効率化できないものにどう対応するか

効率化

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

税理士業を効率化できると同じ成果でも時間のかかり方が異なります。誰かがやってくれる、自分がやる、いずれについても自分の手が離れると自分の時間が増え、他に割けることができます。

なるべく効率化できることを目指したいところですが、効率化できないものにどう対応するか。イレギュラーとどう付き合っていくか、なのかなと。

 

目次

自動運転の実証実験

ぼくは京都に住んでいますが、京都のお隣滋賀でとある実証実験が行われています。

それは「中型自動運転バスによる実証実験」とされるもので、市中を走るバスを自動運転させる実験です。

 

乗用車であれば割と進んできている面がありますが、公共交通機関であるバスについても自動運転を進められています。

 

バスの自動運転が進むと地方都市の交通網の維持に貢献すると考えられます。

バスの運行については人件費もかかりますし、採算割れを起こして路線が廃止されると地域の交通が不便になり、ますますその地域に住もうという方が少なくなってしまいます。

 

運転手さんが全くいない状態ではなく、いまは運転手さんが乗車していつでもハンドルを握れる状態ではあるとのことですが、当日の様子を報道で見ていると一つ疑問が。

 

もし事故などイレギュラーが起きたとき、運転手さんが乗っていなかったら(完全自動化)どうするのかなとふと感じました。

 

何事もそうですがイレギュラーがあると思って対応するのと、イレギュラーがないと思ってい対応するのとでは大きな違いがあります。イレギュラーへの対応それ自体は人間がやる必要があるものが圧倒的に多いです。

 

バスの場合は一番大きなイレギュラーが交通事故でしょうから、最終的には完全自動化(運転手さんなし)にして何かあったら駆けつける、ということになるんでしょうか。それとも完全自動化はなく、乗務員としてバスに同乗する形になるのでしょうか、気になるところです。

 

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自分の仕事のイレギュラー

対して自分の仕事のイレギュラーについてはどうでしょうか。

顧問業もそうですが、特にイレギュラーが多いとぼく自身が感じているのは相続に関する業務です。

 

相続については家族の話にもなりますのでひとつひとつ同じものがありません。家族の数だけお話があり、状況や家族関係にも大きく左右されます。

 

相続税の申告はお亡くなりになってから10ヵ月以内に行う必要がありますが、その10ヵ月の中でもいろんなことが起こり得ます。相続人の方の体調が悪くなったりまた相続人の方ご本人が亡くなったりすることもあります。

 

今回のコロナウィルスの影響もやはりそれなりにあって、成年後見人を家庭裁判所に申し立てするにしても裁判所の業務が停止していたので通常よりも相当に時間がかかりました。

 

ご家族の仲がよくなくて、申告までに分割がまとまるかな?と心配になっていてもまとまったり、ご家族の仲が良かったはずなのに分割がまとまらなかったり。

財産の分け方については税金のことだけ考えれば一番税金が少なくなる分け方というのは確かに存在しますが、それがそのご家族にとって正解かというとそうはなりません。

 

人間の感情が間に入るからこそなのかもしれませんが、正解がないものに対して相続人の方で相談して決めますので効率化とは真逆となります。

 

効率化できるものは効率化しつつ、効率化できないものは今後も残っていきますのでいかにそこに対応できるか。自分がする仕事のどこに重点を置くか、考え続ける必要があります。対人間の業務は今後も残っていきそうです。

 



まとめ

効率化は自分自身もそうですしお客様(特に顧問先)の課題にもなり得ますので、進められる部分は進めたいところです。

ただ効率化になじまない、効率化できない業務も存在していますので、それに取り組むかどうかも事務所の戦略として考える必要があります。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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