独立して残業時間はなくなったけれど

残業はなくなったけれども

残業はなくなったけれども

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立して一番大きく変わったのが仕事の時間に関する考え方です。なかでも「残業」については意識が全く変わりました。

ポジティブな面もネガティブな面もあるかなと感じていますので、掘り下げてみます。

 

目次

残業時間が無くなったポジティブ

独立する前は勤めていましたので9時から仕事が始まり17時半まで定時の就業時間でした。そこから仕事が進まなければ残業する必要もありましたが、税理士事務所の特徴として繁忙期がありますのでその時期は21時や22時まで残業することもありました。

 

普段それほど仕事が立て込んでいない時は18時には事務所を出るようにしていたのですがそれでも残業時間が0だったわけではありません。

決められた時間に決められた場所に行き仕事をするという習慣がサラリーマンだった期間に染み付いていたので、独立してからどういう風に仕事をして行こうかというのが僕にとって気になる点でもありました。

 

いざ独立してみると僕の場合は自宅事務所ですので、こっからここまでは仕事の時間、この時間以降はプライベートみたいなはっきりとした区分けというのがなくなってきつつあります。

残業時間があるとお給料面でプラスになることもあり残業が好きな人もいるかもしれませんが、独立すると自分の仕事について残業をするという認識がなくなりました。

 

その点はすごくポジティブに捉えていて、以前は残業しても残業しなくても基本給という意味ではお給料は変わりませんでしたが、今は仕事の時間を減らしていかに効率化するかで時間単価も変わってきますし、全ては自分に跳ね返ってくることです。

 

ダラダラ仕事をしようと思えばもちろんできます。

自宅事務所の方は特にそうだと思うのですが仕事をしながら少し煮詰まってくると家事をしたり、散歩をしたり買い物をしたり。

 

 Amazonプライムビデオを流しながら仕事をする方もいらっしゃるかもしれません。

好きな音楽をかけながら仕事をしたり、自分の好きなタイミングで昼寝をしたりというのは独立したものの特権のような気もします。

 

今はコロナウィルスの影響でリモートワークが進みつつありますが、全て自由なわけではないでしょう 。そういう意味で独立した今は残業をしないといけないという意識がなくなったのは僕にとってポジティブな面です。

 

よくご相談があるのは仕事の時間とプライベートの時間をきっちり分けられるか不安というのがあるのですが、自宅事務所で仕事をする限りは混ざってくるのも普通の事だと思うのでどこまで受け入れられるかです。

 

もしどうしても区分けが必要とかそういうことがあれば事務所を借りるというのも選択肢の一つじゃないでしょうか。

 

僕の知り合いの税理士さんには事務所を借りておられる方もたくさんいらっしゃいますが、お子さんが小さいとかいろんな家庭の事情があるのでそのあたりも自分で柔軟に決めてみてはどうでしょうか。

事務所を借りる必要性を今のところ感じないのであれば、まずは自宅事務所でやってみて固定費を抑える(事務所費用)というのもアリだと思います。

 

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残業時間がなくなったネガティブ

残業時間がなくなっていいですねと言われることも時々あるのですがその反面仕事をしないと自分に全部返ってきます。

独立した当初はゼロベースだったので正直時間があると感じることも多々ありました。そういう時はゆっくり仕事ができていいと思うのですが、独立2年目の今年は少し様子が違いました。

 

家族が入院してしまった事もあるのですが想定以上に確定申告時期は自分がここまでと決めていた時間を超えて仕事をしていたように思います。

 

自分が仕事を進めるスピードであったり効率化もそうなんですが、自分のキャパシティを信用しすぎていたような部分もあって、夜中まで仕事をすることも実を言うとありました。

 

そう考えると残業時間があって雇われている時はお給料に残業時間が反映されることも多いと思うのですが、独立した今では残業時間は仕事の時間がただ長くなるだけで、自分が残業したことについてお客さんに費用を請求することもできません。

 

だらだらと仕事をしていたつもりはなかったのですが、去年の件数の少なさから考えると今年はかなりハードに仕事をしたつもりです。

忙しいのは別に嫌いではないんですが、イレギュラーなことが少し多かったように思っていて、自分の想像を超えて仕事が多く感じてしまいました。

 

残業時間が多いという認識はもちろんなかったのですが結果的には仕事をする時間が自分の想定を超えて長くなりその疲れも感じたように思います。

 

自分の見積もりのあまさに起因する部分ではあるのですが残業時間がなくなったことについてもしこれが勤めている時期だと早く帰りたいから早く終わらせようという方向性に僕の場合だとなっていたでしょう。

 

もともと残業時間が少ない方がいいと感じていたので毎月だいたい20時間ぐらいだったのですがそれでも多く感じていた自分がいます。

残業時間が無くなって嬉しい反面、当たり前ですが仕事が終わらなければやらないといけないのでそういう意味ではプレッシャーが強く感じています。

 

以前の事務所では残業をする人が大体決まっていてそういう人たちと自分を比べた時に仕事の内容や分量にも寄りますが、残業している人より自分のお給料の方が少ない、  圧倒的に少なかったの自分として納得できない部分もありました。

 

残業時間について固定残業代ではなくて残業代が時間で換算されて支給される場合には、残業が多い方がお給料が多いので本来定時の時間内で終わるはずだった業務を、ゆっくり行ってもいいやと感じる人がいたのも事実で。

 

その点に僕自身は納得できなかったので独立したいなということを考え始めたきっかけのひとつです。

 

残業があってもなくても仕事は終わらせなくてはならないのですが残業時間で終わらせようと思うのと、自分が決めた時間で終わらせようと思うのでは取り組み方が全然違ってくるのかなと。

 

仕事への取り組み方は残業あるなしで変わるものではないかなと思いますし、独立するとその点はすべて自分に良くも悪くもはね返ってくるので、独立してからは特に気にするようにしています。

 

まとめ

個人事業主なんで自分に自分でお給料を出すことができません。残業代のあるなしに関わらず自分がどのように仕事を進めていきたいかは独立すると自由に決めることができます。

 

仕事をする時間というのは人生において大きなウェイトを占めるので考え過ぎても考え過ぎにはならないのかなと。

働き方が変わると生き方が変わると僕は思うので独立を目指す方はその点も楽しみにしてみてはどうでしょうか。 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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