不動産鑑定士、短答式試験勉強の試行錯誤

トライアンドトライ

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

不動産鑑定士試験の勉強を始めて早2週間チョット。思うように進まない部分もあったり、自分の理解力・読解力が低下している部分もあったりで、予定通りではないです。

いざ試験を受けると決めて動き出してからイロイロと考えることもあり、試行錯誤しています。

備忘と気分転換のため、試行錯誤の内容をアウトプットしてみます。

 

目次

鑑定理論

まず、朝起きて仕事に取り掛かる前に鑑定士試験の勉強をすることにしました。時間を捻出するという意味では朝が一番ぼく自身にとって時間を確保しやすかったからです。

 

この朝早起きして勉強をするという習慣は税理士試験の受験生時代からのモノでした。

税理士試験の社会人受験生へ送る、朝100分勉強法のすすめ

 

上手くいった実体験があったのでこれにすがってみたわけです。この時間にまずは論文試験を見越して鑑定理論の通読から始めることにしました。

 

暗記もそれなりに必要になってきますが、理解が伴っていないと入ってこない部分がある、ましてや初学なのでまずはサーっと読んでみようと。

 

鑑定理論は不動産鑑定士にとって最も重視すべき部分でいわば本筋なわけですから面白いわけです。でも通読をするというのはジッと座って読み込む作業ですので、結果的に朝やったのが失敗でした。

なぜかというととても眠たくなってしまったからです。

 

よくよく思い出してみると税理士試験の受験生時代は朝は手を動かして計算問題を解いていました。朝は計算をする流れがなぜこうなったかよく思い出せないのですが、おそらく今回のミスと同じ理由なんだと思います。

 

一週間ほどしてこれはイカン、ということで軌道修正。朝はこの後に触れる行政法規の過去問とテキスト読みをすることにしました。

手を動かしていた方が眠気も取れてきますので、手を動かすようにして、スキマ時間と晩ご飯の後に鑑定理論の通読をしています。

 

ようやく一週目が終わりそうなので一回目の通読とは別の教材を使ってもっとサラッと通読をして、過去問に取り組んでいく予定です。12月からは過去問に取り組めたらよいなと考えています。

 

[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]

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行政法規

鑑定理論は興味深く読めているのですが行政法規が全くアタマに入ってこない実感がありました。

 

というのもまずは範囲が広いということ。行政法規だけでこんなにたくさんの法令が範囲になります。

[list class=”li-niku li-mainbdr main-c-before”]

  • 土地基本法
  • 不動産の鑑定評価に関する法律
  • 地価公示法
  • 国土利用計画法
  • 都市計画法
  • 土地区画整理法
  • 都市再開発法
  • 建築基準法
  • 農地法
  • 土地収用法
  • 所得税法
  • 地方税法
  • 法人税法
  • 租税特別措置法
  • マンションの建替え等の円滑化に関する法律
  • 不動産登記法
  • 文化財保護法
  • 土壌汚染対策法
  • 自然環境保全法
  • 自然公園法
  • 森林法
  • 都市緑地法
  • 宅地建物取引業法
  • 宅地造成等規制法
  • 道路法
  • 河川法
  • 海岸法
  • 公有水面埋立法
  • 国有財産法
  • 相続税法
  • 住宅の品質確保の推進等に関する法律
  • 景観法
  • 高齢者、障碍者等の移動等の円滑化の促進に関する法律
  • 証券化関連法

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ズラ―っと列記しましたが全部で34法令(TACの過去問題集から)あり、このすべてが等しく出題されている、という訳ではありません。

 

都市計画法、建築基準法、土地区画整理法、不動産の鑑定評価に関する法律などは出題数が多いですがその他の法令についてはだいたい1問ずつ、全部で40問の出題です。

 

税理士試験の1科目についてはひとつの税法や会計科目をかなり掘り下げていく深さの勝負なのに対して、行政法規の試験は浅く広くまんべんなくの勝負です。

 

この点については少しホッとする部分があって、合格ラインは7割と言われていますので他の部分でカバーしようと思えばできるということです。

税理士試験の税法科目ですと場合によってはひとつのミスがかなりの致命傷になってしまいますが、短答式試験は選択式なのでその失敗はあまり考慮する必要がありません。

 

範囲の広さゆえに勉強の仕方も変える必要があって、掘り下げるというよりは7割取れるように過去問を回す、ということのほうが重要さが増します。

税理士試験の過去問はよくて2~3回解けばいいほうですが、行政法規の短答式試験は7~10回は解いておいたほうがいいだろうなと。

 

またもう一つ安心材料があって、過去問を解き始めて1週間ほどたちますが結構「この選択肢はみたことがあるな」という場面がでてくるということです。

 

つまり出題の傾向として似たような問題が出てきている可能性が高いということで、理解は伴っていた方がもちろん良いですが、間違えたところを潰していく方向性の試験問題傾向です。

 

このあたりは税理士試験とはまた違った印象を持っています。

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試行錯誤の積み重ね

鑑定理論を朝やっていて眠くなってしまい勉強が思うように進まなかったので切り替えて昼間や夜のスキマ時間に取り組むようになりました。

 

また行政法規も最初は前述の34法令を先にテキスト読みをしたほうがいいのかと思いましたが、さすがにそれをしていると過去問を解く時間がなくなりますので、各法令ごとにテキストをサラッと読んだら過去問を解いていく方法にシフトチェンジしました。

 

一つのやり方に固執することと、何かを継続することは全く意味が異なります。継続をするにしても間違った方向性で継続してしまっては迷子になるだけです。

 

特に勉強方法については柔軟に考えておく必要があって、自分にフィットする方法を探して試してみる試行錯誤が必要です。税理士試験においてもそれは同じです。

 

不合格の科目が続くと勉強の仕方を変えたくなる自分がいますが、本当に勉強方法だけの問題なのか単純に勉強時間が足りないのか、そういった面からもフィードバックする必要があります。

 

勉強方法については自分にフィットする方法を探すという意味でイロイロと試してみるのもアリですね。

 

[box class=”box32″ title=”建築基準法と都市計画法に関する税理士向けの本”]

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まとめ

行政法規もとっつきにくい、アタマに入ってこない場合もありますがあまり気にせず問題を解いています。またご紹介している本のような初心者向けの本を買って読んでみたり、ということもしていてまぁ何とか続けています。

 

勉強時間については予定していたよりも相当短くなっているので今後はそこが改善点になりますね。

 

もし記事を読んで「役に立った!」「おもしろかった!」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。



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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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