独立後のツールを一気にそろえる必要はない

必要になったらでいい

必要になったらでいい

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立直後はとにかく勢いがあります、よーしやってやるぞ!という気合にも満ちていました。

勤めの解放感と借入をしたことによる手許資金の充実で気が大きくなりがちです。そんな時に起こるのがおカネを使いたくなる現象です。

 

独立後はとかくいろいろ揃えたくなりますがツールは一気にそろえる必要はないです。必要に応じてそろえていきましょう。

 

目次

仕事用のツール

税理士が独立したときにまず必要になるのはパソコンです。持ち歩くことを想定するならノートパソコンが便利ですし、いや仕事もないし家でしか使わないよってことならデスクトップでも良いでしょう。

 

ぼく自身は以前からブログのために使っていたノートパソコン(Windows機)とMacbookProの2台で独立時からいままで過ごしています。

 

ノートパソコンはいまとても性能がよくなっていますし、会計ソフトにもよるかもしれませんが、会計ソフト自体はそれほど容量が必要なソフトウェアではないと担当者から聞いたことがあります。

 

パソコンだって別に2台じゃなくても1台で十分です。あとはデスクとイスがあれば税理士業として小さくスタートできます。

 

ぼくは当初お客さんがゼロの状態でスタートはしましたがブログや事務所HPを自分で記事を書きメンテナンスしていたのでパソコンは必要でした。

 

税務会計のためというよりかは最初は営業のためのパソコンというイメージです。会計税務のソフトはお客さんがゼロなら正直最初のうちは使う機会が少ないです。

 

ぼく自身はMJSとfreeeでお客さんの対応を行っていますが、特に申告書を作るソフトウェアはお客さんがいなければ使う機会がほとんどないというのも事実としてあります。

 

2019年1月に独立して確定申告のお客様が何件か独立してからご依頼をいただきました。3月の初めに確定申告のために何件か申告書をMJSで作成しましたが、所得税の確定申告だけなら国税庁の確定申告書等作成コーナーでも対応できます。

 

相続税の申告は4月頃に一件ご依頼をいただき7月頃に申告書を作成したのと、法人の決算申告は8月に独立後で初めて担当したので、ぼくの場合で言うと申告書作成ソフトは6月頃までは使わなくても済んだということです。

 

独立当初で色んなモノを一気にそろえたい気持ちもありましたが、徐々に会計税務のソフトウェアもそろえていくことで充分だったりします。

 

実際、ぼく自身は相続税申告は独立初年度はご依頼があるかどうか全く未知数だったので当初のソフトウェア導入時には入れていませんでした。

 

ご依頼をいただいた段階で導入するということでもよっぽど急ぎでなければ問題ないかなと思います。実際間に合いましたし。

 

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営業用のツール

名刺や事務所パンフレットなども必要を感じたら用意すればいいでしょう。

 

ぼくは名刺は当初はどう作ったり依頼してイイかもわからない状態だったのでう、アスクルのハンコや名刺を作れるサイトで自作し印刷済みのモノを納品してもらっていました。

 

最初から事務所のロゴでカッコいいものを考えたり依頼するのもいいですが、なくても全然問題ないとは思います。

 

実際ぼくの場合は名刺はアスクルで、事務所パンフレットは独立後1年10ヶ月経った今になって作り始めています。

 

これはどんな風に営業をしていきたいかに大きく左右される部分です。

 

例えばぼくはWebと対面での営業活動を両輪で回していきたいと考えていたので、事務所HPとブログは独立が決まった時点で取り組んでいました。

 

Webで営業したいなと思うのであればご依頼や問い合わせをいただくのに事務所HPは必要です。自分が営業活動をしていくときにこれは必要だなと思った時にとり揃えていくことで全く問題ないなと。

 

いきなり事務所パンフレットを1,000部作っても配るところがなければ同じですし、それだけお渡しできるかどうかも分からないです。

 

名刺は去年の年末ごろにデザイナーさんにお願いしたものが手許に届きましたがそれぐらいでも十分です。当初は見よう見まねで自分でトライして見たければやってみればいいですし、お願いするということでも全く問題ないです。

 

スモールスタートのすすめ

独立当初はとにかく解放感が強く感じていましたし、融資を受けて手許にあるおカネもじゅんたくにある(ようにみえていた)と感じますので気が大きくなりがちです。

 

最初のうちこそ使うべき費用を適切に見極めていく必要がありますし、独立すると色んな人がすり寄ってきます。

 

ぼくは最近になってようやく税務通信を購読し始めましたし、独立していきなり税務に関する加除式の書籍が必要かというとそんなこともないのかなと。

 

税務に関する書籍も興味があるものと必要に応じて購入するぐらいでないと事務所が本だらけになってしまいます。

 

スモールにスタートして徐々に広げていけたらいいなと思う気持ちが強かったのであまり色んなモノに手を出さないと決めていました。

 

いつお客さんからご依頼をいただけるか、ぼくの場合は特にゼロベースだったので削れるところは削っておくに越したことはないです。

 



まとめ

独立してすぐは不安な気持ちも大きいですし、買い物をすれば不安が解消すると勘違いする自分がいました。パソコンがあればとりあえず税理士業は始められるぐらいスモールスタートできます。

 

必要になったらぐらいの気持ちで新たにスタートを切ってもらえれば。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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