支払方法で差別化するかしないか

支払方法で差別化

支払方法で差別化

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

普段は自分自身はクレジットカードでの支払をメインにしていますが、世の中には現金オンリーの事業をしている方もいらっしゃいます。

 

支払方法で差別化するか否か、考えてみましょう。

 

目次

顧問料を自動振替するか

ぼくが以前勤めていた事務所では基本的に顧問料の自動振り替えサービスを利用していました。

 

毎月設定しておくとお客様の口座から自動振替してくれるもので、お客様の手数料はなくこちらが手数料を負担する形となります。

 

この手数料を振り込む人ではなく振り込まれる人が負担する、というのが昔から違和感があり、そのシステムを採用する理由がまったくよく分かりません。

 

サービスを受けた人が対価を払うのに手数料の分を差し引く、という商習慣にいまだになじめません。自動振替サービスを使うとこれと同じ現象がおきます。

 

お客様の仕訳処理をしていても手数料負担を振り込む人ではなく振り込まれる人がしていると煩雑にはなります、

 

またほかの取引先さんには手数料負担をさせているのに、自分を含む士業などには手数料負担をさせていない、というのも少しモヤっとした気持ちになります。

 

顧問の件数が多いと毎月請求書を発送する作業も大変でしょうし確かに自動振替サービスは便利です。

 

ぼく自身は独立して1年9ヶ月経ちますがお客様には毎月、または都度で請求書を発行し振り込んでいただくようにしています。

 

自動振替の場合、手数料もそうですが万が一解約になった場合に手続きが結構煩雑だからです。停止の手続きが煩雑でなおかつ件数が少ないのであれば毎月コツコツと請求書を発行することで問題はないだろうと考え、いまもそのようにしています。

 

請求書を発行するときはよろしくお願いします、という気持ちでいつもいられますし、自動振替だとなんだか味気がないなと感じてしまう自分もいます。

 

味気を感じないから請求書を発行するというと全部手作業ですかとなるかもしれません。最近はすべてオンラインで行うようにしていて、手作業に魅力を感じている、というわけではないです。

 

Excelで請求書作成、PDF化、Adobeで事務所の判子をスタンプ、Webゆうびんで発送、ということで全てパソコン上で済ませています。

 

どの部分で差別化するかですが、顧問料は振込でお願いしており、クレジットカードでの支払いも可という状態です。逆に現金での顧問料のお引き受けはしていません。

 

クレジットカードの場合は決済後の引き出し手数料をこちらが負担しているわけですが、それはクレジットカードを使えるという利便性を選択、提示したからです。

 

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現金を取り扱うか

ぼくは普段、近くのお客様であれば季節が良ければ自転車で訪問します。天気が悪いときや遠方のお客様についてはクルマで移動します。

 

この夏はクルマで移動することが多かったのですが、家の近くにガソリンスタンドがいくつかあり、様子を見ているととても興味深いです。

 

AとBの2つのガソリンスタンドがとても特徴的です。(例のℓ当たりの単価はあくまで参考です)

 

Aのガソリンスタンドは現金の場合は130円/ℓで、クレジットカードも使えますがその場合は130円/ℓではなく140円/ℓになります。そしてバイクの場合は現金であっても140円/ℓだそうです。

 

Aのガソリンスタンドは従業員さんが給油作業をしてくれます。

 

一方でBのガソリンスタンドは現金でもクレジットカードでも140円/ℓです。こちらのガソリンスタンドはセルフ式なので自分で車から降りて給油する必要があります。

 

このAとBのガソリンスタンドはほぼ真向かいにあるのですが、土日などはAのガソリンスタンドが長蛇の列になり、チョットした渋滞になるぐらい混んでいますが従業員さんがガソリンを給油してくれるので回転はBのガソリンスタンドに比べて速そうです。

 

ここでみなさんはAとBのどちらのガソリンスタンドを使いますか?

 

ぼく自身はAのガソリンスタンドは現金を使わないと安くならないというその一点の理由のみで利用したことはありません。

 

ガソリンを入れてくれる従業員さんがいようが、現金での支払で少し安くなるということでも「現金をなるべく使いたくない」ぼくはBのガソリンスタンドを使っています。

 

自分自身が何に価値を感じるか、ですがAのガソリンスタンドは回転が速いとはいってもしれていて待ち時間があるほうがいまのぼくには苦痛に感じてしまいます。

 

選択肢が多いほうがいいと感じるかもしれませんが、選択肢が少ないほうがこちらの管理という面でもよかったりします。

 

お客様からご依頼をいただくときも特にスポット相談はクレジットカードでの支払いが喜ばれます。逆に現金じゃないとダメ、みたいな場合にはお客様になり得ないのでそれはそれでよいかなとも感じています。

 

現金での支払いができないという選択肢を狭めることがポジティブに自分の事業に作用するように考えておきたいところです。

 



まとめ

利便性を取るかどうか、こちらの手間を取るかどうか、いろんな視点があります。

 

現金だけしかダメ、というところもまだまだ多いですがクレジットカード支払いもキャッシュレスもクラウド会計とは相性がよいです。どこに軸足を置くか、でしょうね。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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