おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
先日、自分の表現力が乏しい、言葉足らずな面があるんじゃないかと考えるキッカケがありました。
それは外国のお客さんに税金や会計、届出のことなどを説明する機会がありまして、改めて専門用語を使わずに伝えることの難しさを痛感しました。
専門用語を減らすための第一歩として、省略形を使わないことを意識しています。
専門用語を省略すると余計に分からなくなる
例えばお勤めの方でWebエンジニアの方がいらっしゃるとします。
独立してバリバリ頑張っていこうとしている方からご相談を受け、経理について聞かれたときこう答えたとしましょう。
[say img=”https://co-develop-ing.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_1635.jpg” name=”wakahage”]ウリカケのケシコミはコマメにやってください。[/say]
エンジニアとしてWeb制作をしていたかたからすると、「ウリカケ」も「ケシコミ」もこのようにカタカナに聞こえている可能性は高いでしょう。多分頭の中は?マークでいっぱいかと思います。
これをもし言い換えるとすると
[say img=”https://co-develop-ing.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_1635.jpg” name=”wakahage”]請求した金額が入金になっているか、手数料が引かれていないかなど定期的にチェックしてくださいね[/say]
これであれば伝わるかなと思いますがいかがでしょうか。
専門家の端くれとして業務を行っているとついつい省略形を使ってしまいがちです。
[list class=”li-niku”]
- 売掛金ならウリカケ、もしくはカケ
- 粗利益(売上総利益)なら粗利(アラリ)
- デューデリジェンスならDD(ディーディー)
- 源泉所得税の納期の特例なら納特(ノウトク)
- 小規模宅地の特例なら小宅(ショウタク)
- 相続時精算課税なら精算課税
- 社会保険なら社保(シャホ)
[/list]
などなど、税金にまつわるお話は特に省略形が多いかもしれません。
ビジネスをするなら粗利ぐらい知っていて当然、説明の必要はないと思うかもしれませんが、そう思っていると態度として相手に伝わる可能性があります。そういうことって意外と対面で話していると伝わるものです。
それが伝わってしまうと自分に対する信頼感はもとより、ご依頼しようと思う熱量が下がってしまうことは間違いないです。こういうのを上から目線というのかなと。
相手が持っている知識量や深さというのは目に見えるようで見えません。それはお互い様な部分でもあるのですが、そういう意味でイーブンな関係をお客様とも持ちたいなと思うわけです。
[list class=”li-check”]
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[/list]
ニュアンスが伝わるかどうかも大事
税金や経理、帳簿の話というのは小難しいハナシも多いのは事実です。小難しいうえにカタいお話も多いので尚更とっつきにくい印象があるでしょう。
省略形を使わないようにするために本来の表現である漢字で書いてみるとなんとなく伝わることもあります。
[list class=”li-niku li-mainbdr main-c-before”]
- ノウトク→源泉所得税の納期の特例
- シャホ→社会保険料
- アラリ→粗利益
- ジュウカ→重加算税
- ネンチョウ→年末調整
- カクシン→確定申告
[/list]
漢字で表現されるとなんとなく漢字の持つ意味合いからニュアンスが伝わります。
省略形はぼくは話し言葉としてはカタカナになっていると思っていて伝わりづらい原因かと考えています。
先日、法務局をご存知でない方とお話ししていて、どんな字を書くのか分からないので書いてみてくださいと言われ、書いて差し上げるとなんとなく分かりましたと仰っていました。
専門用語を使わず言い換えるというのも大事ですが、意外と専門用語は省略した形で使っていることが多いなとぼく自身は感じたので、まずは省略形を少なくすることを意識してはどうでしょうか。
専門用語を使わなようにお伝えしようと思ってはいますが、限界もあると感じていて特に横文字、外国語については翻訳自体が難しく感じています。
言葉の定義というのは本当に難しくて、専門用語を使わずに専門的なハナシをしようと思うと言葉の定義も理解を深める必要があると感じています。
慣れも必要かなと思うので、まずは省略形をなくしていくことから意識してみましょう。
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まとめ
外国のお客様ですとこちらの説明力不足を痛感することが多いです。その分丁寧に対応することと伝わっているかどうかの確認をするように心がけています。
お客様とお話する際には比較的ジェスチャーを多く交えて視覚的に伝わるようにも心掛けています。キレイなグラフや資料ももちろんいいでしょうが、相手の理解を助けるツールとしてジェスチャーも有効です。
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