おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
今日は顧問料のお話を考えてみたいと思います。どれくらいもらえるのか、はたまたもらえないのか。
作業に対する価値なのか、どういう方向性で税理士業を考えるかで全く異なるでしょう。
ぼく自身の整理のためにも掘り下げてみます。
顧問料の単価をどう考えるか
月々0円の顧問料の税理士事務所というのも出てきている昨今です。顧問料のことを考えて考えすぎなことはないでしょう。
お客さんにとっては顧問料は安いほうがいいかと言えばそりゃ確かに安いほうがいい。
ぼくが例えば髪の毛を切りに行けたとして(仮定の話だから)、同じ髪の量を切ってもらうなら安いほうが嬉しいでしょう。
ただしここには前提があって、同じ品質なら、ということ。
ゼロ円でも10万円でも品質が同じなら安いほうがいいに決まっています。
同じ牛丼でも〇〇家の牛丼がいいのか、近江牛を取り扱うお肉屋さん直営のイートインスペースで出される牛丼がいいのか。牛丼というカテゴリーでまとめるとこうなってしまいます。
誰でもそうですが安かろう悪かろうというのは嬉しくはないモノです。牛丼であれば中身は分かりやすいですが、税理士顧問については残念ながら分かりにくいかもなというのが正直なところじゃないでしょうか。
自分が提供できるサービスや内容と、それを求めるお客さんとがマッチする値段にしたいものです。
そのためにメニューを出したりブログを書いたり、少しでも伝わるといいなという思いはぼくにはあります。
あとはお客さんが得られるベネフィットについても考えていきたいなと。やはり値付けは難しいですね。
顧問料の範囲でやれること提供できることもさることながら、最近は記帳代行についてはお受けしていませんという税理士事務所も少しずつですがお見受けします。
記帳代行は確かに大変ですがその分ニーズがあるのも事実です。
一方でぼく自身は記帳代行がキライかというとそれほどアレルギーもないですし、こちらでどこまで効率化できるかなというのにも楽しみを見いだせるほうです。
お客さんを絞ろうと思うと記帳代行しないほうが絞れるとは思います。いまでも紙の売掛帳をお預かりしてそれを手入力してもらうというのが税理士事務所の仕事だという認識の方はいらっしゃいます。
そういう方とお仕事をしたくないなと思えば記帳代行をお受けしないというスタイルでイイと思います。業種で絞る、使うソフトで絞る、お客さんのニーズで絞る、色々な形が考えられます。
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顧問料のバランスはどうしたいか
例えば。
月10万円、決算料を入れて150万円のお客様を6件で年間売上900万円を目指したいのか。
月3万円、決算料を入れて60万円のお客様を15件で年間売上900万円を目指したいのか。
自分自身がどこを目指したいのか、またどんなことを提供したいのか、お客さんから何を求められるのか。
ぼくはどっちのパターンも普通にあり得ることだと思いますし、どっちを目指してもイイと思っています。
どういうリスクがあるかは考えておいたほうがいいでしょう。
上記二つのパターンで考えると6件で900万円の売上であれば、ひとつ顧問が減ると750万円となります。割合でいうと16.66%の減少です。
15件で900万円の売上であれば、ひとつの顧問減少で840万円となります。割合でいうと6.66%。
この顧問1件で減少する売上の差がリスクと言えばリスクです。
他にも相続業務については単発と捉えるかメイン業務と捉えるかで大きく異なります。
メイン業務にしたいところではありますが、受注の体制、もっと言うと営業の成否にも関わるかと思うのですが、相続業務はメインにしづらい部分は確かにあります。
特に相続税申告の場合は人間の死にかかわることでこちらでコントロールできない部分もあります。これについては相続税申告を受注できるチャンネルをいくつか持っておく、開拓することが必要でしょう。
安定して受注につなげられるように日々の活動をするというのも大事ですね。(自分に言い聞かせている(笑))
税務顧問ではなくコンサルティング業務について注力するというのもアリです。
売上を増やす、経営改善をする、事業計画を作って予実を回す、いろんな関わり方、アドバイスの方法があるでしょう。
税理士業以外の柱についても、もしご自分が税理士業以外でやりたいことがあるならやってみればいいとぼくは思っています。
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まとめ
税理士業と一口に言ってもいろんなスタイルがあるなと皆さんを見ていてもよく感じます。
これから独立をめざしたいという方はどういうスタイルをひとまずのところ目指すのかは考えておいて損はないです。
やりたいことも変わるかもしれませんし変わっても構いません。考えておくのが大事かなと。