もし人を雇うなら、と条件とか考えてみた

もし誰かを雇うなら

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

ジンノさんのところではアルバイト・パートさんの雇用はしていますか?と聞かれることが今年になってよくあります。

もし雇うならどういうことが手続きなどで必要か条件なども考えてみます。募集しているわけでも募集するわけでもなくただの想定ですのでご注意ください。

 

目次

パッと思いついた条件

パッと思いついた条件としては以下のようなもの

時給1,200円
日商簿記3級取得者
電話対応などお客さまとの関りはなし
週の勤務時間目安8時間
勤務曜日や時間は自由設定
リモート
パソコン貸与
打ち合わせはZoomなどオンライン
業務についての連絡や相談はChatWorkやメールなど

という感じです。

 

お客さまからお預かりした資料に基づいて入力をしていただく業務を想定しています。あまりにも少なければ相続に関する業務もお願いするかもしれません。

 

日商簿記3級を取得しているという条件は最低でも仕訳を入力するにあたって必要だと考えているからです。ここから教えていくということだとかなり大変かなと思いますし3級なら自分で勉強しても取れる内容です。

 

よく分かんないけど入力していますということはミスを減らす意味でも避けたいと考えているのでここは外せない条件のひとつです。

 

電話対応はぼくが窓口でぼくが対応しますし、お客さまに確認すべき事項が出てきたとしてもそれを伝えるのはぼくです。つまり表に立ってもらうことはないということになります。

 

よく事務所勤務の際には入力をするスタッフさんいわゆる内勤の方は電話を取るというのを見かけますし話に聞きますが、やってほしいことは記帳代行であって電話を取ることではないのでそこはお願いする予定はないです。

 

勤務時間の把握は日報でお願いしようと考えています。それも含めてChatWorkかほかによいシステムがあればそれを使います。

 

リモートワークを想定していますので出勤簿でカードで管理というよりかはオンラインで完結する方向で考えています。

 

勤務場所は自宅で、資料はDropboxか郵送で共有します。パソコンはお持ちでなければこちらで用意します。

 

リモートを想定しているので基本的な打ち合わせなどはオンラインです。使用する会計ソフトはお客様先に合わせた形でMJS(ミロク情報サービス)か、freeeかMFです。

 

使ったことがなくても使用方法と業務の流れはマニュアル等を準備します。

 

相続に関する業務については、登記簿謄本の取得で件数が多い場合にオンライン取得をお願いするぐらいです、いまのところ。

 

週の勤務時間目安は8時間としましたがこれより減る可能性はあります。というのも実際いまの状態だとお願いできる仕事が量的にはこれより少ないと考えているからです。

 

なので実際には月に4~5万円に届かず、3万円前後(月に25時間ぐらいの勤務)になる可能性は十分にあります。

 

いかがでしょうか。応募がありますかね?

 

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こちらでやるべきこと

募集するだけならいくらでもできますがこちらサイドでやるべきことも考えてみました。

 

税務的な手続きとしては給与支払事務所等の開設の届出、源泉所得税の納期の特例に関する承認申請の2点が必要です。これはe-taxですぐにできます。

 

労務的な手続きでパッと思いつくのは、就業規則の策定(給与規定なども含めて)、雇い入れ通知や雇用契約書のひな型、労働保険の保険関係成立届、概算保険料申告書などが必要です。

 

場合によっては社会保険関係の手続きも必要になるかもしれませんがパート・アルバイトでの採用を考えていて社会保険の対象とならない範囲になるかなと。そんなにお仕事がないです、いまのところ。

 

税務的なことは自分でできますし労務的なことは社労士さんにサポートしてもらいながらということになります。

 

さらに仕事をお願いするうえでマニュアルや仕事の流れを整理などしたものを用意しておくことになるでしょう。

 

いきなり資料だけ渡してじゃあ入力しといてください、というのは難しいでしょうしこちらが求める精度にならない可能性もありますしなにより困ると思います。

 

こういったことを整理しておく必要がありどちらかというと仕事の内容を整理しまとめて伝える準備のほうが税務や労務の手続きよりも時間がかかりそうです。

 

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どういうひとがよいか

ふと考えたのですが例えば税理士受験生のほうがいいかと聞かれるとそんなことはないかなと。

 

むしろ仕事が単調になってしまう可能性も否めず、ドンドンいろんなことにチャレンジしたいんです、という方には合わないかもしれません。

 

向上心があることはもちろん良いと思うのですが現状ではそこまで業務がひっ迫しているわけでもなく完全にぼくの仕事のサポートになります。

 

また業務内容的に難しいことをやってもらうことは想定していないので向上心があまりない、指示されたことをコツコツやっていくほうがいい、という方のほうがぼくの事務所でもし人を雇うならそういうスタンスの方のほうがよいです。

 

ぼくの事務所では記帳代行の方もいらっしゃいますのでその方の記帳を担当していただくことにメインとしてはなります。そう考えた時に向上心が高いひとが満足できる業務内容かと言うとちょっとちがうかなと。

 

税務的な判断はこちらですべて行いますし、業務の流れの改善などももしあれば言ってもらって構いませんが基本的に決まったことをコツコツやることになります。

 

そういうことが苦手だ、もっと税務的なことも勉強したいし入力業務はイヤだ、という場合にはほかのところを探してもらう方がお互いによいでしょうね。

 



まとめ

もし人を雇うことになったらいろんなことを考えなければいけません。

そして辞めてしまった時に自分が担えるぐらいの業務量でないといろんな事情で辞めてしまった時に身動きが取れなくなる可能性もあります。

人を雇うのは大変だなとまだ募集するわけでもないのにそんなことをぼんやりと考えています。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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