価格をオープンにしておく、というガード

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おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

事務所ホームページでは提供しているサービスについて価格をオープンにしています。価格をオープンにしておくことが自分を守ることにもなると考えているからです。

 

目次

価格交渉が苦手

独立する前から考えていたことのひとつが価格交渉をするかどうか、ということです。

 

自分が提供するサービスについて例えば見積もりをして価格交渉をして、ということができそうかどうか。

 

ハッキリ言って全くイメージが湧いていませんでした。

 

税理士事務所に勤めている時もそのあたりは所長の仕事でしたので見る機会もなく、報酬表も割と細かく設定されていたのでそれに基づくこともありましたがそうではないことも。

 

そうかと思ったらそれに基づかない値決めであったりお客さまによってはかなり古いお付き合いで採算割れしているんじゃないかと思う顧問先もありました。

 

それもありますし価格交渉をする=値下げをする、というイメージを今でも持っていて、そういうことをすっぱり断れるか、というのが不安な要素でした。

 

なにせ今まで自分で自分のサービスを提供して価格を決めて報酬をいただく、という事業主としての仕事をしたことがないわけですから悩むのも当たり前です。

 

税理士と言っても事業主としてはひよこなわけですから最初はそんなもんです。

 

苦手に感じることは一旦やめておこう、と独立のときにきめて事務所ホームページに価格表を出すことにしました。

 

その代わりと言ってはなんですが、半年に一度価格表をみなすようにしています。

 

価格表を見てご連絡をいただけないのであればそれでよいかなと。向こう側でお断りしたことを知らなくても済みます。

 

価格表を出しておくことで見積もりをするなどして最終的に断られることやその精神的ダメージを回避できます。つまりガードをあげられると。

 

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価格についてどう思うかは人それぞれ

先日も「かなり高額ですね」と言われたことがあったのですが、反対に価格についてご理解いただいたうえでお申込みをいただいているお客さまもたくさんいらっしゃいます。

 

価格についてどう感じるか、思うかは人それぞれです。こう思って割り切れるようになったのは2020年の春ぐらいからでした。

 

具体的に何か琴線に触れるエピソードがあったわけではないのですが、紹介による仕事の依頼よりもWebからの仕事の割合が増えてきたことも影響していると考えています。

 

提供しているサービスについてはこちらとしても事業としてやっていますので採算のラインもありますし、とやかく言われても気にしないことです。

 

価格の感じ方は人それぞれなのでそれに基づいて主観で言われてもスルー出来る、サラッと流せるような心境を維持することを考えています。

 

価格交渉される機会を減らそうと思うと価格を出しておくに限ります。ないと聞かれますし聞かれて高いと言われてイヤな気持ちになることもないです。

 

些細なことではあるのですがひとりでやる以上は自分の機嫌も大事です。感情の揺れ動きをなるべく減らす方が仕事のパフォーマンスも上がるかなと。

 

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ガンガン増やすためではない

価格を出しているというとそんなにガンガン営業したいのか?と聞かれることがあります。

 

これもそういう風に見られることがあるんだなと感じるのですが、ぼくの意図として逆です。

 

ガンガン営業したいから価格を出しているわけではなくて、価格も含めて相性が良いと思ってもらえる方にご依頼をいただきたいからでガンガン増やすなら価格を出さずに営業したほうがお問い合わせも増えるかなと。

 

独立して以来の顧問業務の増え方としては大体年3件ぐらいのペースです。ぼく自身は顧問の件数の上限を設定していますのでそれに近づいて行っている状態です。

 

顧問先をガンガン増やしたいために価格をオープンにしているわけではなく、むしろゆっくり増やそうと思うのであれば出しておくのもひとつです。

 

それは価格でのミスマッチを防ぐ効果がありますし、問い合わせを減らす、という意味合いもあります。

 

価格を出しておくと困るのがふたを開けてみないと分からない部分もあって想定以上に時間がかかることがあるかもしれない、ということです。

 

こういう時には自分の工夫で効率化することをまず考えるのと、こういうこともあるかもしれない、という心の準備しかないのかなと。

見積もりをしていても当てが外れることはありますのでいい意味で割り切るしかありません。

 



まとめ

ご依頼いただく際には必ず価格のことは通る部分ですので先に見える形にしておくのがいいかと考えています。

いろいろと価格を見せる前に話を詰めてしまうと値下げを言われたときに断れないかもしれないという自分の意思の弱さが出てきそうです。

そういったことを防ぐために価格を出しておくのもひとつかなと。

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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