開業するとき場所や立地を気にしたほうがいいか否か

場所と立地

場所と立地

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

開業するにあたって気にしたのが場所、立地です。もちろんお客様がお越しになりやすい場所であったり自分が移動しやすい場所がイイかなとは思いますが、ぼくの場合は自分が生活しやすい場所を選びました。

コロナウィルスの影響でお客様と会うことの選択肢にオンラインが入ってきたいま、開業するにあたって場所を気にしたほうがいいか否か考えてみます。

 

目次

自分の時はどうだったか

ぼくはもともと大阪に住んでいて大学も関西大学ですし、税理士事務所に転職する前は大阪府北河内の医療法人で医療事務をしていました。住まいは茨木市で、京都の税理士事務所に勤め始めてからも2年ほどは大阪から京都に通っていました。

 

京都で仕事をし始めて2年たったころに母と二人で京都に引越してきて、京都の事務所で税理士登録をすることになります。

京都の税理士事務所で働き始めたのは本当に偶然というか自分が働きたいと思った事務所がたまたま京都だっただけで、京都に住みたい!とかそういうのはなかったです。

 

いざ独立開業をする際に大阪に戻ろうかという気持ちもあったのですが、生活の基盤が京都になっていたことや母のかかりつけ病院が京都になっていて主治医の先生を変えるのが難しいであろうことを加味して京都での開業を選択しています。

 

どんなお仕事であっても開業する際には場所は気になるところではあります。

ぼく自身も独立前後からよく「お客様がお越しになりやすい立地や場所にしたほうがいい」ということは耳にしていました。

 

ただ前提条件として事務所を借りることが前提なのかなとも思います。

自宅事務所で税理士業をしている身としてはお客様が自宅にくることはまず想定していなかったので、その点は気にしていませんでした。

 

これが例えばラーメン屋みたいなお商売だと場所は開業する際の優先順位としては高く考えたいところですが、そうではなく「自宅事務所でひとりでやる」ことがまず第一前提ですので場所にそれほど重きを置いていません。

それはいまでも同じで、お客様との面談や打ち合わせもオンラインで済ませられるいま、ビジネスの形態によっては場所は重要な意味をなさなくなりつつあります。

 

そうなってくると普段自分が仕事をして日々生活するわけですから住みよい場所、住みやすいところが優先順位としては高くなります。

自分自身が独立するとき何を優先事項にしたいかは考えておく必要があります。

 

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もし今開業するなら

もしいま自分がまっさらな状態で仮に家族のことを考慮しないのであればどこでどういう風に開業するかなと。

 

いま京都で開業しているわけですが、前職の事務所の代表はもちろん顔も名前も分かりますし、知り合いの同業者、士業の方もたくさんいます。仕事がしやすいと言えばしやすい状況です。

反面、彼らの目が全く気にならないかというとそういうわけでもないです。

 

これはぼくが退職するときにまぁ激励のつもりだと思うですが所長先生が「ジンノ君が大きなミスでも犯したら〇〇事務所(前職の事務所)の名前に傷がつく」という趣旨のことを、送別会で言われました。

コレを聞いてどう思うかは人それぞれですが、ぼく自身は「ゼッタイ相談とか行かない」と思ったのも事実です。

 

監視されているわけではないでしょうが、気にはされているかもしれないと思うとやりにくい面は正直あります。

 

それとは別に京都という土地柄もあって、税理士変更のニーズがあまりないのかなということも感じたりします。長く事業をしておられる会社も多く、2代目3代目の社長さんも多いですが税理士を変えるキッカケをあまり感じないように見受けられます。

 

知っている人がいるという安心感はありますが、もしいま何も縛りがないのであれば自分のことを誰も知らない税理士が少ない地域で開業するのアリだなぁと思うわけです。

独立して1年と半年たちますが、お客さんもじわじわと増えてきた状態でいまからお国替えをするのはちと難しいかなと。

 

近場であればパッと事務所移転することも可能でしょうが、もしいまから沖縄で開業してくださいと言われたらそれなりに大変ですし、準備期間も相当必要です。

あとで変えることが大変という点においても最初にどこで事業を開業するかはキーポイントになります。

 

またコロナウィルスの影響もあってお客様との面談をオンラインで完結することも可能です。

申告についても電子申告も進んできていますし、クレジットカードやネットバンキングも会計ソフトとの相性がよいものもあります。

 

銀行や税務署に行かなくても(税務調査は別)業務を完結するための利便性というのは税理士業界は進んできていると思います。裁判所とかですとさすがに弁護士さんも出向かざるを得ないでしょうし。

 

お客様と直接対面しないことのリスクもあればメリットもあるのでどこでどうバランスを取るかですが、仮にすべてのことをオンラインで完結できるのであればそれこそどこに事務所を構えるかの自由度は格段に上がります。

インターネットの環境さえ整えば沖縄の離島でも北海道の知床でもいいわけです。

 

そういう意味ではどこで事務所を開くかという可能性は広がっているので今住んでいる場所ではない選択肢もありですし、必ずしも立地を気にしなければいけないというわけでもないでしょう。

 



まとめ

場所や立地について考えてみましたが、いまのところ生活がしやすい場所で開業できたので問題は特に感じていません。

自宅事務所がイヤという方からの問い合わせや依頼でしたらそもそもお客様にはなり得ないでしょうしどこで折り合いをつけるかも重要です。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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