退職をいつ伝えるかは悩みどころ 

退職という仕事をやり切る

退職という仕事をやり切る

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立するためには退職する必要がある場合が多いです。退職というひと仕事があるわけですが、それをいつ伝えるかは非常に悩みどころでもあります。

ぼく自身がどうだったのか、また最適なタイミングはあるのか探ってみます。

 

目次

自分の場合の「退職という仕事」

結果は△、プロセスは◎、退職という仕事。

詳細はこちらの記事に詳しいのでご一読いただければ幸いですが、改めて遡る形で振り返ってみますと。

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  • 2020年7月 いま
  • 2019年1月 独立開業
  • 2018年8月 退職意向を伝える
  • 2018年3月 辞めたいと思い始める
  • 2017年11月 ひっそりとブログ開始
  • 2017年2月 税理士登録
  • 2016年12月 官報合格
  • 2014年4月 既にうっすらとハゲた状態で税理士事務所就職(簿記論 財務諸表論 法人税法 科目合格)[/list]

という流れになっています。 

 

税理士業界の前は医療法人で医療事務をやっていましたので全くお角違いの業界から参入してきて、税理士事務所就職から2年8ヵ月で官報合格し、税理士登録から1年11ヵ月で独立開業です。

時間の流れでいうと割と早いほうかなとは思います。周りの税理士さんを見回してみると税理士業界10年みたいな業歴の方も多いですし。

 

ここは一旦置いておいて、辞めたいと思い始めてからまず確認したのは、就業規則で何か月前までに退職意向を伝えておく必要があるかをチェックしました。

このあたりは小規模な事務所であればそういうものがない(就業規則)場合もあり得ますが、あるならコッソリ確認しておくのが吉です。朝早めに行ってコッソリ確認したのはイイ思い出です笑

 

解雇でないかぎり明日辞めます、ハイどうぞとはならないことが大半ですので。(税理士事務所の業務は属人的な部分がいまだに多い)

ぼくのいた事務所の場合は退職予定日から3カ月前までに上司および所長に伝えること、という内容でした。

 

ぼくの退職のタイミングで第一希望は事務所で所得税の確定申告業務をこれ以上やりたくない、というものがありましたので必然的にデッドラインとして年末退職という目標が見えました。

 

お尻が決まればあとはいつ言うか。2018年12月末に退職しようと思うと、事務所規程によると9月末には伝達しておく必要があります。

 

有給休暇をいつ使うか(使えるのか)とか、創業融資を受けるなら事業計画を作りたいところですし、事務所HPを作ったり色々とやらないといけないことがたくさんあります。

 

ぼくの場合は、事務所の人に一切相談することなくまた余り事務所のメンツに知られたくない(最終的には知られるのでまぁ今思うと気にするポイントが違ったかもしれませんが)。

抱えている業務がかなり多かったので引き継ぎと業務完了(相続税申告をたくさん担当していた)ので、8月初旬の税理士試験休暇とお盆休みの時期に伝えることにしました。

 

このあたりはご自身の状況に合わせてタイミングは変わってくるかと思います。上記の事情に加えて事務所の事業計画を8月末ごろから策定し始めるのでその時点では来期に自分がいないことを認識しておいてもらう必要がありました。

 

立つ鳥跡を濁さず、という気持ちは忘れないようにとは思っていましたが、やはり退職を伝えてからは人生で初めて胃に痛みがありました。

 

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いいタイミングはあるだろうか

ではでは、税理士事務所をやめることを伝えるいいタイミングがあるか掘り下げてみると、結局のところは辞めたくなったら言えばいいのかなと。

 

辞めたい状態でダラダラ仕事をすることはお互いによくない状態ですし、次のステップに進めづらいです。

ただ辞めたくなったら下ごしらえというか根回しはしておいたほうがよいでしょう。

 

事務所によっては所長の意向が絶大で、いついつに退職しますと言った瞬間に、明日から来週から来月から、来なくてイイよと言われる可能性もあるわけです。そのあたりは普段の所長や事務所の所作をつぶさに観察しておくことが重要です。

 

ぼくの知り合いの先輩税理士さんは1年後に退職しますと事前に伝えていたそうで、円満に穏やかに独立できたとのことです。

そういう根回しも大事だよなと。

 

ぼくも退職意向を伝えたときはけっこうな剣幕で怒られましたが、実際退職の時にはキレイに引き継いで辞めれたとは思っています。振り返っての課題は、独立するつもりを微塵も見せていなかったことです。所長先生にも心の準備が必要だったとは思います。

 

独立志向がもしあるのであればそれとなく伝えておくのはやっておいたほうがいいかなと。

 

ぼく自信は税理士登録してからも自分のキャリアを描けていませんでしたし独立することも想定していなかったので、独立志向うんぬんもなかったのですが。

 

税理士事務所に就職するときには税理士になって独立した人がいるかどうかで何となくわかる部分もあるので、受験生はそれとなく確認しておくことをお勧めします。

 

税理士試験に合格した人がいないorほとんどいない → 勉強する環境がない可能性

税理士試験に合格して独立した人がいない → 居心地は良い可能性 ただし独立されることに対する免疫がなさそう

税理士試験に合格して独立した人がいる → 独立されることに対する免疫はありそう

という情報は就職の際には確認しづらいものですが聞いて損はないでしょう。そこを聞いて期限が悪くなったり歯切れが悪い場合は推して知るべしです。

 

これに加えて税理士登録のための実務証明が退職のタイミングに影響を及ぼすことがあります。よくないことではあるかなとは思いますが、これも所長先生の意向によるので確認できるのであれば聞いておきましょう。

 

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まとめ

辞めたいときが辞めどき、と言われたことがありますが、ご自身のキャリアですし可能であればスッキリと跡を濁さずに辞めたいところですよね。

しっかり心の準備などをして退職という仕事を全うしてもらえればいいなと。ぼくの経験で参考になることがあれば幸いです。

 

もし記事を読んで「役に立った!」「おもしろかった!」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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