おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
今年もあと1ヵ月チョットですが、年末になると去年の今頃を思い出して比較してしまうのはなぜでしょうか。
状況としては独立していることに変わりがなかったですが、ストレスという点では今年より去年のほうが強かった、といまになって感じています。
去年の自分のストレスの源泉はどこにあったのか、考えてみます。
収入面のストレス
実を言うと去年の9月頃は独立初年度で一番のピンチな状態でした。
具体的な金額はさておいて、このままだと年内にはアルバイトをするしかないぞという状態だったのです。それもやむなし、どんなアルバイトをしようかなと夢想する日々でした。
おカネがないことのストレス、不安を一番感じていた時期で最終的には9月に追加で融資を受けました。
おカネがあるとないのとではあるほうが精神的なストレスは減りますし、日々経理をしているとあと何か月ぐらいは資金ショートしなさそうだなというのが想像しやすくなります。
この収入面のストレスはその後、年が明けて確定申告のお仕事があったことと相続税申告が予定通りに完了したことで徐々に解消されて行きました。法人顧問のお仕事も増えつつあったので金銭面でのストレスもそれにつれて薄れていったようなイメージです。
営業面のストレスは後段で書きますが、法人顧問も所得税の確定申告も受注してから売上になるまではタイムラグがあります。
この事業開始から資金が減っていくゾーンのことをデスゾーンと言ったりするそうですが、まさしく僕の場合は去年の9月頃が一番のデスゾーンでした。
これを解消するためには仕事を取ることもそうですが、アルバイトをする、融資を受けるという選択肢も考慮する必要が出てきます。辛いですが現実を見るしかありません。
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営業面のストレス
何度か書いたことがありますが、営業面では去年は独立と同時に異業種交流会に所属し9月まで続けたことが一番のストレスに感じていたことでした。
というのも毎週決まった曜日に朝集合するという、まるで出勤のような感じが全くなじめず、「独立しても勤務の時と同じことしてるんじゃないか」という気持ちが次第に強くなっていました。
所属しているグループではいざこざや揉め事が絶えずおこりそれのフォローがあったりと、仕事そのものではない忙しさもあり異業種交流会に加入したことを激しく後悔したことを鮮明に記憶しています。
自分の営業力を他者に依存してはいけないんだなというのがここで得た学びでした。
自分の事業を他人に紹介してもらうことのリスクは確かにあって、紹介してもらったら値引きが当然のような雰囲気が流れますし、とりあえず税理士だから税金のことなら紹介しておけばいいんでしょ、というのもしんどさを感じた理由でした。
10月には異業種交流会を脱会してそういう営業の方法を辞め、イチから自分の事業を広めてもらう知ってもらう、自分のことそのものを知ってもらうようにシフトしました。
こうなると紹介ももちろん減りますが、自分の仕事のしかたやスタンス、考え方などをある程度理解してくださった方がHPからご依頼をいただけるようになり、ストレスという意味ではぐっと減りました。
すべては営業を他者にゆだねてみようという自分の甘さから生じたストレスでした。身から出た錆ということです。
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ストレスを力に変える
独立初年度は特に自分の見通しの甘さから来たストレスが結局は自分の身に降りかかっていました。おカネはない、仕事はないの2重苦でしたがそれを力に変えられたのもひとつ大きかったです。
というのも仕事がないので考える時間はありましたし、むしろ仕事が少ないからこそできること(セミナーや本を読むこと、ホームページを充実させること)に注力することができました。
ネガティブに捉えると失敗の多い年でしたが、ポジティブに捉えるとその分学びも多かったなと。むしろそう思っていないとやっていけない、ぐらいの反骨精神もありました。
バネは伸びるために一度縮む必要があります。縮むこと=ストレスと捉えるとそれなりのストレスがあったほうが自分に発破をかけられるし、伸びる余地があると思えるものです。
というよりそう思うことでしかやっていけないことが世の中にはたくさんあります。
独立するといままでせっしたことがない方と接することもありますし自分の意に反した状況になってしまうこともあります。内海から外海に飛び出すのですからそういうこともあるぞ、という覚悟も多少は必要なのかなと。
元来楽観的ではあるので深刻に捉えすぎないというのも大事ですね。
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まとめ
ストレスというのは目に見えないからこそ気を付けてケアしておきたいことでもあります。精神の不調はひいては体にも影響しますので両輪でメンテナンスすることが必要です。
今思い返してみると去年は空いている時間はとにかくパソコンの前に座ってしまっていましたが、今年はイイ意味で息抜きもできるようになりました。これも経験ということでしょうか。
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