おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。
先日、見積書を作る機会があって、ふと手が止まりました。この金額で自分も顧客もお互いに満足しハッピーになれるだろうか、と。
「お互いに」というのがポイントです。
「お互いに」は実現可能か?
見積もりを作ったり際には、2つの軸があると考えています。
一つ目は見込み客の要望=望むことと、こちらが提供できること、の軸です。
これは見込み客からどのような関与の仕方や、資料の提供、面談の頻度、具体的にどんなことを望むのかをヒアリングすればミスマッチが少ないと思います。
特に税理士業というのはサービスを提供する仕事だとぼくは考えているので、見込み客の要望に応えることができるかどうか、というのがぼくが仕事を受けることができるかの判断材料になります。
もう一つはやはり金額の軸です。
見込み客からすると同じサービスなら金額は安いほうがいいでしょう。それは一消費者としての自分を考えてみても同じです。ただし、同じサービスなら、という限定条件が付きます。
相手の望むサービスと金額、こちらの提供できるサービスと金額、このせめぎあいなのかもしれません。
税理士側では提供できるサービスと金額は一致しているのでしょうが、相手がそうではない場合には折り合いがつかないということになります。
可能であれば作業ではないサービスの部分に魅力を感じていただけるとこちらとしてもうれしいですが。
最近は税理士の顧問料なんかもオープンになっていますし、目安なんかも何とかドットコムで調べられるようです。
ただし金額の目安はあっても、相手が望むことが金額以上であればマッチはしません。
そこにギャップが生まれないようにヒアリングを丁寧にしたうえでお見積りを作成したいと今後も思います。
そうすることで望むこと、提供できること、金額、に折り合いが付けられてお互いにハッピーになれる可能性は高まるかなと。
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やるからには全力で
また今回金額を提示するうえで、この金額で全力でやれるか?という自分への問いかけをしてみました。
やるからには全力でやることが特に独立後は求められるでしょう。それは自分が人を雇わないという選択をしたことと無関係ではありません。
税理士が直接担当するコトを打ち出している以上、金額面でもそれなりにはなりますし、そこにメリットを感じもらえるお客様に対してこちらも全力でやる所存です。
逆に税理士が直接担当しなくてもイイということであれば、あえてひとり税理士に頼むメリットはお客様にはないでしょう。顧問料の低価格化というのはこの先もずっと続くでしょうし、それこそ作業の部分はAI・ITにとってかわられる時代が近づいています。
税理士に依頼するコトの意味、税理士が直接担当するコトのメリットをヒアリングの段階でも上手くお伝えできるようになりたいなと。また、事務所のHPでも打ち出せて行けたらと強く感じるところです。
まとめ
見積もりを作る機会というのは前職でもありましたが、決裁はもちろんやっていません。独立後は自分が決済を出す決裁権者になりましたし、見積もりの金額の意味を考えるようになりました。
今までと働き方が違う分、自分自身の考え方もサラリーマン思考からシフトしなければいけないのでしょう。