個別コンサルティングは背中を押すのも仕事

自分ならどうするか、を伝える

自分ならどうするか、を伝える

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

個別コンサルティングってどのようなイメージをお持ちでしょうか?ぼく自身も最初は手探りな部分がありました。

どんな風にお伝えすればいいのか、事前に資料や聞きたいことをお預かりしたほうがいいのか。

個別コンサルティングで心掛けていること、注意点などをお伝えします。

 

目次

独立当初から個別コンサルティングをメニューに入れている理由

[sanko href=”https://jinnozeirishi.com/spot/consulting/” title=”スポット相談・個別コンサルティング” site=”ジンノユーイチ税理士事務所”]

 

ぼく自身は税理士事務所の経験は一か所だけですが、個別コンサルティングをしている税理士事務所、税理士さんってそんなに多くはない印象です。前の事務所ではそのようなメニューはありませんでした。

独立前から「この人は月次顧問が必要なんだろうか」と感じることもしばしばあって。

 

例えば、ご自分で相当なレベルで会計を整えられる会社の経理担当の方がいらっしゃるとします。

いわゆる税理士事務所の月次顧問は会計の内容チェックと試算表をお届けすることがメインなことが多いのですが、そのニーズはあまりない場合、月次顧問に価値を感じてもらえない可能性があります。

自社で会計については完結しているので決算の時にチェックしてもらえばいいと考えている可能性もあります。

 

月10万円の月次顧問で会計チェックと試算表の納品だけでご満足いただける会社がいつくあるのか。

 

また、規模が大きくない会社のひとり社長さんや個人事業主・フリーランスの方の場合には必ずしも月次顧問が必要ではないと考えています。

というのも、月次顧問業務は提供できることが顧問だけ(コンサルティングじゃないという意味で)だと良くも悪くもルーティンになりがちです。

 

事業について大きな変動がなく、安定している場合には月次顧問の必要性を感じてもらえないんじゃないかなと。

 

事業のステージや規模、ニーズに応じた税理士の関わり方があってもいいよなと思い、スポット相談、個別コンサルティングとしてメニューに打ち出しています。

 

そんなに頻度が高いわけではないですが、ご依頼をいただき嬉しく思っています。

月次顧問ももちろん大事ですが、ぼくのイメージとしてはコンサルティングはお困りごとの相談を受け解決するという感じで捉えています。

 

事業の動きが大きい場合には月次顧問で毎月お困りごとをうかがったり、相談ごとについて頻繁に連絡することも必要でしょう。

でもぼくの周りのフリーランスの方は、ちょっと聞きたい、ということのほうが多いように感じています。ちょっと聞きたいことが溜まってきたり、事業を始める最初の時にというタイミングでご相談をいただくことがスポット相談、個別コンサルティングを利用形態として多いです。

 

月次顧問までは必要じゃないけど痒い所に手が届くそんなサービスでありたいです。

 

[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]

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心掛けていること

ご依頼をいただいたときに一番心掛けていることはどういうことを確認したいか事前に情報をいただくということです。

 

当初はぶっつけ本番でもイイかなと考えたりもしていたのですが、ぶっつけ本番だと解答が難しい内容であることもあります。

お互いに準備できるというのはよりお役に立てるんじゃないかなと考えていて、可能な限り確認したいことであったりちょっと聞きたい、ということをお知らせいただくようにしています。

 

何が分からないか分からない、というご依頼は今のところないのですが、そのようなご依頼の場合はコンサルティングというよりもティーチング(教える)という行為になります。

お困りごとを明確にしておいてほしいというのはご依頼いただくかたにお願いしていることのひとつです。

 

最近では士業さん、税理士さんからのご相談もいただくことがあって、お互いに専門家ですから確認したいことなどは明確です。

どうすれば良いだろうか、というご質問・ご依頼が多いので、そういう時には「自分ならどうするか」というのを考えてお伝えするようにしています。

 

自分が同じ立場になることはもちろん難しい場面もあるのですが、特に相続のことなんかだと「自分ならお客さんにこう伝えますかね」というのは結構喜ばれるように感じていて。

アナタならどうしますか?というご質問をいただくこともあるので、意見のすり合わせであったり見解の確認であったりというのはひとりでやっていると心配なこともぼく自身時折あります。

 

最終的には自分で判断し決めて、自分のお客さんにもお伝えするのですが、背中を押してほしいなと感じることもありますので、自分がご相談を受けたらその方の背中を押すつもりでやっています。

 

安心しましたと言ってもらえるとお役に立てたかなと感じるのは皆さん同じかなと。

個別コンサルティングをやる上での注意点

個別コンサルティングを今年から始めて、最初のうちはもちろん手探りでした。

 

このブログと事務所HPだけでお知らせしている形ですので、そもそもそんなにご依頼がいきなりあるわけでもなく。やはり時間があると人間はいろんなことを考えてしまうものです、良くも悪くもですが。

 

最初に一番「うーん」と思ったのは、ご依頼がなさ過ぎてメールがキチンとこちらに届いていない=システムに不具合があるんじゃないか、ということです。自分のせいじゃなくてシステムのせいにするという典型的にダメなパターンです(笑)

 

これはChromeのシークレットウィンドウから事務所HPにアクセスし、自分で申し込んでみるとすぐわかります。そして気が付きます、壊れてんじゃないなと。

 

続いて、自分自身はニーズがあると考えていたけれど実はそんなにないんじゃないか、ということ。ご依頼がないならしれーっとやめてしまっても問題ないよなって4月ぐらいには感じ始めていて。コレも前述のパターンと真逆で自分のせいじゃないという勘違い(笑)

 

けどぼく自身の認知度がまだまだだろうし、メニューに出すだけならタダだろう、ぼくの代わりに24時間営業してくれるんだ大切にしないとな、と思い直してメニューとして継続し、最近になってチョコチョコご相談をいただくようになりました。諦めてはいけないなと。

 

諸事情により9月末までは拘束がキツイ交流会に参加していたので、なかなか向き合っていなかったのですが、事務所HPのほうも更新頻度を高めていますので、どんどんアップデートしていきたいなと考えています。

 

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まとめ

自分が提供できることを求めている人に届けるというのは難しいなぁと改めて思っています。

そういう意味でも事務所HPとブログは24時間、ぼくが寝ている間でも見てくださっている方がいるのでやはりやっていて良かったなという思いが強いです。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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