税理士登録から4年 思えば遠くに来たものだ

登録して4年

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

今日は税理士記念日。登録が平成29年2月22日でしたのでちょうど4年たつことになります。

当時は全く想像していなかった生活をし税理士業を営んでいます。少し振り返ってみます。

 

目次

登録前の長さ

税理士試験の受験期間はひとそれぞれ。平均10年とも言われる5科目合格受験者のなかにあってぼく自身は9年でようやく合格しました。

 

9年あればその時に生まれたお子さんは小学4年生になるころでしょうか、そう思うと長くかかったものです。長いほうが自慢になるかというと決してそんなことはありません。ただ長くかかったなと思うだけです。

 

税理士試験の受験中は自分が独立するとかそういったキャリアのことは全く考えていませんでした。とにかく合格したいその一心だけでした。

 

受験生時代に何を考えてたか時折現役の受験生からご質問をいただくのですがホントになんにも考えてなかったです。

自分のキャリアのことなんかこれっぽっちも。それぐらい受験勉強に邁進し没入していたんだと思います。環境も大きく左右しているかなと。

 

ぼくの場合は通信制の受講スタイルでしたし、まわりに税理士事務所勤務の方はおろか受験生もいませんでしたので業界のことは全く分からない状態でした

むしろそれは受験期間においてはプラスに働いたように思います。

 

というのも税理士事務所に勤務して初めて受験を途中でやめてしまうこと、いわゆる業界の繁忙期が受験勉強期間においては邪魔になる可能性をはらんでいることを知りました。

税理士登録するためには2年の実務期間の証明が必要なのですが、どのタイミングで2年を経験しても問題はありません。

 

そういう意味では法人税法に合格したら転職して税理士事務所勤務で実務要件を重ねるというのが一番自分自身にとって安心ではありました。

 

大学に入るのも同級生と比べて遅かったですし、夜間学部でしたし、新卒での就職は医療機関の医療事務という税理士一本ストレートではなかったことで周囲の受験生と距離があったのは勉強に打ち込むという点で好都合でした。

 

自分のことは過去との対比であって周囲と比較しないほうが気持ちは楽になれます。

 

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登録からはむしろ早かった

登録したのがいまからちょうど4年前です。

実務要件は事務所に入って3年8ヶ月でしたので税理士業界に入ってからは早いほうかなと思います。

 

登録した当時もまったく独立のことは考えていませんでしたが、税理士試験に打ち込んでいた時間ができたのでいろんな本を読むことができました。

 

そこで税理士のキャリア、ひとり税理士のことを知りブログをまず始めました。正直な話をするとその時点ではブログは税理士試験で浮いた時間を投入するためのヒマつぶしの側面もありました。

まぁとりあえずはじめてみたブログがここまで続くとはハッキリ言って自分としても予想外です。すでに1000記事を超えています。

 

ブログを始めたのが2017年11月11日ですぐに年明けからは繁忙期に入りました。税理士として初めての確定申告時期でとてもハードだった記憶があります。

このころから事務所での待遇や処遇に少し不満を持つようになります。

 

いっそのこと自分が働いていく環境を変えたほうがいいかと思い2018年の年末で退職をして独立を選択しました。

登録してからでカウントすると1年11ヶ月ほどです。

 

税理士事務所での御恩奉公のはなしもチラッと聞くことがありますが気にしないことです。そもそも労働力と引き換えにお給料をもらっている時点でしっかり恩返しは出来ています。

 

自分の進んでいきたい方向性にもし悩んでいるなら勤めているところとは違う場所にいる税理士さんの話を聞いたり、出されている本を読んでみることをお勧めしています。

 

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今日より若い日はない

独立してからは自分のやりたいようにやれている部分が大きくなりました。

これは独立して実感してもらうのが一番かなと思うのですが好きなようにやれるというのは非常に人生におけるストレスを軽減しているなと。

 

職場での人間関係に悩まされることもなく、人混みをかき分けて通勤することもなく、目の前のお客様のお困りごとをサポートし報酬をいただく。

シンプルですけれどとてもやりがいを勤めている時よりも感じています。

 

その分営業活動を欠かさないこと、一人であればすべてのことを自分でやり切る必要があることなど勤めていることで得られた快適さはないです。

どっちとるかですが、せっかく合格したのであれば独立するのも選択肢の一つに上がりますし資格があったがほう独立しやすいです。

 

独立することだけが正解ではもちろんないですが自分のキャリアに悩みがあるのであれば一度立ち止まって考えてみましょう。

 

状況が改善したら(職場の環境や独立にあたっての開業資金が貯まったら)ということも考えるかもしれませんが、いまより若い日は今後ないわけですからもし独立する気になったら早いほうがいいです。

独立後のほうが経験値は勤めのときよりもかなり大きく、体感で言うと3倍です。

 

独立するとよりおカネよりも時間のほうが自分にとって有限だと感じる場面が増えてきます。登録してから早めに独立をして今はよかったと思っています。不安なことも完全になくなりはしません。

ゼロベースだったのであとは上がるだけだと思えたのも良かったように思いこんでいます。

 



まとめ

登録してから4年がたち無事に独立を果たして3年目。

税理士業界に入ってからは結構早かったかなと思います。でも早くて良かったと思っていますので独立するか迷っている方は思いきり、腹がくくれるかも結構大事だということをアタマの片隅においておいていただければと。

この先どこに進んでいけるのか、まだまだ楽しみです。

 

もし記事を読んで「役に立った!」「おもしろかった!」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。



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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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