セミナーを企画して気が付いたこと。「ターゲット設定の重要性」とは

一対多

一対多

独立後にシェアオフィスを借りる予定でして、先日見学に行ってきたのですが、そこのセミナールームがとってもイイ感じ。

こりゃセミナーやりなさいと独立の神からの啓示だなと勝手に受け取って、お知り合いの方にセミナーやりますって言ったら「ぜひお願いします!」と嬉しいお言葉をいただいて、いざセミナーを企画してみようと考え始めてふと立ち止まった男こと、京都の所属税理士takasagoです。

セミナーを企画して内容を詰める前に、考えなければならないことがあることに気が付きました。

それはどんな人をターゲットにするか?来てほしいか?を考えてから企画をするという大切さ。

気づくの遅すぎるっていうツッコミは甘んじてお受けします。

 

目次

一対一か一対多かが問題

税理士事務所に就職すると顧問先というのを担当している場合が多いです。

ぼくも今でこそ法人・個人事業主の顧問先担当を外れましたが、いまの事務所に入職した当初は担当を持っていました。

 

で、訪問担当者は顧問先に訪問して監査=チェックして、修正して、社長さんと話をしてくるというのがメイン業務なんですね。

顧問先の記帳代行を受けている場合には、月次資料なるモノをお預かりすることもあります。

 

基本的には社長さんと担当者、一対一の関係です。

複数と話をするとしても、多くて経理担当の部長さんや役員さんぐらいまでで10人を超えたりすることはなくせいぜい5人ぐらいまで。

 

小規模な企業や個人事業主さんの場合には、ご夫婦で切り盛りしておられることも多いので一対二のことも。

 

そうはいってもコミュニケーションの方向としては双方向。やりとりが往復することになります。

 

税理士になったのは人と話をしなくて済むから、という税理士受験生のTwitterなんかを目にすることがありますが、一般的な会計事務所では申告書を作る能力はもちろんですが、コミュニケーションを顧問先でしてくることをかなり求められます。

ぼくは人と話をすることが好きですから、そこが自分の業務として負担になると感じたことはありませんが、そこが苦手だから税理士になりたいというのならば、税理士になった後の選択肢は少なくなると思います。

それはさておき。

 

いざセミナーを企画しようとして、ふと考えました。

セミナーというのは一対多のコミュニケーションであり、双方向というよりも一方通行的な形でのコミュニケーションになります。

 

仮に10人に参加してもらうとして、ぼくのように開業したてでヒヨッコ税理士の場合、ネームバリューはないわけで、集客をとにかくしなければなりません。

また参加してもらうにしても誰でもイイわけではなく、こちらが発信するコトを知りたいと思ってくれる方、勉強したいと考えている方が同じ方向を向いている必要があります。

 

同じ方向を向いている方に来ていただこうと思うと、ぼくのほうからも「こんな人集合~!」っていうのをお伝えするのが大事かなと。

 

この「こんな人集合~!」のことを「ペルソナ設定」と言ったりするそうです、マーケティングの世界では。

 

ブログでも同じで、「誰向けの記事か」というペルソナ設定が重要とのこと。

当ブログでも記事カテゴリーで何となく分けれてはいますが、強く意識して設定しているわけではないです、反省ですね。

 

こんなことも最近知ったぐらいですから、やっぱり税理士の試験に「営業・マーケティング」を入れてみてはどうかと思う今日この頃(笑)

 

ぼく自身が独立後にできるセミナーをまずは考えてみることにしました。

 

ターゲット設定をしてみる

セミナーを企画するにしてもネタが必要です。

年明けには無事に独立しているでしょうから、ここはやはり業界最大のイベント、確定申告について企画するのがタイムリーでよいでしょう。

 

業界最大のイベントと言っても、幕張メッセとかでやるヤツではもちろんなく(笑)

年明け以降、3月15日までは皆さん大好き確定申告が全国の税務署で繰り広げられるわけです。

 

ぼくは年末で退職ですから、2019年の確定申告は分量はライトです。2018年は給与所得者ですので(キリッ!)

 

でもそうではないひと=初めての確定申告、それも独立したてで事業所得としては初めての申告。

そんなかたがぼくの周りにもいらっしゃいます。

 

なので例として

「初めての確定申告。(フリーランスとして独立した人向け)」

が1つ出来上がりました。

 

続いて考えてみると、最近は「副業・複業」というのがかなり注目度が高いです。

会社からお給料をもらって、副業をしているが果たして確定申告が必要なのか、というかたも2019年の確定申告時期にはいらっしゃるでしょう。

 

そういった方に向けての確定申告のネタとして

「副業してるけど確定申告しなきゃいけないの?税理士さんと考えるセミナー」

がさらに思い浮かびます。

 

さらにさらに考えてみると、ここ数年、年金がもらえるのか問題というのが、若者をはじめ現役世代では話題になります。

年金の話題は悲壮感がただようことがあるんですが(笑)、いまはiDeCoという個人で入れる年金があります。

でもiDeCoに入ってどんなメリットがあるのか、税金のことは詳しくわからないからまだ入ってない、というご家庭も多いはず。

 

そんなご家庭向けに例えば

「旦那さんのお小遣いを減らしてiDeCoに入ってもお得ですか?確定申告セミナー」

 

旦那さんのお小遣いを減らすというのはジョークですがインパクトとしては大きいですね。

(「税理士がそう言ってたからお小遣いを減らします」という意思決定はやめていただくことを念押ししておく必要はあるでしょう(笑))

 

ターゲットを設定することで、どんな方が参加するかをこちらでリードすることができます。

ただ単に「確定申告セミナー」といっても集客は難しいでしょうし、こちらとしてもハナシがしづらいことなります。

 

集客についてはやってみなければわからない部分もあるでしょうが、とにかくやってみるのが大事でかつターゲットを設定するコトが大切かなと。

まとめ

いまさら感があるかもしれませんが、セミナーを企画する前に気が付けて良かったなと思いました(笑)

情報を提供するというのはもちろんですが、顔と名前を憶えていただき、税金のことで困ったらぼくのことが思い浮かぶ、税理士さんで知っている人がいる、そういう状態を作るためにもセミナーはライトなモノからヘビーなものまでやっていきたいなと考えています。

そのためにも自分がセミナーに参加していくことも、もっと増やしたいなと思う今日のこの頃です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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