが、ただ単純に自分の仕事の値段がいくらなのかにとても興味があったとでも言えばいいのでしょうか。

 

ほかの業界から税理士業界に転職してきてウブだったと言われればそうかもしれませんが、この現象は独立する直前まで続いていたので、単純に自分の仕事の値段を自分の仕事の価値に置き換えていたのかもしれません。

(相続がメインのお仕事だったので割と高い金額の請求書を毎月2~3枚は起こしていたように思います)

 

相続税申告書の時間単価を自分でこっそり計算してみたり、もし単価が低いときは何が原因だったんだろうか、値引きだろうか時間がかかりすぎたのだろうか。

時間がかかりすぎたのならそれはこちらに原因があるのか、お客様に原因があるのか、誰に言うでもないですが自分の仕事の成果を見直すのが好きだったようです。

 

それは今でも変わらなくて、請求書を作成するのがモチベーションのひとつになっていますし、定期的に自分の仕事の単価を見直したり、そういうことを行うようにしています。

 

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請求書を作らないお仕事のモチベーションをどうするか

独立する前もそうですが独立した後は顕著に、請求書を作らない仕事が増えています。

 

事務作業=書類の郵送やメールを送ったりといったことから、ブログやメルマガも請求書を作らない仕事に入るでしょう。

 

仕事の成果として見えにくい部分もあってそれが請求書という分かりやすいものになっていませんので、特にブログやメルマガはモチベーションの維持管理・メンテナンスというのが非常に重要になるのかなと。

 

ついこないだもブログを書いておられない方から成果が見えづらいことを継続するモチベーションを知りたい、とストレートに聞かれてしまいました。

 

自分の考え方を整理するためにアウトプット=言語化するというのは自分の仕事において大事だと考えています。

それが目に見える成果かどうか、もっというとおカネに換算できるかというと難しい面があるのも事実で、モチベーションをおカネに頼ってしまうと請求書がない仕事をやるというのが途端に難しくなります。

 

必要だからやるんだ、というのはもちろんそうなのですが、モチベーションに左右されないというのはかくも難しいものだなと日々感じます。

 

ぼくは朝からブログを書いて、朝ごはんを食べ、その後は税務などの対お客様の仕事をするわけですが、朝いちばんでトラブルがあったりするとブログを書く気力がなくなります。

毎日書いていてもそう感じるので、例えば土日休みはブログを書いていないよ、という方が月曜日にヨッコラセとブログを書くことを考えるとそれはそれで大変そうだなと。

 

実際、先日諸事情があり1週間ほどブログとメルマガをお休みしたのですが、月曜日に書き始めるときに相当気力を使ったように思います。

 

このブログを書く気力というのはブログの長短に関わらないというのが実感としてあって、ブログにおける文量というのは書いてみないと分からない部分があります。

 

書けるかなと思って手を動かしても書けない、みたいなことは往々にありますし、自分が書きたい書いていて楽しい話が中心の内容だと長くなることもあります。端的にまとめられることができれば短くもなりますし。

 

モチベーションというのは視覚化できない分、自分の状態に大きく左右されがちです。感情や体調というのは朝起きてみないと分からない部分があり、風邪を引いたという時には大概朝から調子が悪いです。

 

そう思うとモチベーションに左右されないぞ!と意気込みすぎるともし何かのはずみでモチベーションが下がってしまった時、物凄く自己嫌悪になる可能性もあり、最終的にモチベーションに左右されることでブログをやめる、という選択になる方もいらっしゃるかなと。

 

モチベーションに左右されないために定期的に毎日書く、みたいなほうがぼくには合っていると感じていて、モチベーションに左右されて今日は書く、今日は書かない、という判断をすることのほうがしんどく感じます。

 

モチベーションをメンテナンスすることも意識しないとなと。モチベーションは体調に左右される部分が大きいので体調も精神状態も整えられるよう、しっかり食べてしっかり寝る。好きなことをする。ゴロゴロする。

そういうことは業界において繁忙期まっただ中の今でも必要なことですし、可能な限り省略しないようにしていきたいものです。

 

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まと

モチベーションはどこからやってくるのかなと考えることがしばしばあります。

湧いてくる、落ち込む、そういう状態は精神的に疲れますのでモチベーションをメンテナンスして一定に保てるようにしたいとは考えています。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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