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同世代の同業者と話して考えること

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

昨日は大阪の同世代同業者2人(ぼくも含めて全員開業税理士)とちょっと早めの忘年会をしていました。普段は独りで仕事をしているので同業者と話をする機会はありません。

またぼく自身は友人知人が少ないのでお客様以外で同世代と話をする機会もほとんどありません。税理士で開業していてTwitterをやっていると同世代が多いかなと思うかもしれませんが、実際にはやはり少ないです。

とても楽しい時間だったのですがイロイロと気付きが得られたのでアウトプットして整理しておきます。

 

人を雇うこと

あつまった三人の中で一人は正社員を雇っていて、ぼくを含む二人は自分一人で税理士業をやっている状態でした。

 

税理士事務所の運営などでよく耳にするのが、0→1の壁と5人の壁です。

これは最初に人を雇うタイミングの話と5人まで雇ってその後の話という意味なのですが、誰かを雇う最初のタイミングについて身近に話を聞ける機会もそれほどなく、昨日はその1人から少し話を聞けました。

 

結構な件数の顧問があるとのこと(具体的には避けますがぼくだと一人でやるのは到底無理だろうなという件数)だったので、雇ったことでまず自分の時間がとてもできたと。

確かに自分が仮に30件の顧問先があって記帳代行が半分だとしても結構時間がないだろうなと。

 

想定の話ばかりで申し訳ないのですが、30件のうち15件が記帳代行(月100仕訳としてみましょう)があって、訪問頻度は30件のうち10件が毎月、他は2~3ヶ月に1回だとどういう印象でしょうか?

 

ぼくだと間違いなくパンクしそうです。そしてどこかで税務に関する事故・ミスが起きてしまう可能性をまず考えてしまいました。

 

自分がやるべき記帳代行の部分だけでもお願いできれば随分と印象が変わるのではないでしょうか?申告書作成が残っているとはいえ、日々の入力作業からの解放はかなり大きなウェートとインパクトがあるだろうなと。

 

記帳代行をお引き受けしない、お客様にやっていただく作業を分担するなど色んな選択肢があるでしょう。記帳代行を全くしないという税理士さんもいらっしゃいますし、全然OKの税理士さんもいます。

ぼくの印象としては記帳代行はそうは言ってもまだまだニーズがあるのも事実です。

 

では、記帳代行があるので顧問料が年間で60万円、帳簿作成をお客様が担う場合の顧問料が年間で40万円だとしたらどうですか?

上記の例で単純計算すると、15件×60万円+15件×40万円=1,500万円の年間売り上げになります。

 

もしぼくなら自分一人でやれば総取りにもちろんなりますが時間がかなりタイトな日々を過ごすことになりそうです。ではパートさんをおひとりお願いすることが出来たらどうでしょう。

月10万円だとして年間で120万円、これで自分が記帳にかかっていた時間が半分になるなら?みなさんはどう感じますか?ぼくがこの状況ならばぜひお願いしたいです。

 

お仕事をお願いすることができれば自分の時間ができる、というのは間違いなくあるでしょう。その状態をヨシとするかどうかはひとそれぞれです。

 

またパートさんに一人入ってもらうとして何らかの事情で退職してしまったら、結構たいへんなことになる、というか自分の時間をまたそこに割くことになります。

このあたりのリスクも考慮しておく必要があるんだなと改めて実感しているところです。

 

自分がひとりでやり切れる件数はどれくらいだろう

前段で30件を例に考えてみましたが、そもそも30件の顧問があるとして自分一人でやり切れるか。

パッと見た印象だと多いなと素直に思いますが、やってやれないことはないだろうと。

 

ただし、日中も相当時間がかかってしまうことは否めません。半分の15件に前述のような記帳代行件数があればなおのことです。

 

では20件だとどうでしょうか?先ほどの計算例を当てはめてみますと

10件×60万円+10件×40万円=1,000万円の年間売り上げです。500万円の売上が減ることになりますがこれなら何とかなりそうだなと、先に30件を想像してしまっているので感じます。

 

年商1,000万円、税理士一人ならこんなもんでしょうか。ぼくはこれぐらいならと思う気持ちともう少し上積みしたいという気持ちがないまぜです。上を見ればキリがないというのは十分承知の上ですが。

 

勤めているときには周りでは20件ぐらいの顧問先を担当している同僚がいましたが、それぐらいがMaxなような気はしています。

それもサポートしてくれる事務員さんがいてこそなので、その部分が自分一人だとないことになり、時間をどう捻出するか記帳代行するにしてもどこを効率化できるか、そのせめぎあいがあります。

 

別の視点で考えてみましょう。例えば自分の時給を1万円として考えている場合で想定してみます。

年間売上1,000万円で時給が1万円ならば、年間のお仕事の時間は1,000時間。年間の週数を50週と単純に考えると週に20時間です。平日4時間×5日で終わらせられるようにしなければいけません。

 

1,500万円だと1,500時間ですから週数50だとすると、週に30時間。平日6時間×5日で業務を完了していくことになります。

これは単純に月次や決算、訪問し面談するその部分だけのお仕事の時間です。

 

請求書を作ったり支払いをしたり、その他もろもろの自分の事務所の総務経理的作業は含まれていないことを考えると、仮に時給1万円のお仕事ができるのであれば、自分一人でやるなら1,500万円ぐらいが上限じゃないかなとぼくは感じます。

(2,000万円なら2,000時間で週40時間ですから平日のみ仕事をすると考えると相当カツカツですよね)

 

どんな事務所にするかは自分次第

昨日の話の中で事務所をどれくらい大きく拡大していけるか、自分の力を試してみたいという旨のお話も聞くことができました。

 

確かに人を雇ったりたくさん件数をしていない状態でこんな想像をしても捕らぬ狸の皮算用です。

 

色んな事務所の方向性がありますが、ぼく自身は今のところは事務所を大きく拡大していく方向性よりも自分がキチンとみられる範囲で税理士業をやりつつ、他の仕事(今は具体的には不動産鑑定士試験の勉強)をしていきたいなと。

 

弁護士さんとお話する機会があるのですが、おひとりでやっている方は結構いらっしゃる印象です。顧問業務もスポットでの法律相談も事務所運営も自分おひとりでやっている方がいます。

そのような事務所運営の話を聞くと税理士にも無理なことはないだろうなと想像しながら、でもいつか自分もお客さんに恵まれて事務所を大きくしたい、自分の時間をもっと作りたいと思うタイミングが来るかもしれません。

 

どういう方向性に行きたいか考えておくのはタダですから時間を作ってよく練っておきたいところです。自分の時間、収入、お客様、営業活動、家族との時間、人を雇うということ、いろんな要素がありますので正しい答えというのはありませんし人に決めてもらうことでもありません。

 

事務所の方向性って自分の価値観みたいなものなので、自分が納得できるのであればそれでいいよなとも思います。

 

事務所構築に関する興味深い本

まとめ

同業者でしかも同世代でしたけれどいろんな意見が聞けて楽しい時間でした。

なかなかこういった話を腹を割って話せる友人知人もいませんので、また機会を作って飲みニケーションしてみたいですね。

 

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