おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
先日人間ドックを受けてきて結果をもらったのですが、胃カメラ検査を受けていないと気が付かなっただろうなと思うことがたくさん記載されていました。
ぼく自身には自覚症状がなかったのですが、こうして見える化しないと気が付ないこともたくさんあります。会社も事業も同じで外からのアドバイス、サポートも必要なことだと改めて感じています。
自分の体の見える化
先日胃カメラ検査を受けたことはこのブログでお伝えしました。
このときは荒れてますねーぐらいな感じでしたし、こちらはしんどかったので目の前に画面があってもじっくり見ることもなく、サラッと終わっていたのですが、結果が来て驚きました。
自分としては全く自覚がない状態でしたが、食道から胃、十二指腸にかけて炎症が見られ治療が必要な状態だとのこと。判定で言うとDの状態(一番悪い、治療が必要なレベル)でした。
自分でも実際の胃カメラの際に言われたことが上記のようにライトだったので軽く考えていたので驚いたのですが、ここは真摯に受け止めて病院に行ってお薬をもらったほうがよさそうです。
このように自分の体で不調があればそこを見てもらったりケガであれば外から自分で見ることもできますが、普段は絶対見られない内臓でもあり、また薬を飲むべきか否かの判断というのはぼくにはできません。
胃カメラによってまさに自分の体の中が見える化されているのですが、何か原因があるならそれを突き止めて改善しないといけませんし、今ある状況に対しての処置も必要です。
ただこれも見える化しているからこそできることです。特にぼく自身に自覚症状がないので余計にです。
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顧問先の中身の見える化
お客様の帳簿を日々見ていると確かに数字の羅列なのでそれ自体に楽しく感じられる要素は少ないです。
社長さんによっては経理部、総務部などにこの帳簿作成、経理作業をお任せしているでしょうからなおさら自分の会社の数字を意識する機会が少ないと思います。
例えば11月のその一時点だけで見るとポイント、つまり点でしかないですのでそこから何かを読み取るのは難しい面もありますが、これがフロー、つまり流れだとどうでしょうか?
フローを見るには月次推移といって、毎月の数字を横並びにした帳票をつくることで数字の上下動をみることができます。
さらに去年との対比も可能です。前年同期比という言葉を聞いたことがある方も多いと思マスが、例えば2021年1月の実績を前年同期比、2020年1月の実績と比較することで何か違いが表出しているか確認することができます。
一年間の流れ、過去との対比、もっというと期首にたてた事業計画の数字との比較も大切です。目標を達成できているか、達成できていないのなら何が要因か、そのために何をするべきか、アクションにまで落とし込んで初めてその事業計画が意義の大きいものになっていきます。
グラフにしたり数字を並べてみるのはとても有効です。そのうえでどんな判断をするかを見極めていきましょう。
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数字で見える化するために必要なこと
自分の体のことは血液検査、画像検査いろいろありますがすべて見える化するためのツールです。
事業においても同じく数字が見える化のための第一歩ですが、それに必要なことはとてもシンプルです。帳簿を作る、経理をタイムリーに行う、これだけです。
税理士業界では年一の関与といって、年に一回、帳簿を作って決算申告をするということがありますが、数字でいろんなことを判断しようと思うと年一回では少なすぎるというのが実感としてあります。
コロナ禍の中でも事業者は環境に合わせて自分の事業をフィットさせたり修正していくことが求められますが、その修正や判断をするのが年に一回だと事業環境に置いてけぼりを食らいます。
見える化してタイムリーに動こうと思うとやはり数字をいかに適切なタイミングで手に入れるか、ここに尽きます。
締め作業が早い事業者さんでは翌月10日、20日、もっと早いところだと翌月5日とかも見かけますので、数字の精度と速さのバランスを意識しつつ、次のステップに進むための月次決算の迅速化も考えてみましょう。
まとめ
見える化というのは口に出したり文字にすると簡単ですが、実際に実行するのは大変な面があります。
それでもその大変さに見合う効果が得られるので事業についても月次決算の迅速化について考えてみてはいかがでしょうか。
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