独立のエネルギーは「いまに見てろよ」でもOKだという話

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おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立のキッカケってなんだったんですか?と受験生や所属税理士をしている方から聞かれることがあります。

まぁいろいろありますけど、何が軸だったか考えてみると「いまに見てろよ」という負のエネルギーでした。

マネしなくてもいいですが参考になれば幸いです。

目次

自分の将来への不安

税理士になることは目標ではありましたが、なった後のことは全く考えていませんでした。キャリアについては全くのノープラン、取ってから考えればいいかと呑気なものでした。

 

TwitterなどのSNSもやっていませんでしたし、医療法人に勤務していた四年間は周りに税理士試験の受験生がいなかったというのも大きかったと思います。

 

いざ税理士事務所に就職した時にこの「税理士資格を取った後どうしたいか」という自分自身のキャリアについて向き合う機会があったかというと全くなかったのが正直なところです。

 

この原因は主に2つあって

  1. 周りに税理士資格を取ったあと独立した人がひとりもいなかったこと
  2. 自分自身が税理士事務所の仕事に忙しくてキャリアを全く考えていなかったこと

でした。

 

いわゆる老舗の中規模の税理士事務所で税理士も複数人いましたが、ぼくが入る前も入った後も税理士になった人で独立した人がいない、という今思うとかなり珍しい事務所でした。

つまり、誰かのキャリアプランを身近な人で参考にすることが全くなく、事務所にいればとりあえず大丈夫だろう、という考えが備わりやすい状態でした。問題は自分のキャリアを自分で考えることなく、その場に滞留し続けてしまうことかなと。

 

もう一つ加えると外の事務所や税理士の様子が全くわからない感じで閉鎖的だったのも今思い出すと要因の一つかなと。

ぼく自身、事務所を退職するまで事務所の税理士以外の税理士さん(要は外の税理士さん)と話したことがなかったので、これが普通かそうじゃないかは別として、狭い世界にいたことは確かです。

 

また税理士事務所に就職してからも試験勉強に打ち込んでいるわけですから、取れていない資格のことを考えるならまず勉強だとなっていました。

姿勢としては間違い無いのですが、資格を取った後どうしたいかはなんとなくでも考えておいて、こういう風になりたいなということはイメージしておいたほうがよいと考えています。

 

というのももし自分が独立するつもりならそういうつもりで仕事から学ぶこともあるでしょうし、例えば国際税務や組織再編など比較的大きい事務所でないと経験できないような業務を希望するなら、次のステップも考える必要があるからです。

 

ぼく自身は税理士資格を無事に取って所属税理士として働き始めた時、何も考えていなかった自分の将来がとても不安に感じました。

少しでも想像することがあれば気も紛れると思うのですが、自分のキャリアプラン(独立するのか転職するのか事務所に居続けるのか)を考えてこなかったことが不安を感じた原因のひとつじゃないかなと。

 

現状への不満

また税理士事務所勤務時代には組織への不満というのを強く感じていた時期もあります。

 

具体的なことは避けますが、要は人事評価についてという組織の中で語り尽くされている話ではあるのですが。

仕事の仕方や他部署への配慮、業務に位置付けについてものすごく不満がありました。

 

一番に不満だったのが、同時期に税理士になった事務所の職員と比べて残業の多い少ないで給料に違いがあったことでした。

小さいと言えば小さいですね。

 

ごくごく簡単にいうと

残業を少なくするべく日中の業務効率化をこちらは取り組んでいて、割と早めに帰ることができ申告書の件数などもきっちりやっていた自分よりも、だらだらやっていた同期の方が残業がつくので給料が上

ということに対しての不満でした。

 

俺の方が請求金額も上げているしもっというと残業も少ないのになんであいつより給料少ないんだ!というプライドですね。

 

当時はその状況を上司も所長もなんとなくわかっていたはずなのに全くそこが改善される兆しもなく、また確定申告をめぐる業務の偏りとまたそれに対する評価の仕方がどうにも我慢できなくなっていきました。

 

何度も改善してほしいと伝えましたが、結局のところおざなり主義で放っておけばそのうち黙るだろうと思っていたのか、中途半端な成果主義が維持されるのみでした。

そこにも不満を感じていてどんどん増幅していくようなイメージです。

 

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いまに見てろよがOKな理由

税理士資格を取ってから所属税理士として仕事をし始めても何も変わらず。事務所にとってはタダの一職員です。

まぁそれはそうなんですけど、税理士になってどうこうというのは全く変わらず、上司二人は無資格者で仕事だけが増える状態でした。

 

税理士資格手当もそれなりにもらってはいましたが今後もこの事務所でずっと働き続けるのだろうか、という将来への不安がむくりと顔を出し始めたのが登録した年の6月ぐらいです。

そこからひとり税理士の仕事術に出会い、ブログを書き始めて現状打破をしようと考え始めました。

 

自分のキャリアなので自分で考える必要がありますが、選択肢はいろいろありますので悩むことも多いと思います。

でも何がキッカケであっても独立をする際にはエネルギーは必要です。勢いといってもいいかもしれません。

 

いろんなことを事務所で経験し、そんなに言うんだったらやっぱり独立するしかない!という状況になったとき、ぼく自身は自然と「いまにみてろよ」と思っていました。

いまはそんなことを思うこともないのですが、独立前から独立して3か月ぐらいまで割と思っていました。

 

独立するかしないかというのは結局のところ「やるか、やらないか」の2つなわけで、背中を押してもらうのにエネルギーやモチベーションはどんなものでもいいとぼくは考えています。

 

ぼく自身は何か大きなことに踏み出す時にはエネルギーが必要なので、そういう意味で「いまにみてろよ」はエネルギーとしては十分だったしOKです。

「いまにみてろよ」だけがモチベーションでもないですしエネルギーでもないですから、円満に独立出来て応援してもらえるのが一番ではあります。

 



まとめ

独立している税理士さんとお話をする機会があると多かれ少なかれいろんなモチベーションやエネルギーの源泉があるものだなと。

思うように進められればそれが一番ですし独立だけが正解でもないでしょうし。自分で自分のキャリアの主導権を握れるのが一番です。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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