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自分の仕事がいくらになっているか意識してみる

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

突然ですがみなさんは自分の仕事がいくらの請求になっていて、それが自分のお給料にどう反映されているか、考えてみたことはありますか?

ぼくは勤めているときには請求書を作る機会も多かったので事務所の報酬規程通りに請求書を作っていました。それは自分の仕事がいくらになっているんだろうという純粋な興味もあったからです。

 

独立開業すると常にその部分を意識することになりますが、勤めている時からやってみることをお勧めしています。その理由について掘り下げてみましょう。

 

自分のお給料はどこからきているのか

まず自分のお給料はどこからきているんだろうか、考えてみましょう。

会社や事業においては売上が必要です。何かモノを売ったりサービスを提供したりして対価を得ます。この対価を得るためにお仕事をしているということです。

 

売上からはその売上に直接かかった費用をまず引き算します。いわゆる原価と呼ばれるもので、今お手許にボールペンがもしあればそのボールペンの原材料費などを指します。

 

売上から原価を引いたものからさらに、引き算をしていきます。事務所があれば家賃、従業員がいれば給料、電気ガス水道を使っているなら水道光熱費などなど、事業を運営していくうえで必要な支出を引き算します。

これが利益を計算する過程なのですが、自分がもし勤めているならば売上から原価を引いたもの、そこから給料が支払われているわけです。

 

会社の売上が原資になって自分のお給料が支払われているわけです。

 

税理士業を例にしてみると勤めている場合にはお客様への請求がそのまま売り上げになり、原価はないサービス業のひとつですから、売上の中から給料が支払われているというのがさらに明確です。

 

請求書を作る立場であったり、いくらの請求をしているか何となくわかるのであれば自分がどれくらいの貢献でどのように給与に考慮されているのか、想像してみましょう。

さらにそのお仕事に自分がどれくらいの時間をかけているのだろうか、という視点も大事です。

 

ぼくは以前の勤め先の税理士事務所が自分の時給目標を決めてそれに向けて仕事をしてみるという取り組みがあったりして、より自分の時給を意識するような環境にいました。

当時の上司も仕事は定時の時間内に終わらせるもので時間をかければよいという訳ではなく、スケジュール管理をキッチリする人だったのでその影響もあります。

 

時間をかければよいものが出来てよりそれに対してより報酬がもらえるのであればそれも考えたいところですが、多くのお仕事がそういうものではなく、一定の決められた時間の中でキチンとしたクオリティのものを出す、ということが大切です。

ひいては自分の仕事時間をコントロールすることにもつながるので、例えばですが案件ごとに自分がかけた時間を測ってみたり、もし知れるのであれば請求内容を見てみたり、といった意識をしてみてはどうでしょうか。

 

成果物のあるお仕事の場合は考えやすいですが、経理や総務、経営管理などの成果物が分かりづらい場合にはまずは自分の正味の労働時間と自分の給与から時間単価を計算してみましょう。

 

自分の時給がいくらかを知るメリット・デメリット

自分の時給がどれくらいかを知ることでメリット・デメリットがあります。

 

メリットのひとつが自分の時給を知ることで自分の時給を上げてみようと思えるようになる、ぼくの場合はもっと単純に言うと残業時間を減らそうという気持ちが湧いてきました。

 

自分の時給を計算するときには、その案件の報酬/かかった時間という割り算で計算をします。時給をあげようと思うと分子の報酬をあげるか、分母の時間を減らすか、そのどちらかです。

 

案件の報酬が100万円だとしましょう。これは見積もりや報酬規程等で決まっていることが多いです。

分子である報酬が決まっている以上、時給を改善、上昇させようと思うとかかった時間を減らすという方向性でしか改善できません。自分に報酬を決める裁量がなければ余計にそうなります。

 

100万円のお仕事を20時間でやるのか、25時間でやるのか。時給は前者だと単純計算で5万円/時間ですし、後者だと4万円/時間となります。

小さいと感じるかもしれませんが、これが一年間の就業時間に反映されるとしたらどうでしょうか?時間がたてばたつほどその差が大きくなっていきます。

 

残業時間を減らして売上が維持できるならよいとぼくは思うのですがどうでしょうか?

 

一方でデメリットもあります。頑張っても報われないシステムの場合には自分のお給料が上がらず、モチベーションが下がってしまう可能性があるということです。

成果主義といって仕事の内容・成績に対してダイレクトに報酬に反映されるシステムだと頑張り様もあるでしょう。

 

例えば年間2,000万円分の申告書をたくさん書いて売上請求をしたとします。残業時間を減らしてどれだけ効率化しても、残業している他の従業員より低い給料ならどう感じますか?仕事をたくさん頑張っても成果給として年俸600万円に固定だとしたら?

 

成果給を取り入れているところはあるのでしょうけれど中途半端だと自分の時給をあげても給料に反映される兆しや見込みがないとモチベーションが著しく低下する可能性があります。

 

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価値提供ができているか?

時給思考ももちろん大事なのですが、より大切なのが時給を追い求めるあまりお客様への価値提供がおろそかになっていないか?という視点です。

 

とにかく効率よく仕事をしたがる自分がいるのも感じていますが、本筋はそこではないはずです。効率化できる部分は効率化し、その余った時間でなにができるのか、そう考えてみるようにしています。

 

時給をあげようと思うと前述のように売上を上げるか、時間を減らすかのいずれかしかありません。

お客様にご協力いただくこともありますが、双方においてメリットに感じられるポイントを外さないようにしておきたいところです。

 

残業しなくて時間がかかってしまうのならなんでそうなるのか、どこかを削れないのか、そもそも報酬が安かったのか、いろんな視点で検証をする必要があります。

 

やみくもに時間だけを減らす方向性ではなく、お客様にとってもいいことなのか、その視点は持つようにしています。

 

まとめ

勤めているときは請求書を作って自分の仕事がいくらになったのかを確認する習慣があったのですが、事務所でも意外とやっていない人が多くて驚いたことがあります。

 

給与に直接的に反映されていなくても自分の時間を効率的に仕事に向けようと思うと時間管理はキーになります。まずはザックリとで良いので時間単価を考えてみましょう。

 

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